朝から晩まで鼻炎の話ばかり

この時期は特にそうだが、朝から晩まで鼻炎の話をしている。先程来た方も頭痛が酷いので頭のCTを撮ったが、異常がなかったという。この方は以前から鼻炎持ちなので、医者に行く前に相談していだければ、「EAT(Bスポット療法)を数回やって、頭痛に変化がなければCTを撮ったら」とアドバイスをしていただろう。以前ブログで、「難病治療の鍵は鼻にあった」と書いたが、長年仕事をしていて、こんなに鼻炎の影響が大きいとは昔は分からなかった。胃腸機能が弱い人も鼻炎が影響しているのではないかと思ってしまうし、鬱病患者は例外なく耳鼻科に送る。頭痛は勿論、免疫関係、がんに至るまで耳鼻科に送っている。結局、鼻がダメだと身体の粘膜が弱くなり、喉や胃腸は勿論、婦人科にまで悪い事をする。だから腰痛で来ても、それが胃腸がらみとわかれば鼻を治せとなってしまう。その結果、「あそこの鍼灸院に腰痛で行ったら、耳鼻科へ行けと言われた」となってしまい、この話だけ聞いたら、「そこ大丈夫?」と言われかねない。当院の常連さんは良くわかっているが、まだまだ鼻炎の話は世の中には浸透していない。後何十年かすれば、「鼻炎をほったらかしにするなんて、病気を治したくないと言っているのと同じ」という時代が来るが、その時までにひとつでも多くブログを残そうと思っている。

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