今日来た常連さんは奥歯を抜いた後、鎮痛剤を飲むほどではないが何となく顔が辛いという。色々と話を聞いていたら、この間まで咳が治らず、何となく痔があると感じながらも医者には行っていなかったという。しかし不安になり医者に行ったら、「切れ痔と軽いイボ痔」と言われ、坐薬で終わったと言う。そんな話を聞きながら、「そんな時にまさか辛いものは食べていないよね」と言ったら、「カレーは食べましたけど・・・」と言う。我々から診たら、咳が完治していなくて痔もあれば、間違いなく神経は興奮している。そんな時に歯を抜いたら、歯医者がちゃんと抜いてくれたとしても神経症状は出やすくなっている。「僕なら咳と痔の完治の後に抜く」と言ったら、「関係があるとは知らなかった」と言う。以前から、「身体の何処かに痛みがあると」という話と「体験したから分かったこと」と「女優さんの歯科治療」でネタはしゃべっている。こういう事も医療を縦割りにすると起きてしまう。結局1人の身体の中で起こっていることなので、常に他の場所への影響力を見ていかないといけない。現実はまだまだそこまで行っていないが、やがては歯医者で、「今日は奥歯を抜きますが、咳や痔はないですよね」という時代が来て欲しいと思っている。
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