ここ数日、「何となく腰が重く治らない。過食など悪いことはしていないのだが・・・。」と言う方が多い。昨日も80代の常連さんが全く同じ事を言ってきた。全身を調べると確かに胃腸の反応とは違う反応である。では何か、「冷え」である。足の脛やふくらはぎ、太腿の裏など血行不良に関わるところだけ硬い。まず身体は冷やされれば足の血管が収縮する。足に血が行かなければ心臓に対して、「もっと足に血を下さい。」という命令が行く。心臓は頑張って血圧を上げるか脈を上げる。いずれにしても心臓には負担がかかる。この80代の方は心臓の反応が強く出ていて、「最近診たことがないぐらい心臓の反応が強いです。血圧や胸など大丈夫ですか?」と聞いたら、「最近朝の血圧が高くて気になっていた。何となく脈も乱れていた。数ヶ月前に脈が乱れるのは医者で治してもらったから大丈夫だろうと思っていたが、理由が分かって良かった。しかし風呂はちゃんと入っていたんだけどね・・・。」という。「これは一度心臓を調べた方がいいです。心電図等で異常がなければ発汗で良くなりますがただ風呂には入れるからいいと言うことではなく、身体のスイッチがちゃんと入らなければダメです。今回のこの冷え、中々手強いです。こう言う方が日に3-4人来ます。」ここ数週間の気温の変化に身体がついていけない。これでは患者さんは参ってしまう。中々原因もわからず腰が良くならない方、一度心臓を疑ってみるといい。
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