懲りない方

坐骨神経痛で通っていた方が、ほぼ治まり準卒業を出した。なぜかその後すぐに来たので聞いたら、「今度はパソコンのやり過ぎで具合が悪く、坐骨まで辛い。」という。腕を診るといかに根を詰めたかがわかる。完全にやり過ぎで神経の興奮とともに、坐骨神経まて反応したのであろう。この問題は殆ど本人の性格に起因する。身体の器が10で心の満足度が15だといつも具合が悪い。15以上やらなければ納得しないし、自分が許せない。その頃には身体が壊れている。日本人はどうも我慢とか耐えたというのに弱い。愚痴を言わないことを美徳とする生き方がある。これでは身体はたまらない。以前から「我慢弱い生き方」「身体を基準にした生き方」など書いているが、中々浸透しない。心は何時でも無限なので、心が満足するまでやってしまうと身体が持たない。本人の性格までは変わらないから、ある程度火傷をしてこりてもらうしかないと思っている。こう言う方はまた数ヶ月すると同じ事をする。その都度、カルテに「だから言ったじゃない。」と書くが当分続きそうである。

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