身体の寺子屋・真犯人シリーズ-腸腰筋

今回は聞いたことがない言葉だとは思いますが、「腸腰筋」の話をします。
腸腰筋はお腹の内臓をすべて取り出すと背骨についている筋肉で、「大腰筋」と「腸骨筋」をあわせて、「腸腰筋」と呼んでいます。
背骨は前面に腸腰筋、後ろに脊柱起立筋があり、前後でしっかり支えられています。そして支えるだけでなく、柔軟に動く構造もあります。
我々が腰痛患者を診る場合、当院では「足の異常」「お腹の異常」の話をよくしてしますが、腸腰筋は「お腹の異常」の方に含まれます。
腸腰筋の特徴はいくつかありますが、代表的なところで、「股関節の屈曲」「股関節の安定化」「腰骨の安定化と保持」などがあります。
何故この筋肉を話題にするかというと、腰痛治療時に内臓をいじると同時に、この腸腰筋の治療も外せないからです。
内蔵や腸腰筋・腹筋が衰えてしまえば、背骨を前から支えるものが弱くなり、脊柱起立筋が頑張らざるを得なくなり、結果的に腰痛になってしまいます。
腸腰筋はお腹からも治療出来ますが、鼠径部を通るのでそこからの治療も可能です。
体幹筋のトレーニングなどでも言われていますが、腰痛治療には外せない筋肉です。名前だけでも覚えておいて下さい。

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