常連さんが股関節が痛いというので、レントゲンを撮ったら、「変形性股関節症」の病名がついた。当院のブログで、「股関節症」を調べたら殆ど記事がなく、どうしてなのかと聞いてきた。理由は簡単で、20-30年前に比べて股関節の手術の成功率が上がり、術後のリハが殆ど必要なくなったからである。最近では手術の後そのまま退院というケースも珍しくない。それぐらい成績が良い。だから我々が診るケースが極端に減ったわけである。腰椎椎間板ヘルニアの手術なども昔に比べると低侵襲(殆ど開けないで出来る手術)で成績が良い。技術の格段の進歩を感じる。昔では考えられないが股関節両側同時手術が出来る病院(日産玉川病院)もある。ブログは患者さんのちょっと気がつきにくい治療ポイントなどを書くから、扱う症状の数が多いものの数が増えてしまう。昔なら、「減量」「水中ウォーキングで筋トレ」「股関節周辺の鍼灸」などと言っていたが、これだけ手術の成績が良く「かなり酷くなっても手術で治る。」となると、今後殆ど股関節のブログを書く事はないのではないかと思っている。
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