政治家と起業家は胃腸が生命線

昔代議士の先生を治療していたときに、「最近やけに身体の反応が悪い。治療してもまったく身体が反応しない。このままでは政治家を続けられないのではないだろうか?」と感じ、次の選挙を見ていたら立候補すらしなかった。身体が持たなかったのであろう。ではこの身体だが何が大事かというと、「胃腸機能」である。年を取っても健啖家はいるが胃弱の健啖家などは聞いたことがない。常連さんが数社、社外取締役になった途端、外食続きで身体が参ってしまいつくづく、「会社で偉くなれる人は間違いなく胃腸が強い。毎日の宴会に耐えられなければ社長にはなれない。やる気や企画力、能力よりも胃腸が一番大事という事が良くわかった。」と言っていた。頭を磨いたり、人脈作りもとても大事だが、胃腸の強い人しか残れないとなると、少し子育ても変わるのではないだろうか。「勉強ばかりしていないで硬いものをよく噛んで訓練をしなさい。今から少し色々な物を食べて胃腸を鍛えます。」役者の風間トオルは子供の頃は極貧で、お腹が空くと公園の草を食べたという。ある番組で実際に公園に行って、「この草は苦いし、これは水を飲めば食べられる。」とやっていた。また取材でインドへ行ったときにスタッフは皆お腹を壊したのに、風間トオルだけは壊さなかったという。どれだけ胃腸が強いかが分かる。公園に行って草を食べろとは言わないが、子供を将来大人物に育てたいと思うなら、これは外せないポイントである。

image_print印刷する