右乳がん術後で首肩の症状がなかなか取れない方が通っている。今日久しぶりに来て話を聞いたら、「手術した右側が弱いから、少し鍛えなければ・・・」と言う。ちょっとこの話を聞きながら違和感を感じた。手術をして胸筋を切っているから鍛えたいという気持ちは分かるが、身体にしてみたら、「切ったのだからあまり酷使しないで」と言いたいだろう。もし鍛えたいなら、ちゃんとトレーナーや治療家をつけて、時間をかけ計画的に鍛えなければならない。患者個人で出来るものではない。この状況は我々から診たら、毒を飲んで胃が痛くなり、胃薬を飲んでいるが治りません。もっと良い薬はないですか?と言っているように聞こえる。毒を飲むのをやめればいいのにと思ってしまう。よくスポーツ選手が、「○○が弱いので鍛えました。」と言っているが、セミプロでもプロなりにちゃんと指導者がついている。1人で出来るわけではない。一般の方は「御身大切」の考え方が大事だ。手術で弱くなったのですから、今までの7掛けぐらいで使って、ちゃんと身体が自力回復するのを確認する事が必要なのだ。自力回復も確認せず、鍛えたいというのは無謀だ。こういうところが少し我々と患者さんの考え方の違いだ。
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