聞き慣れない言葉かもしれないが、我々の世界では普通に使う言葉である。
一番わかりやすいのは、歯が痛いときに頭まで痛くなる。これは三叉神経が関わっていて、何となく体験することがあると思う。
先日も喉の違和感のある方がどこの耳鼻科に行って内視鏡で診てもらっても治らず、Bi-Digital O-Ring Testで調べたら、歯痛との関係がわかり、歯医者に送った。
以前から医療は縦割りでその隙間に落ちてしまう患者のことは書いているが、まさに典型例である。
患者心理としたら、もっと違う喉の専門家に診てもらいたいとなるだろうが、それでは答えは出ない。
以前も胃炎と膝痛の話を書いたが、胃の反応が左太腿に出来るので、膝痛が起こってしまうのである。
これはどこの医者に行けばいいのだろうか?
膝痛だから整形外科だろうが、調べても何も出てこない。それでもひつこく通うと、「膝自体に問題がないので、心療内科へ・・・」と言われてしまう。
原因は胃が悪く、ほったらかしで左脚が硬くなっただけなのに、心療内科へ回されるとは何とも悲しい。
以前、咳が止まらない患者の原因が胃炎や痔だったこともあり、こういう経験をする度に、「原因を狭い範囲で深掘りではなく、浅くていいから、もっと広く診て欲しい」と思ってしまう。
この関連痛は「ネットワーク論」と言って、いくつもブログを書いているが、中々広まらないことに最近は少しイライラしている。

