キーワード 睡眠

旅行と便秘と睡眠

常連さんが海外に行って、酷い便秘と全く寝られず困ったという。女性の場合、普段から多少の便秘があれば、旅行でまったくお通じがなくなってしまう話はよく聞く。2-3日ならまだいいが、酷い方は1週間も出なくなると言う。特に女性で困るのは、「私ここ2-3日出ていないの。」と友達に言うと、「そんなの軽いわよ。私などは5-6日出ないことはよくある。」と病気自慢なんだか、軽いと言いたいのか良くわからない。こんな状…

2分で必ず眠れる睡眠方法

うちの息子が今臨床心理士の勉強をしていて、不眠に関して面白いビデオを教えてくれた。まずは見て欲しい。 仕事柄、不眠症の方は多い。明日のことを考えてはいけないというのはわかっていて、それを考えないようにするのもダメとわかっている。無にしなさいといっても出来ない。私も興味があって実験してみたら、単語が殆ど出ず、考えているうちに驚くほどすぐに眠気が来る。 科学的根拠に基づいた睡眠方法、カナダのリュック・…

睡眠薬と頭痛

中高年の女性で眠れないという方は多い。Bi-Digital O-Ring Testを使って薬を合わせても、中々患者さんの思った結果が出ないことがあります。その一つの理由に昼間に薬を合わせるのと、実際に飲む夜に薬を調べるのでは違うと言うことです。昼は交感神経優位で血管を締める方向ですから、睡眠薬や安定剤などの血管を少し開こうとする薬は有効と判断されます。しかしそれを実際、夜の副交感神経優位で血管が開…

健康を保つ4つの基本

仕事柄、「健康を保つのに必要なことは何ですか?」と聞かれる。そんな時はいつも「睡眠」「食事」「運動」「思想」と言っている。最近はテレビを見れば、大リーグの大谷選手の話ばかりで、あまりの好成績に秘訣を調べてみたら、「10時間睡眠」と書いてあった。改めて睡眠の重要性を感じた方も多いと思う。「食事」に関してはいうまでもなく、身体は食べ物から作られている。どんな物を身体に入れるかで体調が変わってしまうのは…

突然血圧が上がった

常連さんが突然高血圧になったという。女性が閉経前後で不眠症(寝付けない、途中で目が覚める、早く起きてしまう)を訴えた場合によくこういう事が起こる。不眠症とそれ以外気になることはないかと聞いたら、「不眠症は少し長い。最近は脚も硬い。」と言う。調べてみるとかなり脚が酷い。心臓に口があれば、「不眠症は最近は睡眠負債と言ってどんどんたまるもの。ちゃんと管理してもらわないと悪化の一途をたどる。睡眠が乱れれば…

介護と川柳

最近、母が高齢で入退院を繰り返している。 慣れない介護で色々と専門職の方から話を聞いたり、知らないことを調べていくうちにいくつか面白い川柳を見つけた。披露したい。 ・いつ死ぬか分かれば貯金使うのに ・生きがいは何かと聞かれ「生きること」 ・ルンバさえ越えてる段に足とられ ・付いて来い言った家内に付いて行く ・通帳に暗証番号書いている ・寝てるのに起こされて飲む睡眠薬 ・ペットロス主人の時より号泣し…

肘痛とワクワク

肘痛で通っている常連さんが、うちで良くならず色々と医者を紹介したが、中々完治までいっていない。今通っている病院でも新しい治療法を検討中だが、高額なこともあり少し躊躇している。本人は、「治れば安いものだけど、治らないとなると他のことにお金を使いたくて・・・」と言う。話を聞いたら、新たに勉強したいことがあってそちらにお金を使うか悩んでいるという。「それはまず自分がワクワクする方にお金を使った方がいいで…

発熱と膿吐き出し

仕事が極端に忙しくなると時々熱を出す方がいる。本人は、「こんな時、熱を出している場合ではない。」と思っているだろうが、我々から診ると、「発熱して本当に良かった」と言いたくなってしまう。まず発熱は感染などで身体に侵入した細菌やウィルスなど(両方とも熱に弱い)をやっつけるために身体が自ら熱を作り出す。熱を出せるという事は体力がある証拠で悪い事ではない。最近は何でもすぐに解熱剤の話になってしまうが、余程…

鎮痛剤や神経ブロックは「休戦状態」

仕事柄、患者さんが「鎮痛剤は病気を治していない」と言われるが我々は違う考え方を持っている。身体が痛みに耐えていると神経は興奮するし、胃腸は動かないし、免疫は下がるし、良いことなど何もない。以前から、「我慢弱い生き方」を言い続けているが、中々日本人の中にある、「痛みに耐える文化」や「痛いと言うことが恥、はしたない」から中々抜けだせない。痛ければ薬でも神経ブロックでもすればいいと思うが、「それは病気の…

徹夜のコツ

若い20-30代なら多少の徹夜も大丈夫だろうが、40代を越えるとかなりきついものがある。仕事でどうしても徹夜しなければいけない方に少しコツをお話したい。それは「食べないこと。」である。徹夜で何かするときに本来神経が休んでいるはずの時間に、働かせているわけだから、当然興奮する。自律神経で言えば交感神経優位になる。こうなると胃腸は動かない。そんなところに食事をしたら、どれだけ腸が嫌がるかわからない。殆…

閾値(いきち)について

常連さんが、「全然、腰に負担をかけていないのに腰が痛くなった。納得がいかない。しかし昨日たっぷり寝たら極端に楽なった。全くどうなっているのかわからない。」と言う。これは皆さんよく経験すると思う。こんな時は、「閾値(いきち)」の話をする。身体の器をコップに例え、98%まで入っていても本人は気がつかない。70%でも35%でも身体は何にも感じない。しかし100%を超えた途端、騒ぎ出す。閾値を超えたわけだ…

年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【まとめ】

【30代】体のこと別に気にしていない まず30代の方の特徴は10代・20代と何も体が変わっていないと感じていることです。確かにアフターファイブも元気だし、多少徹夜してもへこたれません。ゴルフだって絶好調、体のことを考える事はありません。しかし皆さんの体を診るとそんなことをいっていられるのは33才まで、そこから5年で一つの転機が来ます。私は「男の38才説」と言っているのですが、仕組みは次の通りです。…

リセット感

常連さんがテレワークで身体が冷え、少し調子が悪い。話を聞きながら、「リセット感がないのが原因。」という話をした。例えばエアコンの効いた部屋で数時間座りっぱなし足が冷えたら、風呂に入って発汗をしてリセットするとか、お酒を飲み過ぎたら、1-2日かけて胃腸を休ませるとか、ストレスのかかった仕事の後は何かリフレッシュを必ず入れて、連続的に負担がかからないようにするとか、頭痛が続いたら薬を飲むとか、安静や今…

ちょっとずつ惜しい治療

常連さんが最近寝られないという。医者から薬はもらっているのだが、1錠で効かないと2-3錠と飲んでしまうと言う。以前漢方も飲んだが、すぐには眠れないという。そして最近足が冷えたり、浮腫んだりしているので、足浴器を考えているという。話を聞きながら、「どれも少しずつ惜しい。」と思った。この季節、連日猛暑で一日中エアコンを入れている方は多いと思う。そんな身体をリセットするには足浴器では足らず、半身浴(心臓…

年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【50代】

【50代】明らかにおかしいけど-心と体の分離 50代の方の特徴は「明らかに何処かおかしい。」と感じていることです。ある意味、病院や人間ドックで何かひっかかれば手の打ちようもあるのですが、女性の更年期の問題にしても(最近は男性の更年期も深刻な問題ですが・・・)ホルモン注射をするほどではないし、体力は若い方と飲んでもこっちの方が遅くまでカラオケでガンガン歌えるし、多少睡眠が短くても何とかなっているし、…

人は何故、寝るのか?

患者さんに、「あなたはどうして寝るのですか?」と聞くと、「肉体の回復」という答えが多い。我々から見ると肉体の回復なら、ただ横になっているだけで十分である。これは以前NHKで見たのだが、「睡眠の理由」を特集していた。ヨーロッパのある女性が52年間寝たことがないという。夜になり、その方を撮影していたが、椅子にもたれかかっていて寝ているように見えるが、脳波を取ると寝る時に出る波が出ないので、医学的には寝…

テアニンについて

聞き慣れない言葉だが、常連さんが教えてくれた。テアニンとは緑茶専用の成分で玉露などから抽出された希少アミノ酸だそうです。効果は脳波のα波を増加させ、自律神経調整、リラックスや睡眠効果があるという事です。薬ではないので鬱病の治療にも応用されていると言う事だそうです。こういうことを調べるといつも思い出すことがある。それは「香道」「アロマテラピー」である。リラックス効果に匂いが大きく関わっていて、メンタ…

泣いている赤ちゃんを一瞬で泣き止ます方法

新米ママに関しては何度も書いているが、最近は新米パパの悩みで、「赤ちゃんが泣き止まず、困っている。何をしてもダメ。睡眠も十分取れないし困っている。」というのが多い。これは数年前にyoutubeで見つけたのだが、 Dr. Robert Hamilton先生が泣いている赤ちゃんをうつ伏せに抱っこして、少しお尻振ると泣き止むという。 こちらとしては本当かどうか知りたくて、泣いている赤ちゃんで実験したいと…

いびきについて

常連さんからいびきについて色々と相談された。少しまとめてみたいと思う。 まずいびきで1番有名なのは「池松いびき研究所」である。 テレビの取材記事も参考になる。 次に無呼吸症候群がないか調べてもらう。(睡眠総合ケアクリニック代々木)一晩検査に入院が必要。 鼻炎を治す。EAT(Bスポット療法)も含め、副鼻腔炎、後鼻漏、扁桃腺肥大を調べ治す。 肥満対策、飲酒制限 いびき防止グッズを試す 喉の前に数十本鍼…

神経の興奮を静めるために食べる話

仕事や悩み事で神経が興奮している方は多い。身体に出る特徴は「心臓から遠いところが硬くなる。」である。肘下や膝下、頭皮も硬くなり、その後で胃腸障害を起こし、腰が重いという。これは定番である。人間の身体は交感神経と副交感神経がスイッチが入れ替わり、バランスがとれている方はいいが、緊張しているときは胃腸は動かない。仕事が終わりリラックスモードになると途端にお腹が空き、胃腸が動き出す。食べれば眠くなり十分…