キーワード 頭痛

頭痛総まとめ

頭痛についてはまず下記のことをチェックしなければなりません。 まず頭と首のCT・MRI(場合によっては造影剤で血管撮影)で腫瘍や血管の問題の有無を確認します。そこで問題が見つかれば専門医が対応してくれます。 鼻炎を調べます。出来ればEAT(Bスポット療法)の専門医に内視鏡を使って調べてもらいます。当然、上咽頭炎もチェックです。 噛み合わせの専門の先生に診て頂き、マウスピースや顎関節の治療を行います…

医者の勘と頭痛

頭痛持ちの常連さんがある病院で医者から、「あなた人に頼っていない?運動しなさい。」と言われたという。占いじゃないから普通こんな事を言われたら少し頭にくる方もいるだろうが、常連さんは、「そういうところは確かにあるかもしれない。先生の指導だから運動をやってみよう。」という気になったと言う。実際運動してみると明確に頭痛が減った。これは良いかもしれないというので続けているという。この話を聞きながら以前聞い…

カッとすると頭痛が起こる

常連さんが、「カッとすると頭痛が起こる」と言って同じ症状でここ数回来ている。話を聞くとどうも仕事がらみで、同僚に対して納得がいかないことがあるとカッとして頭痛が起こると言う。気持ちは分かるが、頭痛薬が効かず鍼治療をしなければいけない程だから、少し考えた方がいい。以前私も病院勤務時代に気が短く、気に食わないことがあると同じようなことがあり、我々の場合は極端に技術が落ち、それを患者から指摘されて、「こ…

子供の頭痛

常連さんの子供(中学1年生)が頭が痛いという。何処か聞いたらこめかみが左右差もなく痛むという。こういう場合は周りの環境が悪いことが多いので、まず鼻炎がないか聞いたら、お母さんが大丈夫だという。しかし気になって喉を診たらそこそこ扁桃が腫れている。おかしいなと思って、「この子はいびきをかきませんか?」と聞いたら、「かく。」という。鼻炎だけでも頭痛になるので、耳鼻科を紹介した。次に歯科で噛み合わせも診て…

高校生の頭痛

常連さんの高校の娘さんが頭痛が治らないという。話を聞くと部活が大変で、あまりに治らないので鎮痛剤だけ増え、CTも撮ったが、らちがあかないという。こういう場合、どう考えるかを列記したい。 古傷の可能性 噛み合わせや口の中の問題 鼻炎 過緊張 腸の問題 生理と連動 筋、骨格の問題 まず「古傷」だが、本人も気がついていないときに親が子供を落としたとか、転んだとか、何か外傷性の場合がある。「噛み合わせや口…

鎮痛剤を1回に6錠日に3回、飲んでも治まらない頭痛とぎっくり腰

久々に凄い人が来た。主訴はぎっくり腰なのだが、身体を触りながらあまりに強い身体なので、「他にも何か具合の悪い所があるでしょう?」と聞いたら、「頭痛が長い。昔は2錠市販のを飲んで良くなったが、最近は錠数が増え6錠一辺に飲まないと駄目。それも日に3回。市販の鎮痛剤がすぐなくなる。」「噛み合わせか鼻炎は?」「両方ある。噛み合わせは酷く歯が割れる。歯医者に『病巣感染の治療をしなくてはならない。』と言われて…

頭痛を我慢しておかしくなってしまった身体

よくメンテをしている常連さんが珍しく左のこめかみが痛いという。調べてみると左腕で異常に硬く、何をしたのか聞いてみたら何もしていないという。左肩も酷く、ヤダモン君まで反応している。前回(10日ほど前)から短期間できついことがあったのか聞いたら、何もないという。特にヤダモン君が気になって、「頭痛の時は薬は飲まないのか?」と聞いたら、「昔はよく頭痛があったが、メンテし始めてから殆どない、しかしここ数日の…

頭痛と血管

昔は頭痛薬というとそんなに種類は多くなかったが、最近は血管が拡張しているのか収縮しているのか、神経伝達物質の状況などで「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の3つに分け、薬を変えている。「頭痛外来」も定着してきた。頭が痛くなると人によっては赤ワインが駄目だったり、チョコやコーヒーで楽になったりと日常生活と症状が密着している。この血管のことを考える時いつも頭を悩ませていることがある。それは腰などの痛い…

頭痛はどうやって治すのですか?

友達に頭痛持ちがいるので診て欲しいという。「先生の所では頭や色々な所に鍼を刺すのですか?」と聞かれたので、ポイントは3つという話をした。 鼻炎を確認してEAT(Bスポット療法)を受けてもらう 顎関節をマウスピースで調整する 腕や脛をほぐし、首のゆがみを調整する こう答えたら、「鍼は使わないのですか?」という。もちろん使う場面はあるが、頭痛だからといって必ず使うわけではない。頭痛は結果で何か悪い原因…

睡眠薬と頭痛

中高年の女性で眠れないという方は多い。Bi-Digital O-Ring Testを使って薬を合わせても、中々患者さんの思った結果が出ないことがあります。その一つの理由に昼間に薬を合わせるのと、実際に飲む夜に薬を調べるのでは違うと言うことです。昼は交感神経優位で血管を締める方向ですから、睡眠薬や安定剤などの血管を少し開こうとする薬は有効と判断されます。しかしそれを実際、夜の副交感神経優位で血管が開…

婦人科の影響を受ける片頭痛と下垂体

少し仰々しいタイトルだが、女性で生理の影響を受け片頭痛の方は多い。薬が効かないかも多く、鼻炎や歯の噛み合わせ、首のゆがみなどが原因なら楽だが、すこし難しくなると甲状腺が絡む。もっと難しくなると下垂体が絡む。下垂体とは何となく聞いたことがあるだろうが、脳の底面で鼻の奥にあり、ぶら下がっているのでこの名前がついた。抗利尿ホルモンや成長ホルモン、甲状腺刺激ホルモンと性腺刺激ホルモンなどがあり、ストレスに…

頭痛について

以前でしたら頭痛は緊張型頭痛が多く肩こりと連動していましたから、肩の治療で殆どが良くなっていました。 しかし最近は頭痛の原因は「セロトニン説」が有力になり、血管拡張型頭痛で数十年悩んでいる方も多く来ます。 いわゆる偏頭痛で赤ワインやチョコレート、グルタミン酸などに反応する方も多く、我々が肩の治療だけでは改善しません。 私の師匠はこの頭痛を混合感染として治療していますが、効果を上げています。 我々が…

眩暈(めまい)・頭痛・鬱病を歯医者で治す話

西洋医学が縦割りの見方をしているので、実際の臨床ではおかしな事がよく起こる。鼻づまりにめまい、偏頭痛に鬱病は全て顎関節が関わっている場合が多い。 しかし鼻づまりとめまいは耳鼻科、偏頭痛は内科か脳外、鬱病は心療内科と全て受診する科が違う。我々にしてみると顎関節を中心に感染や血行不良が起こっているだけなので全て治療法は同じである。病気の元を見つけるために次々と原因をたどっていくと顎関節が大元だというケ…

頭痛

頭痛の原因 まずは眼・歯・鼻の病気との関係。痛みの出ている場所に近いことが原因だが影響力は大きい。次に骨格のゆがみ、首でも肩でも、腰や胸骨(胸の前面の骨)のゆがみまで影響する。次はホルモン異常。これは女性の場合、子宮卵巣関係を疑う。次は自律神経失調症。これは交感神経優位など偏りが影響している場合が多い。次に腹圧。胃腸の機能障害や腹圧の上昇による心臓圧迫などで起こる。次にこれがやっかい。感染症。血管…

鼻炎総まとめ

鼻炎に関してはEAT(Bスポット療法)の話になってしまう。 まず10年以上前に難しい患者が溜まってしまった時期があった。 Bi-Digital O-Ring Testをやっていると、「本で見ました」とか「オーリングのホームページで見ました」とか紹介で来るが、どの方も一筋縄では治らない。 鬱病が長引いたり、蕁麻疹が治らなかったり、病名はつかないが筋肉が溶ける病気、全く変化しない耳鳴り・・・など15人…

喘息総まとめ

このブログではあまり喘息に関して一般的なことや専門的なことは書かず、意外と知られていない「喘息と全身の関係」という視点で過去のブログから少しまとめてみたいと思います。 「不眠症」「寝違い」「喉の痛み(喘息)」の反応点は同じ場所-これは喘息患者は首と肩の間によく反応(筋肉が硬くなる)が出るのですが、この場所は不眠や寝違いでも硬くなる場所です。ですから喘息を長引かしてしまうと、不眠や寝違いを誘発してし…

鬱病総まとめ

当院は鍼灸院なのに鬱病患者が多いです。一つの理由はBi-Digital O-Ring Testで頭や全身状態を診れるからです。 次に頭への血流改善のために「マウスピース」「鼻炎」に対応してくれる医者と提携している事も大きいと思います。 よく患者から、「鬱病の場合、鍼はどこに打つのですか?頭、首?」とか聞かれますが鍼で治療している患者は少数派です。 当院のブログを読んでくる方は多いですが、試しにうち…

首総まとめ

首についてはまず下記のことをチェックしなければなりません。 腕のこり 寝違いの反応点 首のゆがみ-噛み合わせ 鼻炎 頭の荷重 首の横の筋肉(胸鎖乳突筋)の緊張 まず「腕のこり」ですが、この部分はかなり硬くなっても自覚症状が出ません。腕は「使い過ぎ」か「ストレス」しか硬くなりませんから、パソコンやスマホ、力仕事などで必ず硬くなります。また身体にストレスがかかると心臓が血管を締め、心臓から遠いところに…

カルテを見ただけでわかる病気の原因

今日紹介で来た方はカルテに、「首のこり、肩こり、腰痛、頭痛」と書いてあり、何時から症状があるのかの問いには、「長く」と書いてあった。これを見ただけで、「あなた、鼻炎があるでしょう。」と言ったら驚いて、「はい、あります。でもどうしてわかるのですか?」と聞かれたので、少し解説をした。まず長い間、首・肩・腰の関節が全てに痛みが続くのはおかしい。そして頭痛まで訴えているというのは、かなり体が反乱を起こして…