小鳥タイプ詳細

小鳥タイプとは人の身体の筋肉の質を何パターンかに分類した時の1つの呼び名です。
大きく分けますと「小鳥タイプ」「ライオンタイプ」「宇宙人タイプ」「ターミネータータイプ」とおおよそ分類できます。
小鳥タイプは細身の女性に多く、いつも腰が痛いと言い、頭痛、生理痛、膝痛、坐骨神経痛や冷え性に悩まされ、体力が続かずすぐ根を上げてしまいます。それでも頑張ると信じられないような症状が出てきて、身体に止めさせられてしまいます。粘膜が大体ダメで特にのどの症状は慢性的、アトピー性皮膚炎や花粉症に悩み、特に腸は昔から弱い方が殆どです。更年期を迎えると心臓が痛いと言い、不眠症や首のゆがみが慢性、関節は弱くちょっとのことですぐに痛みが出ます。食べても太れず、同僚からはいいねと言われますが、本人はもう少し体力をつけたいと思っています。体力のある友達が羨ましく夜遅くまで遊びたいですが、体力が持たず、翌日の仕事を考えると早く寝たいというのが本音です。

■どうして身体が弱いのか
小鳥タイプの方は体質や遺伝と言ってしまえばそれまでですが、どうして色々に症状が出るのでしょうか?根本的には免疫の問題があり、それは腸が弱いことを意味します。具体的に便秘や下痢をしていなくても、機能的に身体に入ってきた異物に戦う力が十分ではありません。感染が慢性化してしまいます。花粉症やのどの痛み、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎など殆どが粘膜の症状です。そうなると身体にいるウィルスが暴れ出し、関節痛を起こします。首が痛かったり、坐骨神経痛や顎関節炎が慢性化します。小鳥タイプの方の体がやられている原因は殆ど同じです。意外とシンプルです。ですから治療法も殆ど同じやり方で改善します。

■まずは腸から
免疫の状態を調べて、まず腸から治療します。当院では「親が死んでもトイレが先」という言葉を作り、排便要求の大切さを説明しております。

■乳酸菌を使う
ORT乳酸菌、ビオフェルミン、アレルケア、ロロン錠、エビオスなどがおすすめです。

■食品チェック
食品アレルギーのある方は血液検査で分かりますが、The Bi-Digital O-Ring Testを使って調べる方法もあります。チェックする食品をABCに分け、Aは身体にいい物、Bは影響のないもの、Cは身体に悪い物として分類します。量などもチェック出来ます。身体にいいからと言って適量を超えれば何でも害になります。食べ合わせなどもチェック出来ます。

■按腹(あんぷく)
按腹はお腹のマッサージですが、レベル1・2・3とあります。レベル1は軽く腹筋を治療するレベル。レベル2は少し深くて胃腸自体を刺激するレベル。レベル3は刺激をお腹から背骨まで到達させるレベル。これはかなりきついです。本格的に治療する場合は、大腸内視鏡の結果を見てからになります。レベル3は滅多に行いませんが、ひどい腰痛治療の切り札として用います。強い刺激なので翌日に反応が出ることもあります。

■温灸関係
昔から灸や温灸は身体を温める治療として定着してきました。病院ではホットパックや遠赤外線の治療器など定番です。最近は家庭用の機械も増え、治療が手軽になりました。当院はお腹の深い所まで熱を届かせるよう「On-Q」という機械を使っています。寒い季節、足湯も今は自宅で簡単に出来ます。Panasonicの足浴器などは少量の水をスチームにして温めるので手間がかからずお薦めです。

■酵素風呂
酵素風呂は主成分の檜パウダー(檜のオガクズ)と米ぬかや薬草、野草酵素のブレンドに温浴し、50~70度の発酵熱に身を包む最新の温泉療法です。子宮内膜症の方が劇的に良くなったことをきっかけとして興味を持ち、冷え性の方、婦人科に問題のある方や坐骨神経痛のひどい方にはお薦めです。サウナなどとは違い、息苦しくなることもなく、終わった後の発汗量のすごさはデトックスや美容効果も高くお薦めです。

■繊維食
便秘に繊維食は有名ですが、当院では真っ黒金平を勧めています。普通金平を作る時はごぼうを水に浸し、灰汁を抜きます。ごぼうは線維だけでなく、この灰汁が下剤です。折角の下剤を捨ててはもったいない。灰汁を抜かずそのまま金平を作って戴きたい。出来上がりは真っ黒で、とても人様に見せられるものではありませんが、味はいつもより少し粉っぽいかなぁという程度なので、家族で食べるのには問題はないと思います。

■下剤
下剤は腸を動かそうとするもの、腸の中の水分を増やしたり、便に水を含ませて柔らかくしたり考え方は色々とあります。腸を動かそうとして有名なのは「センナ」です。市販の下剤の中にも多く含まれており、効くことは効くのですが、しぶり腹といって排便時に腹痛を伴います。これがいやでセンナを飲まない方もいます。腸内水分を増やそうとして有名なのは「ミルマグ」です。ミルクオブマグネシウムの略で、水酸化マグネシウムです。これは胃にも優しく、下剤としても穏やかなので体力のない方にもお薦めできます。

■浣腸
日本ではイチジク浣腸が有名ですが、外国ではコーヒーを使った浣腸もあります。
 大腸の下行結腸(おへその左側)には不消化物や硫化水素、菌の死骸から腐敗発酵したものまで、多くあります。お掃除感覚で早く出したいものです。大腸がんの発生率も下行結腸は高く、いつもスッキリさせておきたい所です。

■断食
断食はほぼ最終手段です。目的は体質改善、腰痛・高血圧・糖尿病治療などですが、脳への栄養補給を一時的に変えることで、ストレスに対する脳の感じ方を変えようというのが狙いです。

■顎関節と歯周病
小鳥タイプの治療に口腔内の「顎関節」と「歯周病」の治療は欠かせません。悪い噛み合わせで自律神経うまく働かず、周辺の頭痛や鼻炎、耳の症状が出ることがよくあります。 初診時にこの問題につきあたる方はとても多く、それを治療することによって、こんなに顎関節が影響していたのかと改めて驚きます。そして最近は歯周病も多く、その菌が肺のみならず、心臓や脳などへも影響があるという論文が増えてきました。また歯ブラシが問題で血管への問題も指摘されるようになりました。

■首のゆがみ
歯の噛み合わせが良くないと必ず「頸椎2番」に悪影響がでます。以前は首のゆがみを矯正して頑張って治してきましたが、歯医者の1回の治療で簡単に首が狂うことがわかり、今は歯医者が終わってから首の治療をしています。特に細身の女性で頭痛持ちの方やむち打ちなどの後遺症がある方などは必ずチェックするポイントです。ここが丁度脳に行く2系統の血管(頸動脈と椎骨動脈)のうち、椎骨動脈の通り道で、脳に入る時に迂回して入るために、ここがゆがむと脳への血流、特に後頭部への血流が落ちます。そうなると脳の後ろは視覚野なので、物に焦点を合わせるようなことを嫌がったり、書類を連続で読めなくなります。

■矢状縫合
首や顎関節がゆがんで時間が経つと、頭の骨まで影響が出てきます。頭蓋骨の正中線には縫ったように右と左頭の接合部があります。これを「矢状縫合-しじょうほうごう」と言いますが、ここにストレスがかかり、左右の頭の高さに違いが出てくるのです。首のゆがみならぬ、頭のゆがみです。軽い方でしたら、頭皮を治療するだけですぐに治りますが、慢性化すると頭に鍼を100本ほど打ったり、頭の浮腫の治療をしたりします。ここを治療すると頭の静脈を刺激することになるので、頭や顔面の浮腫によく効きます。治療するポイントも大体決まっていて、脳の最大の大動脈-前中大脳動脈の反応点を狙います。ここの治療は鬱病や物忘れにも効果があり、将来、頭の疾患の予防にもなります。

■胸骨のゆがみ
次は胸骨のゆがみです。このゆがみは見つけることが難しく、腕の慢性のこりや首のゆがみ、呼吸器疾患(喘息)、パソコン病などで発症します。特に咳をしている時にここがゆがんでいると中々咳が止まりにくく、ここに鍼を打つだけでも効果があります。まず診なくてはいけないのが左右差です。特に赤い点で示した肋骨と胸骨の接合部です。ここの左右差は治療しなくてはいけません。治療経過が良くなければ一度疑ってみるポイントです。治療法は患部だけで、肩甲骨の運動法によってかなり改善します。最近ここがゆがむ方達の原因は殆どがパソコンです。昔は肺炎、現代社会はパソコン病です。

■内転筋
内転筋は太腿の内側にあります。胃腸の調子が悪いと硬くなったりして、内臓の反射がよくでるところです。小鳥タイプの方が坐骨神経痛や股関節の症状がある場合、必ずこの内転筋をチェックします。 治療は痛くて辛い所ですが、難しい腰痛の治療ポイントとして外せません。

■心臓の反応点
心臓の反応点は左肩甲骨下部、背骨との間に出ます。ここに反応があるからと言って心臓病というわけではありません。この反応点は自律神経、特に交感神経興奮時によく出ます。つまりストレスがかかった時に反応します。私はこの反応を「やだもん」と言っています。まるで心がそのまま体表に出ているようなものです。口で何と言っても、身体は正直ですから、このこりを見て、「やりたくないのでしょう。本当は・・・。」と言うと殆どの方は黙ってしまいます。

■ヘルペス対策
ヘルペスは帯状疱疹や口の中の赤いブツブツぐらいしか思い当たらないかもしれませんが、小鳥タイプの治療にはかかせません。ヘルペスはウィルスで菌とは違い、抗生剤では殺せません。抗ウィルス剤で抑える方法はありますが、ウィルスはなくならないのです。免疫を上げてウィルスが暴れないようにする以外に方法がありません。腸を元気にすることが治療法です。

■耳鼻咽喉科チェック
小鳥タイプの方は殆ど、耳鼻咽喉科の病気を持っています。喉が弱かったり、眩暈や突発性難聴、そして鼻炎に花粉症とアトピー性皮膚炎まである方がいます。

■婦人科疾患
細身の女性ですと婦人科疾患を持っている方は多く、子宮内膜症、卵巣嚢腫、子宮筋腫、生理不順に生理痛などは多い症状です。特に生理の時に頭痛や坐骨神経痛のある方は鎮痛剤が効きにくい方が多く、ただ耐えているようです。また更年期にホットフラッシュなどの症状がある場合は、ホルモン剤服用をどう考えるか専門家の意見も分かれ、難しい問題です。婦人科疾患で言えることは「冷え性」がベースにあり、血流改善を具体的にどう治療していくかがポイントになります。

■坐骨神経痛
小鳥タイプの方は殆どこの坐骨神経痛をもっています。坐骨神経痛になる理由は冷えや骨格のゆがみや左右差、胃腸障害、血行不良、婦人科疾患とあげればキリがないですが、中々完治しません。悪条件が揃えばすぐに出る坐骨神経痛ですから、いかにつき合っていくかが課題になります。

■関節が弱いということ
小鳥タイプの方は関節が弱い方が多いです。少し無理をすると何処かの関節が根を上げます。それもいつも腰というわけではなく、膝や足首、場合によっては手や足の指の関節、肩や首はもちろん、その症状は顎関節にまでいきます。痛みが動くことから、身体の中を駆け巡っている感じがします。これは構造の問題なので、何処か1ヶ所に負担をかけ続けないことがコツです。スポーツなら水泳、マラソンは程々に、ダッシュするスポーツは身体の本音を聞いてから、行って頂くと壊しません。

image_print印刷する