仕事柄、日舞などの芸事の方はよく治療する。ある日舞の方に、「歌舞伎にしても日舞にしても見事に子供達に継承されている。他の茶道や華道、役者、小唄、端唄、歌手などはそううまくはいっていないように見えるが、何かコツでもあるのですか?」と聞いたら、「良くはわからないが、私などは気がついたらもうやっていた。物心がつく前からやっていた。小学校高学年ぐらいだったら、やりたくないとか言うかも知れないが、その頃には私はもう初舞台から10年近く過ぎている。良いも悪いもなくやっていた。」という話を聞いて納得してしまった。まして師匠の子供となれば、子供の頃からお弟子さんに、「若、お上手ですね。やはり血ですね。先々代にそっくり。」などと言われて育つのであろう。そういう大人に囲まれていれば、簡単に染まってしまうことが想像に難くない。2-3才からやっていれば、身体もまだまだ成長期なので、その芸事なりに仕上がっていく。しかし30才近くになって始めたのでは、そこから身体作りである。所作にしても正座にしても、大変である。今クラシックバレエの方達が多く来ているが話を聞くと、「2-3才から始めた人にはかなわない。どうやっても抜けない。」という話を聞く。芸事などは身体を作ることがまずは基本なので、早いに越したことはないが、成長期過ぎてから目覚めた方は、芸を磨くことと身体のメンテは両輪だといつも思っている。
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