常連さんが珍しく胃腸が動かないという。o-ringで調べてみると(-4)と確かに悪い。こういう場合にはいつも2つのことを考えている。一つは「悪い方向に向いている向きを変えること」、もう一つは「良い方向の向きを維持すること」である。まず「向きを変える」にはこの方の場合は今までもそうだがお灸がよく効く。それを維持するにはやはり胃薬がいい。この方は百草丸を飲んでいて錠数を聞いたらあまりに少なかったので少し増やしてもらった。胃炎でよく「スタマックライン」に反応(左脚太腿)が出るが、胃薬も飲んでもらう。結局、外からの治療と中からの治療を同時に行う。長年仕事をしていると、「向きと持続」や「外も中も」のように身体を両面から見られるようになる。ここに来るまでお灸で胃だけ治療して向きを変えたまではいいが、すぐに戻ってしまい苦情をもらったり、スタマックラインも揉んだときはいいが、すぐに戻ったりした。戻る理由を考え、「向きと持続」や「外も中も」に気がついた。このやり方は成績が良い。ちょっとした治療のコツだが、知っているのと知らないのでは大分違う。
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