神経ブロック3回で完治した坐骨神経痛

仕事柄、医者で診てもらって坐骨神経痛と言われ、薬を飲んだが効かず、ペインクリニックで注射を打ったがいまいちなので、鍼でもやるかと来る方は多い。ブログでも坐骨神経痛に関しては色々と書いているので見て来る方もいる。そんな中、ブログを読んできた方の治療がうまくいかず、目安は8回を目前に内臓の問題を疑い、「医者でお腹を検査したらまた来て下さい。」と言った方がいる。1年ぶりに来られて、こちらとしては内臓は大…

歯列矯正していても楽しめるディナー

常連さんが結婚式にお呼ばれで明治記念館に行ってきたという。またまた歯列矯正中であまり食べられないかと思っていたら、すべて美味しく戴けたという。理由はどうも、明治記念館のシェフがお年寄りにも美味しく食べられる工夫をしていたようだと言う。この常連さんも自分が歯列矯正をしていなければ気がつかなかったと思うと言っていた。以前テレビで観たが、何処かの介護施設で社長が、「入居者が食事を残す。どんな方にも美味し…

子供は風の子

常連のお母さんが、「私は食事以外お菓子を食べない。間食をしないんです。子供にもそう躾けています。」と言う。しかし我々から見ると子供は糖を大量にとってエネルギーを作る解糖系というエンジンで動いているので、おやつぐらいはあげた方がいいという話をした。大人になると感じないが、子供の頃は本当にお腹と背中がくっつくぐらい空腹を覚えた。食事して2時間も経つと腹がへる。朝食のあとは10時のおやつ、昼食のあとは3…

嫌な仕事とストーカー

常連さんが嫌な仕事で胃炎は起こるし、ヤダモン君は出るし、関節まで痛いという。出来れば避けたいのだろうが、仕事柄そうもいかない。この方には一つの例えとして、ストーカーの話をした。これば大分前に聞いた話だが、女性が男性ストーカーに追われていた。ストーカーの心理はどうも逃げると追いたくなるらしい。女性が逃げれば逃げるほど逆効果なので、ある時逆にその男性に近寄って、「何かご用ですか?」と聞いたらどうかとア…

歯を抜いたらゴルフはしない方がいい

常連さんが滅多に言わない右首と右片頭痛を訴えてきた。筋肉を触ると右側だけ方や首の筋肉が緊張している。何があったのか聞いたら、抜歯をしたという。以前、女優さんの歯科治療で書いたが、抜歯後は何が起こるかわからない。傷口がオープンしていて、噛む力も弱い、痛みもある。そんな状態でゴルフをしたという。明確に原因がわかったので、「歯を抜いたらゴルフはしない方がいい」とアドバイスをした。しかし本人にしてみると、…

生きる力と顔のイボ

常連さんの奥様さんが、最近ご主人の顔のイボが突然で出したという。皮膚科で治療しているのだが、どうして突然出るのかという話になった。「それは鼻か、腸が悪いと言うことです。あとは腫瘍体質。おできが出来やすいか、顔のイボはウィルス性ですから免疫が下がっている。あとご主人の年齢も関係あると想います。男が50代半ばになると、定年が見え生きる希望がなくなってくる。生きる活力不足で顔に湿疹などが出来やすくなる。…

女性ライオンタイプの老後

元気なライオンタイプの女性は結構なことだが、大体そういう方達はまず来ない。子供を3-4人産んでもパワーがある。たまに腰痛になっても根が強いので、寝れば治ると思っている。しかしこういう女性が40代を越え、50代60代になると身体の不調を訴えてくる。まずは胃腸、腰や太腿の裏は腸の反応点なので、時々坐骨神経痛を訴えてくる。そのままほおっておくと、腸の動きが悪い分50代ぐらいから下っ腹が出てくる。よくおば…

エスカレートする生クリーム

前回、生クリームは手強いと書いた。中毒性が高く、止められた例は殆どない。今日来た方し30年間、朝はコーヒーに生クリームをたっぷり入れるという。この話を聞いて、「段々高級生クリームを使うでしょう。」と言ったら、「そうだ。」と言う。生クリームに慣れてしまうと少しでも口当たりや脂肪分の高い物を美味しく感じてしまう。もっといいもの、もっと高い物と段々なっていく。このようにエスカレートするともう止まらない。…

夫婦の体力差

夫婦共にライオンタイプなのだが、奥さんの体力がずば抜けている夫婦が通っている。体力差が大体3倍、奥様から見ればご主人の体力が1/3である。こういう夫婦の場合は旅行などに行くとかならず問題が起こる。旅館についてゆっくりしたいご主人と、折角旅行に来たのだから色々なものをみたい妻。ついた途端、「パパ、荷物を置いてさあ、出かけましょう。」と妻が言い、「え、今着いたのに少しゆっくりしてからでいいじゃない。」…

食後のデザートと胃炎

常連さんが久しぶりに来て腰が痛いという。身体を診たら完全に過食である。現在仕事で現役を離れ、悠々自適なのは結構なのだが、どうしても食べ過ぎてしまうと言う。せめて夕食後のデザートは控えて欲しいと言ったら、今日1ヶ月ぶりに来てあれからデザートを止めたら、体重が1.5kg落ちたという。それ以外にも良いことがあって、今までは夜間にゲップが上がり胃薬を飲んでいたが、デザートを止めたらゲップが上がらず、胃薬が…

乳がんと気功

乳がんで通っている方が1年ぶりに来た。乳酸菌を真面目に飲んでいないというので、さぞかし悪化していると思って調べたら、極めていい状態だった。何をやっているのか聞いたら、気功にはまっているという。それももう2年ぐらい続けて何とも終わった後の爽快感がたまらないという。中国の先生らしいが、行くのが楽しみだという。仕事柄ヨガや気功で良くなる方は時々見る。しかし確率からすると1-2割程度ではないだろうか。それ…

にわか医者

私のブログを見て腰痛患者が通っている。 メルマガなどよく読んで頂いているおかげで少ししゃべると、「それは○○の話ですね。」と反応が早い。 こういう患者さんは腰が治るとにわか医者になりやすい。 自分が胃腸を治すのに「百草丸」や「ビオフェルミン」で良くなった体験があると、人を捕まえて、「君は胃の具合が悪いのかね。百草丸を飲みなさい。」と指導している。「え、腸もダメ、ではビオフェルミンを飲みなさい。」人…

気のきかない婿殿

常連の娘さんが妊娠をした。母親にしてみれば妊娠している娘を大事にしてもらいたいという気持ちで、どうしても婿殿の行動が気になる。ある時買い物の様子を見ていたら重い荷物を婿が持ってくれると思ったら、妊婦の娘がそのまま持っているという。何とも気のきかない婿殿に、義理の母としては文句も言えないという。しかし話を聞くと、娘がちゃんと頼めば嫌な顔をせず、荷物は持ってくれるという。こういうケースはよくあるが、私…

筋肉はずし

常連さんが、「自分で太腿の後ろをゴリゴリ揉むと刺激はぼやけるが、ここで治療をしてもらうとピンポイントで神経に対して刺激が入る。何が違うのか?」と質問をされた。「太腿の後ろは坐骨神経なのだが、皮膚の上から刺激をすると筋肉(大腿二頭筋)が邪魔で坐骨神経を刺激できない。だから『筋肉はずし』と言って、直接神経を刺激できるようにその筋肉をずらしている。少し角度を変えたりすれば出来る技術である。当院の先生には…

早朝マッサージと会議

常連さんで中々希望時間に予約が取れないと早朝にマッサージにかかり、その後出勤する方がいる。そういう方には、「治療の後、あまり重要な会議を入れない方がいい。」と言っている。理由は簡単で、背中や腰、お尻を治療したあとはそこに血液が集まり、どうしても頭の虚血が起こってしまうからである。要は血が下に下がってしまい、頭が働かなくなるからである。「では頭を揉めば良いのではないか?」と言われたが、頭の筋肉は殆ど…

花粉症と鬱病

今まで時々、仕事が忙しくなると鬱病になり治療に通っていた方が、最近調子が悪いという。顔を見てすぐに、「鬱病再発?」とわかったので、Bi-Digital O-Ring Testを使い調べたら、かなり悪い状態だった。本人も普段は持ち歩かない鬱病の薬を何となくバッグに入れたくなったという。話を聞いているうちにこの方は花粉症があることがわかり、「花粉症の時に鬱病は悪化します。粘膜の問題もそうですが免疫は落…

アロエ、ゲンノショウコ、ユキノシタ、ドクダミ

年配の方には懐かしい名前だろうが、若い方にはなじみがないかも知れない。我々が小さい頃は、「お腹の調子が悪ければゲンノショウコ、火傷や虫刺され、かぶれにはユキノシタ、足が浮腫めばドクダミを煎じなさい。」とよくおばあちゃん達が言っていた。アロエも火傷の薬と思っている方が多いだろうが、実は便秘薬である。以前、アロエは胃のポリープと便秘に効くと書いたが実にスグレモノである。ドクダミなどは戦争時、広島に原爆…

Gパンを売る鍼灸師

常連さんの甥っ子が鍼灸の学生なのだが、アルバイトでGパン屋さんで売れっ子になっているという。話を聞くと、「甥はさすがに学校で筋肉のことを色々と勉強していて、お客さんの体型を見て『○○筋肉が太いからこのGパンがいい。』とアドバイスをしているという。店長にも気に入られている。」と言う。確かに筋肉学をある程度知っていれば、お客さんが「○○を細く見せたい。」と言ってきても、「では○○タイプのGパンがいいで…

予測できた開腹手術

常連さんの知り合いで70才女性の方が、悪性リンパ腫の治療を続けていて、ある日突然腹痛で診てもらったら腸閉塞でお腹を開けるしか手段がないところまで悪化していたという。話を詳しく聞くとこの方は抗がん剤をやっていて、かなり免疫状態が下がっていたという。最近何となく調子が悪いと言っていたらしく、便秘が続いていて吐くこともあったそうだが、特段気にしなかったという。そして突然の腹痛で内視鏡では治療できず、お腹…

腰で考える?

腰痛の常連さんが、「色々仕事のことを考える時、考えすぎると腰が痛くなる。もしかして人間は腰で考えているの?」と言う。満更間違いではないが、正確に言うと腸で考えていると言っていい。この患者はお腹の具合がいつも悪くなかなかそこが改善しないために慢性腰痛になっている。だから腸が良くなれば腰痛はなくなるのだが、腸が良くならない分、考えすぎなどで腸の反射が腰に出る。頭の神経伝達物質セロトニン(幸福物質)は腸…