難病治療の鍵は鼻にあった

これはだいぶ古い話だか10年ほど前に難しい患者が溜まってしまって、にっちもさっちもいかない時期があった。毎日何百通とくる医療情報を見ながらある時、患者さんの特徴として、「何となく鼻が悪い。」ということに気がつき、鼻からアプローチできないかといろいろ探っていたら、EAT(Bスポット療法)と出会った。早速その学会(日本病巣疾患研究会)入会させていただくために、理事長に直談判し、「どうしても勉強したいので何とかしてください」と懇願し、入会を許可していただいた。当時難しい患者をを専門医に送ったが、ことごとく良くなるのに唖然としてしまった。長年の頭痛が良くなったり、病名がつけず筋肉が溶ける難病の方の筋肉の溶けるスピードが止まったり、鬱病が改善したり、なかなか治らなかった皮膚病の人が改善したりとその治療成績は驚くばかりである。この学会はとても賑やかで何時も200名ぐらい先生方が参加されるが、都内で実際にEAT(Bスポット療法)を受けられる病院は限られている。一つの理由に治療費が安すぎることがある。真面目にこの治療だけ取り組んでいたら、病院経営は傾いてしまう。だから「経済的余裕」と「志」のある所でなければ、治療が受けられないのが現実である。特に銀座の慶友クリニックの大場院長先生にはお世話になっている。何人患者を送ったかもう分からない。最近、新型コロナウィルスの第2波が叫ばれているが、こういう時期だからこそまずウィルスが鼻や喉の粘膜につくことを予防して頂きたい。EAT(Bスポット療法)には免疫の要である上咽頭を刺激することから、今後歳をとって色々な病気に悩まされるそういうものを予防する効果があると思っている。この辺はなかなかまだ科学的に証明されていない部分ではあるがおそらくEAT(Bスポット療法)を受けている人と受けてない人では相当の違いが出ることは間違いない。是非今の時期少し病院も空いているので、集中的にEAT(Bスポット療法)で治療することが最大の予防だと思っている。

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