今日来た患者はアキレス腱を切り、手術後ギプスとリハをしていたが、身内から「手術して半年も経つのにまだ歩き方がギクシャクしている」と言われ来院された。患部を診るとアキレス腱が伸びないわけでも熱を持っているわけでも腫れているわけでもない。関節の動きも問題ないし、試しに歩いてもらったら、周りから言われるほどギクシャクしていない。本人はどう感じるのか聞いたら、「傷口が何となく違和感があって、ピリピリすることがある。少し不安定な感じ。」と言う。そして患部を詳しく見たら、手術の痕がかなり硬くなっている。酷いケロイドではないが、切ったところがボコボコしていて筋肉やアキレス腱、皮膚の滑走という言い方をするが、滑りはあまり良くないだろうと判断した。以前から傷口にはマヌーカハニーを使うと言っている。この方はもう術後なのでどうにもならないが、こういう手術後の皮膚と筋肉の滑走までは中々ドクターが考えてくれない。ではこういう場合どうするかである。キネシオテーピングをアキレス腱全体に貼ると皮膚と筋肉の滑りが良くなる。貼った後で歩いて頂いたら、「あら、何かぎこちなくない。いい感じ。」と言っていた。手術した先生から診れば、「アキレス腱はちゃんと繋いで縫った。」という事なのだが、我々リハ側から診ると、「つながった後は滑りが問題になるので、くれぐれも傷口を美しく御願いします。」となる。医者は「手術からどれくらい経ったか」が気になるが、我々は「ギプスが取れてリハを開始してからどれくらい経つか」が気になる。手術して半年経ったと思うか、リハはまだ3ヶ月しかやっていないとなるか、立場の違いは明確である。
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