ちょっとずつ惜しい治療

常連さんが最近寝られないという。医者から薬はもらっているのだが、1錠で効かないと2-3錠と飲んでしまうと言う。以前漢方も飲んだが、すぐには眠れないという。そして最近足が冷えたり、浮腫んだりしているので、足浴器を考えているという。話を聞きながら、「どれも少しずつ惜しい。」と思った。この季節、連日猛暑で一日中エアコンを入れている方は多いと思う。そんな身体をリセットするには足浴器では足らず、半身浴がいい。私などは毎日やっているが、今なら40-41℃程度の風呂に半身入っているだけで10分程度で額に汗がにじむ。額に汗がにじめば全身の血流が良くなったということを意味する。こういう発汗は身体をリセットするのに1番いい。一日中エアコンの部屋にいては自律神経もおかしくなる。足が冷えたり、浮腫んでもちゃんと脳や心臓に命令を送らない。「何となくだるい。」と感じるだけで、身体が元に戻らない。日に2回の発汗は大事である。そして薬も1錠でダメなら2錠3錠と気持ちは分かるが、1.5錠という考え方はないのだろうかと思ってしまう。薬によっては分割出来ないのもあるから先生の指導は頂かなくてはならないが、健康食品などは0.25でよく考えている。1錠がダメなら、1.25錠である。料理でもなんでもそうだろうが、「さじ加減」というが大事である。便秘薬も乳酸菌も適量はある。あと睡眠も色々なタイプがあり、寝付けないのか目が覚めてしまうのかによって薬が違う。先生にちゃんと状況を伝えた方がいい。ただ寝られないというのと、寝付けないでは薬が違う。そして漢方薬だが、飲んでパッと寝られたという話はあまり聞かない。何となく落ちついたり、身体が温まったりして寝られる環境を作るのにはいいが、飲んで速効効いたというたぐいの物ではない。そして以前、「安眠に関して」でも書いたが、睡眠の条件というのは結構ある。音や匂い、肌触り、気温や空腹などちょっと不快と感じただけでも眠れないものである。普段から「こういう条件があると寝られる。」というのを実験していなければならない。特に女性の場合は生理前症候群などで不眠を訴える方は多い。最低限の検査も必要であろう。不眠対策に取り組んでいたが、ちょっとずつ惜しかった。

image_print印刷する