昔は一生懸命患者の話に耳を傾けていたが、最近はあまり聞いていない。理由は簡単で、話の中に治療の答えが殆どないからである。患者は自覚できる症状しか言えないが、我々にしてみると、自覚の出ないところが原因だったりする。患者が感じるし症状だけを組み合わせて原因追及することが不可能なのである。自覚の出ないところを繋げないと本当の事がわからない。今日来た患者も、「腰は辛いけど全く腰に悪い事をしていない」と言う。身体を診たら、左腰や大腿四頭筋、ハムストリングなど、「腸の反応点」ばかりが目立つ。「最近、腸の具合は?」「今までと全く変わらない。大丈夫。」と言う。しかし「2-3週間前から腸に負担がかかったことしていない?」と聞くと、「そういえば、宴会が多く、酒の量が多かった。」と白状する。最近は毎回こればかりで、こちらが身体を診て、「○○はない?」と聞くと、「そういうば△△があった。」そんな経験ばかりだから、段々患者の話を聞かなくなってしまった。仕事柄、「あなたの身体は○○と言っていますが・・・」と伝えて、殆ど負けたことがない。こちらが読み取る情報の方がはるかに正しい。人も年をとると、2-3週間のことなど覚えていないが、身体には正確に刻まれている。こちらも長年の経験で時には占い師のように言い当てることはよくある今日この頃である。
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