医者にかかる順番

常連さんが、「最近調子が悪くあちこち具合が悪い。まず膝、それと朝は手がこわばる。婦人科も不安。膝はグルコサミンかコンドロイチンを飲もうと思っているし、手のこわばりは調べてもらったら薬を飲むほどではないが、すこしリウマチがあるとのこと、婦人科は閉経の問題があるかどうかわからない。」と言う。こういう場合普通に考えれば、整形、リウマチ(膠原病)科、婦人科を受診するだろうが、各々の科で薬を出されるとかなりだぶる可能性がある。まずは婦人科に行ってホルモンの問題はどうか調べ、何か処方されればそれで膝痛が楽になるケースがある。手のこわばりは無理だろうが、うまくいくと少し楽になるかもしれない。それを膝痛の整形から行ってしまうと消炎剤など出され、リウマチの手の痛みも消えてしまうかもしれない。いくつか症状がある場合は病気は横並びではなく、階層である。1階の問題が2階に響く。2階に住んでいて少し床が傾いていて、机を少し補強しても原因が1階の地盤にあれば、いくら2階の机を直しても無意味である。女性も50才頃になると色々と症状は出る。専門家に話を伺いながらどの症状とどの病気が関連があるのか勉強しなくてはならない。手当たり次第色々行って、同じ作用の薬がダブることはよくある。治し方にはコツと順番がある。

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