テレワークで音を上げる

新型コロナウィルスの影響でテレワークの方は多い。そういう方達が口を揃えていうのが、「通勤がなくて楽だが、自宅でのパソコン環境がオフィスとは違い、すぐに疲れてしまう。これなら会社に行きたい。」と言う。女性の場合だと、「子供はいるし、旦那はいるし、会社ならランチで外食できるが、自宅だと作らないといけない。仕事の調子が乗ってきたと思うと家族の邪魔が入る。結局遅い時間にやるしかなく、プライベートと区別できず、心が切り替わらない。」と嘆く。気持ちは分かる。最近はコロナ離婚とか言われ、家庭内で夫婦・子供とも仲が悪い話をよく聞く。特にテレワークということはパソコン仕事だから、ちょっとした机や椅子の高さ、キーボードの使い勝手、マウスの形状などが影響する。そういう方達の身体を診ていると以前ブログで書いた、「身体に痛みがある時の身体の器は1/3」を思い出す。オフィスで10の仕事が出来るとして、自宅だと環境が悪いから、7程度だろうと思っている。しかし実際は3程度の器しかなく、5の仕事をしただけで疲れてしまう。本人は7だと思っているから、「どうして5で疲れるの?」と思ってしまう。器が3だとわかれば簡単な話なのだが、そこに気がつかない。新型コロナウィルスの影響はこんな所にも出てくる。テレワークを続けなければならない方達は当分注意が必要である。せめて首や腕だけでも機械を使って刺激して欲しい。

image_print印刷する