キーワード

頭の血流と痔

漢方では痔の治療に頭のてっぺんのツボ(百会 ひゃくえ)を使う。学生時代に何故そんなところを使うのか不思議で色々な先生に聞いたが、「昔から効くんだから。」「頭を刺激して痛みが和らぐ。」「反射」などと言われ、明確な答えを教えてもらえなかった。臨床を重ねるうちにどうも頭の血流を上げ、自律神経の調整や反射がかかわっているのではないかと思うようになった。患者さんを診ていると頭の血流剤を飲んでいるうちは痔が治…

痔の術後について

常連さんが痔の手術をした。術後痛いらしくて何とも辛いという。坐薬はもらっているのだが、いまいち効かない。ないよりは良いが、完全に楽になるわけではないと言う。こんな時に勧めているのが、日に3回の入浴である。会社に行って仕事をする方達には難しいだろうが、それでも朝と晩に入るだけでも違う。次に出張など止めた方がいい。坐るときは円座を使っているだろうが、2時間以上は坐れない。外食で刺激物もダメである。特に…

痔と免疫

以前、年配のご婦人をBi-Digital O-Ring Testで全身スキャンしたら、膀胱周辺に異常を見つけた。 婦人科の可能性も低いし、痔ですかと聞いたら、「そうだ。」という。 いつからですかと聞くと、出産してからと言う。 出産後の痔はよくあるので仕方がないが、子供がもう50才近いので、いかにほったらかしかがわかる。 免疫を上げるのに痔は治さないと他の病気が治らないから、すぐに肛門科に行って下さ…

ネットワーク論その1

前回メルマガ配信で、「一つ病気をしたら他にも何かあると疑え」を書いた。 思いのほか反響があり、もう少し詳しく聞きたいと言う。 この話は身体の中のネットワーク論になってしまう。 いくつかはブログの中に書いてあるが少しまとめてみたい。 「坐骨神経痛と胆嚢炎」 ブログの中に「坐骨神経痛の治療の目安は8回」と書いてある。これを読んだ患者さんが、「私のは長患いですから多少の回数はともかく、是非よろしくお願い…

一つ病気をしたら他にも何かあると疑え

これは経験的に言えることだが、例えば乳がんの手術をしたとする。 そうすると必ず他にも何か異常がある。 例えば子宮や卵巣など婦人科の問題、鼻炎、喉、食生活、生き方・・・。 当院では検査で引っかかったり、手術をした後は必ず他もちゃんと調べるように指導をしている。 がんにしても食生活や過度のストレス、過酷な生き方なとがかかわっていれば、どこか一ヶ所の問題だけでは済まない。 たまたま手術で取ったところは一…

膝がザワザワする方達へ

時々、膝が痛いのではなくザワザワすると言う方が来る。どんなことを考えながら治療すれば良いかというとポイントは3つある。 1.自律神経の交感神経優位の場合があるので、マウスピースなどで過緊張を落とす。 2.粘膜(鼻、喉、皮膚、痔)が弱いと起こることがあるので、まずはEAT(Bスポット療法)をやって痔などはちゃんと治す。 3.症状を出している犯人はウィルスなので、抗ウィルス作用のある物を使う。EPA、…

強者患者

常連さんがお尻が痛く鍼をやったが効かない。「これは痔かも知れませんから専門医に診てもらってください。」ということになり、診てもらったのだが納得のいく診断と治療の話しが出なかったという。自分で色々と調べて痔の手術の術式や考え方、肛門科の経緯や歴史、英語の医学論文まですべて読み、一人だけ納得出来る先生を見つけたという。地方の肛門科の院長だったので会いに行って少し無理を言い診てもらったら、「君は医者?」…

産後のトラブル

仕事柄新米ママは多い。初産だと慣れない子育てに数時間おきの授乳、睡眠もままならずわからないことばかり。近くに母親がいればいいが、遠方だといちいち聞いていられない。出産後に痔や尿漏れは多く、初めての体験に戸惑ってしまう。場所が場所だけに医者にも行きにくい。痔などは特に便秘がダメで、睡眠も十分でなく、食生活も乱れてしまうと中々痔はやっかいである。妊娠中は子宮の前に膀胱、後ろは直腸である。子宮が大きくな…

イタリアンと腸の動き

以前、辛いものを食べて痔が悪化する話は書いた。昨晩はたまたま定休日だったので、家内と町をぶらぶらしていたら混んでいるイタリアンを見つけた。何とか座れたので思わず色々と注文してしまった。あまり食べたことのないアヒージョやパスタ(少し辛かった)がとても美味しかった。そうしたら家内が「やはり料理にこれだけニンニクを入れ、オリーブオイルと唐辛子を使うと美味しくなる。」と言っていた。普段は仕事柄、定休日の前…

「食べ物の通り道」と「空気の通り道」

Bi-Digital O-Ring Testをやっているとどうしても難しい方がよく来る。 「EAT(Bスポット療法)」「マウスピース」「乳酸菌」などは定番でよく指導しているが、鍼灸院に来てどうしてそんな指導を受けるのか疑問に思っている方がいるようである。 こちらが考えていることは、どうやったら「食べ物の通り道」と「空気の通り道」を整えられるかということである。 まず「食べ物の通り道」だが、歯で噛ん…

自分の身体を実験台にしてわかったこと

仕事柄、自分の体調が悪い時はすぐに治さないで少し病気をとっておくことにしている。 私自身が父親譲りの痔持ちなので大きな手術はしたが、その後も切れ痔が少々ある。 真面目に医者に通ってしまえばすぐに治ってしまうので、通わずに大切に持っている。 少々の切れ痔自体で何か問題が起こるわけではないので不安はない。 以前は痔の患者には大酒は止めなさいと指導していたが、いざ自分が大酒を飲んでみても痔は悪化しない。…

どういう治療を目指しているのですか?

最近は常連さんの質問が鋭い。 「先生は一体どういう治療を目指しているのですか?」 と聞かれた。 中々核をついた質問なので答えに困ったが、何となく頭に描いている話をした。 それは2つあって、 1.病院以外で1番いい治療 2.常連さんからがんを出さない 西洋医学の発達は目覚ましく、手術や検査などでは到底、東洋医学では太刀打ち出来ない。 では東洋医学は役に立たないのかというと決してそうではない。 病院に…

先生の健康法は何ですか?

こういう仕事をしていると時々、「先生の健康法は何ですか?何を飲んでいるのですか?」と聞かれる。 私は朝から晩まで具合の悪い人しか診ていない。 「絶好調です。」という人は一人もいない。 ではどういう風に具合が悪い人かというと、 1.ゴルフやテニス、マラソンなどで関節を痛めている方 2.過食が止まらない方 3.自分の器を越え、ストレスたっぷりで体調を壊している方 4.鼻炎や痔をほったらかしで免疫が上が…

下痢対策の話

以前から「鼻」「歯」「腸」に問題のある方は中々よくならないと書いた。この中でも先ずはじめに治療するのは腸である。本人も子供の頃から下痢体質と諦めている方でも乳酸菌の摂取やお酒の量や刺激物の摂取、脂肪分の制限などで下痢が改善することは多い。まず大人になると飲み会が頻繁になる方がいる。以前、ウィルス性の疾患で中々良くならなかった方がお酒の量を1/3にして、劇的に良くなった方がいた。本人もこんなにお酒を…

手術のあとの食べ過ぎに注意

痔の手術をした方が腰痛で来た。てっきり術後の問題かと思って身体を触ったら、食べ過ぎの反応である。話を聞くと術後は安静第一ということで、家でゴロゴロ暇なので、食べてしまったという。普段より極端に動かないので、腸の動きも止まり便が出ないという。腸の働きが悪い所に食べ過ぎなので余計に悪い。私自身、昔膝を怪我した時に同じ体験をした。切った膝を縫ってもらったあとに、自宅でゴロゴロしている。ご飯が出てくるから…

三日食べなきゃ七割治る

これは船瀬俊介先生の著書のタイトルである。 http://funase.net/ 少し発言は過激であるが、反論できない内容が多い。 最近先生の著書の中で気になる内容があったので、読んでみた。 内容がまとめられていたので、掲載する。 ●風邪、下痢、過労、骨折は劇的に治る ●どんな炎症も断食で治る、水虫も完治 ●断食で歯槽膿漏の腫れなどは治る ●断食は便秘に効果がある ●痔の炎症にも断食はいい効果があ…

病気ドミノ倒し

次の病歴はある患者さんの実際の年表である。 14才 虫垂炎 25才 帝王切開 27才 帝王切開2回目 30才 急性腎炎 32才 腎盂炎 36才 卵巣嚢腫 38才 子宮筋腫 54才 虚血性静脈疾患 60才 神経鞘腫 それに肥満、高血圧に高脂血症、肝機能が高く、痔と大腸ポリープ、右坐骨神経痛がある。 まさに病気の問屋さんである。 しかしこれだけ病名があっても私からすると根本原因は、「腫瘍体質」と「血行…

病気になったら喜べ

これはあまり一般の方にはあてはまらないかもしれませんが、私自身スタッフには、「病気になったら喜べ」と言っています。 理由は簡単です。 体験できるからです。 何事も味わうということが大事で、全ての病気は味わえませんが、せめてその中のいくつかだけでも体験すると見えないものが見えてくるからです。 以前父が痔持ちでよく、ウォシュレットにしてから調子がいいと言っていました。 ご多分に漏れず、私も痔持ちでひど…

頭の治療

頭を治療しますというと驚く方がいます。 我々はマッサージや鍼をよくやる所なのですが、頭に鍼を打って大丈夫ですかと疑問に思う気持ちもわかります。 頭も実は関節で出来ていて、矢状縫合・冠状縫合・ラムダ縫合といくつかの骨がつなぎ合わさって出来ています。 関節ですから、ゆがんだり当然あるわけです。 あと頭のてっぺんはいくつも穴が空いていて脳の中から静脈が出てくる所なので、治療ポイントとしてはとても大切な場…

治療の的確性

以前にある先生から「治療とは相手の心の力を引き出すこと。」という貴い言葉を頂いた。当時は若くて意味もわからず、「ではどうすればいいのですか?」と伺ったら、「的確性、それ以外に無い。」とご指導を頂いた。 最近、この言葉が胸に刺さる。 最近治療した方でもこれだけ的確性に欠けている。 1.膝痛で患部に注射をしていた-太腿の治療で改善 2.指のケガが原因の背中の痛みを暖めていた-炎症なので冷やす 3.捻挫…