眩暈(めまい)を訴えてくる方は多い。良性発作性頭位めまい症という病名があって、耳の中の石が三半規管に入り込み、めまいを起こす。発作時間は短いまだが坐っていた立つときとか、頭の位置によって石が動き、眩暈が起こる。朝、目が醒めたときに少し右を向いたり、左を向いたりすると楽になる。医者に行くとメリスロンなどの薬が出る。売薬ではトラベルミンが効く。専門の先生が耳石を安定した場所に移動させるための体操、運動などもある。眩暈も天井がグルグル回る回転性と自分が立ちくらみのような眩暈と種類が分かれる。立ちくらみのようなものは肩に首の環境が悪いことが多く、我々の治療対象になる。EAT(Bスポット療法)やマウスピースで良くなる方は多い。我々は頭蓋骨を調整したり、耳の周りに鍼を打ったり、首を緩めたり、腹圧を下げたり、浮腫を取ったりする。漢方では耳は腎で治すといって、腎とは冷えや血行障害、浮腫の治療のことである。スプリングティーや五苓散(むくみ取り)などもいい。経験上、眩暈は初期に治療しておくと経過が良い。2-3回と再発するが、その都度悪化はしない。Bi-Digital O-Ring Testを使うと眩暈はヘルペスウィルスなどが増えていることが分かっている。EPAのfish oilや荏胡麻などはお薦めである。耳鼻科以外でもあの手この手とある。
■専門家はEpley法を行う。