これはあまり聞いたことがないと思います。鬱病の方は頭に血行不良があり、頚を患ってしまうとどうしても悪化しやすくなってしまいます。では頚を悪化させるものは何でしょうか?答えは、「噛み合わせ」「鼻炎」「腕のこり」です。「噛み合わせ」は歯医者に送るので、マウスピースを作ってもらって終わり。「鼻炎」はEAT(Bスポット療法)で耳鼻科に送って終わり。「腕のこり」は我々の仕事です。しかし困った事に腕は自覚症状が出ないのです。「腕が辛い」と言ってくる方はいません。腕の硬さが頚に影響して、肩こりや頚が辛いと言ってくるのです。腕をほぐせば自然に頚は楽になります。以前も鬱病で退院した方が、ご自宅に戻り、台所の鍋磨きと御礼の手紙を書いて一気に腕を使い悪化してしまいましたが、鬱病の時は腕は使ってはいけないのです。退院して部屋が気になっても片付けはしてはいけません。腕の使いすぎは自覚が出ず、すぐに頚に反応してしまうのです。ですから当院では、鬱病はまず腕を診て、そこから治療を開始します。
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