最近は単純に腰痛という方が少なく、アトピー性皮膚炎、鬱病、鼻炎、胃腸炎がらみの方ばかりである。
腰痛なのに胃腸の話をしたり、首のゆがみに噛み合わせやマウスピースの話、EAT(Bスポット療法)の話までしている。
特に首のゆがみには苦い思い出があって、以前ある患者さんが当院で首の治療をした後、歯医者に行ったらすぐに悪化して、我々の治療のもろさを露呈した。
それから鬱病患者も鼻炎と噛み合わせだけでかなり良くなることがわかり、まず歯医者と耳鼻科に送ってそれでもだめなら診るようにしている。
最近は腰痛や胃腸炎まで噛み合わせで良くなる。
もっと凄いことに我々が苦手としている「耳鳴り」まで噛み合わせで良くなる。
もうここまでくるとどんな患者もまず歯医者と思ってしまう。
先日も認知症のセミナーで効く薬がないものだから、口腔ケアだけで良くなる発表があった。
歯医者恐るべしである。
そんな中、「医科・歯科連携」と最近よく言われる。
医者と歯医者が連絡を取り合って、患者を診るという事である。
我々からするとそこに鍼灸を入れて欲しい。
「医科・歯科・鍼灸連携」となるとかなりのことができる。
私は幸いにしてBi-Digital O-Ring Test医学会所属で既にこの連携が出来ている。
だからどの分野の患者にも対応出来る。
やがてはラグビーのワンチームではないが、各科連携して今まで隙間に入って治療できなかった患者を治療できるようになる。
まずは「歯科連携」である。