病名で「突発性○○」というのは聞いた事があると思います。
医学で突発性というのは、原因不明を意味します。
何故その病気になったかわからない。原因は不明なんです。これが突発性という意味です。
原因がわからないので治療も的確性を欠きます。
ウィルス性上気道炎ならウィルスが原因で喉が痛いので、ウィルスを減らせば確実に良くなれます。
原因と治療法は極めて明確です。
突発性○○と病名をつけられても治ればいいですが、良くならなかったとしても、「原因はわからないので、薬が効かなくてもそれはしかたありません。」となってしまいます。
効けば、「それはラッキーでしたね。」という話です。
患者にしたら薬が効かないのは不安でしょうが、この話は雨漏りに例えるとわかりやすいです。
雨漏りは何処に穴が開いているかわからない事が多いそうです。
屋根屋さんが色々と修理してくれても直らない場合、
「取り敢えず直してみましたがダメですか。実は雨漏りって何処から漏れているか中々特定できないのです。違うところを修理してみますが、確実に雨漏りが止まるかどうかはやってみないとわかりません。又頑張ります。」と言われると思います。
「突発性」というのはこういう事です。
では諦めなければならないかというとそうでもありません。
当院では長年の経験により全身の免疫状態や粘膜の問題、生活環境にまで良くなる可能性を求めています。