転んで胸を打ったら過食に注意
年配の方が転んで左胸を打撲した。症状は咳き込むと痛い。典型的な神経痛様の症状である。症状が神経痛と同じだから、冷やしてはいけないことはわかると思うが、痛めたところが丁度心臓の反応点と重なる。病院に行って心電図を取るときに、左胸の第4肋間から始まって脇にいくにしたがって第5第6と、くっつくカップ(サクションカップ)をつける。だから打撲なのに心臓に悪影響が出る事がある。そのことを患者さんに伝え、尚かつ…
年配の方が転んで左胸を打撲した。症状は咳き込むと痛い。典型的な神経痛様の症状である。症状が神経痛と同じだから、冷やしてはいけないことはわかると思うが、痛めたところが丁度心臓の反応点と重なる。病院に行って心電図を取るときに、左胸の第4肋間から始まって脇にいくにしたがって第5第6と、くっつくカップ(サクションカップ)をつける。だから打撲なのに心臓に悪影響が出る事がある。そのことを患者さんに伝え、尚かつ…
仕事柄、鬱病の方は多い。正確に言うと15年ぐらい前から患者が急増して、初めは対応出来なかったが現在では対応出来るようになった。初診時に色々と話を聞くが、どうも考え方の癖みたいなものをよく感じる。それは、「また完全に治っていない。」とか、「残り15%が良くならない。」とか悪い所ばかりに目を向けている。我々から見ると大体出来れば合格と思ってしまうが、そういう方達は完璧主義者が多いので、駄目なところばか…
透析患者が左肩が痛くて治らないという。奥様が医学知識があり、「うちの母がひだりかたをいたがって、『病膏肓に入る(やまいこうこうにいる)』と言って、心臓病で死んだ。だからうちの人も膏肓を痛がっているから、危ないんじゃないか。」と言う。調べてみると膏肓ではなく、多少下の反応点で純粋に心臓の反応である。心臓の反応は出ているが、医者で調べても何ともないという。この心臓の反応(左の肩甲骨の下)が取れない理由…
減量を目指している方が胃が悪く、百草丸を勧めた。幸いに薬が効いて私にしてみればようやくこれから本格的な減量の治療がスタートできると思っていたら、「お陰様で胃の調子が良く、これなら食べても大丈夫。」と言われて、すこし頭を抱えてしまった。こちらはまず胃の不調を整え、ちゃんと消化できる態勢を整えてから減量をスタートしたいと思っていたのに、患者さんは今まで胃の具合が悪かったが、薬を教えてもらって胃が治り、…
以前から、「腹筋は腰に悪い」と言ってきたが、最近バスケット協会が同じ事を言いだし話題になっている。 この業界に長くいるとある日突然、正反対の治療法が標準になることがある。 昔病院勤務時代は脳梗塞はまず2週間は安静でそのあとでリハビリを開始していたが、今は2-3日で開始していて、安静期間が短い。 骨折なども兎に角固定だったのが、今はギプスをしながら筋トレの指導をしている。 リウマチも暖めるのが当たり…
以前に、「腹筋を鍛えて腰痛悪化」というブログを書いたが、今日の新聞に「腹筋運動は腰痛の原因」という記事が出ていた。 「腹筋運動」は腰痛の原因 バスケ協会「推奨できない」 12/14(木) 6:50配信 カールアップを指導するマックギル名誉教授(左)。腹筋に力を入れ、首を固定したうえで胸部を屈曲させる 腹筋を鍛える運動としてよく知られる「上体起こし」。一般的に「腹筋運動」と呼ばれるこの動作を何度も…
かなり酷い腰痛患者があまりに酷かったので、脊髄専門病院で診てもらったら、ヘルニアや脊柱管狭窄症ではないという。久しぶりに来て身体を診たら、劇的に良くなっていた。何をしたのか聞いたら、「先生のブログをまめに見ています。感じるところがあって、無理をしない話や胃腸に気をつけただけです。」と言っていた。以前の状態が-10とすれば今は-5程度。このままお腹を治せば完治しそうである。話を聞くと身体にセンサーが…
あるセミナーで鬱病を患った先生の講義を聞いた。本も書いているくらいだからもうすっかり治ったと思って話を聞いていたら、全然良くなっていない。心の葛藤がそのまま伝わってくる。抜けだせずもがく様子が手に取るようにわかる。診察はされているみたいで、鬱病患者とよく共感できると言っていたが、一度患うと結構根が深いことを感じた。我々が診たところおそらく、半分程度しか治っていないのではないだろうか。しかし診察はあ…
ある社長が従業員の件で悩んでいたという。うちに来た時にはもうすっかり気持ちの面で解決していたので何も言わなかったが、身体を拝見して、「社長、この脛のこりは『歩きすぎ』『ストレス』『冷え』『胃腸障害』です。冷えにも弱くないし、歩きすぎはないでしょうから、『ストレス』か『胃腸障害』です。それも2-3週間経っています。」と言ったら、「え、あの問題は解決しているし、身体に出るの?終わっているんだよ。」と言…
中年の女性が動悸でかかりつけの医者にかかった。医者から、「甲状腺も診ておこう。」と言われ、知り合いの看護師から「このままでは危ないから仕事は止めなさい。」と言われ、薬剤師から、「血糖値は?」と言われたという。心臓で行ったのに何でこんなにばらばらなことを言われるのかわからないと言ってきた。「なるほど確かに言われた内容はばらばらですが、皆意味があって言っています。まず甲状腺の機能が亢進してしまうと心臓…
東大を卒業した患者さんは多い。その方達に、「どうやったら頭が良くなるのですか?」と聞いてもあまりいい答えが返ってこない。こちらも色々と聞いているうちにある方から、鈍感力の話を聞いた。「これはある程度東大生に当てはまると思うのですが、少し鈍感な方がいいと思います。例えば受験勉強が辛いのは誰でも一緒です。あまり繊細だと、こんなことは続けられないとすぐに止めてしまうでしょうけど、鈍感だと辛いけど続けられ…
首が中々良くならなかった方が定期的な治療でほぼ治癒した。前回足首を痛めて原因を探ったら、靴だった。すぐに靴を止め、本日診たら見事なまでに回復している。この回復力は特筆すべき見事な状態である。日々のメンテもそうだが、この方はEAT(Bスポット療法)を定期的に受け、身体のセンサーを非常に高い状態に保っている。だからほんの少し体調が悪くてもすぐにわかるし、原因を取り除いた途端からだが急速に元に戻ろうとす…
自分の体調が良くないのに、人を見舞わなければならない時はある。病院に行っただけで具合が悪くなりそうである。私などは職業なのかどうかわからないが、病院にいると元気になる。仕事でも難しい方に囲まれるとエネルギーが出る。数から言ってそういう方は少ないだろう。では実際どうするか?お見舞いの前後に贅沢をするといい。ある方には「お見舞いの前に5000円のうなぎを食べて行きなさい。お見舞いが終わったら、8万ぐら…
ご紹介でITの社長が来た。見るからにやり手で身体もがっちりしている。筋肉の質はスーパーライオンタイプ。しかし腕を診るとかなりひどい。腕は「ストレス」か「使いすぎ」なので聞いてみると、そんなに手は使っていないという。そうなるとストレスしかない。そして体重を聞いたら、「20才は72kg、今は50才で86kg」典型的な「男の38才説」の12年後である。若い頃と比べて15kgも太ったら、腰はもたない。そし…
長年仕事をしていると、がんの勉強も必要になってくる。 西洋医学の手術、抗がん剤、放射線に対して疑問を持ち、代替補完医療を求める先生も多い。 どういうわけか最先端の勉強をしている先生程、限界を感じるのか代替医療を学んでいる。 そういう先生方とよく学会で顔なじみになるが、話を聞くと皆同じ事をやっている。 1.食事療法-マクロビ、ミネラル、サプリ、乳酸菌、断食など 2.波動-オーリングテストなど 3.マ…
以前から水虫を治そうとして医者から抗真菌剤をもらい、胃を壊し、そうなると腹筋が働かないのでぎっくり腰で来る方が多い。抗真菌剤も3ヶ月飲まなくてはいけないものがあり、殆どの方が胃を壊す。胃粘膜保護剤とか出ればまだいいが、途中で止める方も多い。酷い方は心臓まで苦しくなる。投薬を継続することが不可能である。そうなると別の方法で治療しなければならない。患部に薬を塗ったり、清潔にしたり、氷水に浸けたり、酢に…
ここ数日家内が風邪を引いて、珍しく食後の食器を洗いながら感じることがあった。それは習慣で洗剤をつけているが良く見ると、別に使わなくても汚れが落ちるということだ。それだけ油を使った物を食べていないと言うことだ。揚げ物や肉料理、中華だと洗剤を使わないと食器の油は落ちないが、基本的に一汁一菜、豆腐と海苔、納豆、野菜程度のご飯だとお湯だけで十分綺麗になる。昔はご飯茶碗にお茶を入れれば、お茶も冷め、栄養にも…
乳がんをやった方が、胃カメラの時に嫌な思いをしたという。話を聞いたら、「耳鼻科の先生のあなたは右の鼻が悪いから胃カメラは左の鼻から入れてもらいなさい。ちゃんと先生に伝えなさい。」と言われたという。胃カメラ当日に看護師さん2人に伝えてこれで大丈夫と思ったら、先生がいきなり右の鼻から入れて途中で気がついたがそのまま続けたという。会計の時に事務長が飛んできて平謝りだったという。この話は当院なら、「カメラ…
胃腸が原因で腰痛を起こした方が食事制限と胃腸の治療でほぼ完治した。胃腸に負担をかけると簡単に腰が痛くなることは既に体験済みなのだが、数ヶ月ぶりに身体を診たら、完全にもとに戻っている。過食が止まらないという。理由を聞いたら、「新しいお手伝いさんの作ってくれる料理が美味しくてつい食べてしまった。」と言う。こういうモードになると次から次へともっと美味しい物が食べたくなり、お酒もお菓子もどんどん食べたくな…
患者さんが自宅で血圧を測るときに、すこし問題があるので指摘したい。ます医者にいくと肘を出して水銀柱で測るのが定番だが、腕にマンシェットをまいて加圧していき、動脈を止める。徐々に緩めて聴診器で初めの音が聞こえたときが最高血圧。音が消えたときが最低血圧。今は機械でやってしまうので楽な部分はある。冬はセーターなどを着ていて肘をちゃんと出さないで測ると、非常に不正確になる。服の上からマンシェットを巻いてい…