どうして灸は効くのですか?

常連さんから、「お灸は凄いと聞きましたが、どうして効くのですか?」と質問された。以前、キズ治療というブログを書いたが、少し例え話をした。「ご夫婦で喧嘩をしていたとします。大喧嘩で口もきかない。そんな時、子供が交通事故で骨を折り、入院騒ぎになった。当然病院に駆けつけるでしょう。お父さんはお父さんなりにやることはあるし、お母さんは着替えや食事のこと、学校への連絡など色々としなければいけない事は多い。そんな時何時までも喧嘩を続けて口をきかないわけにはいかないでしょう。喧嘩を忘れてしまうでしょう。他の兄弟にも何か起こると根本の問題にまで影響があるのです。そんな事件が続けば喧嘩は自然にやっていられなくなります。だからお灸で火傷をさせて事件を起こしているのです。」と言ったら、「成る程そう言うことですか。わかりやすい。お灸の成分が何か身体に入るわけではないのですね。」と納得されていた。後はその刺激の「種類」と「量」が大事で、それに関しては我々の腕の見せ所である。

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