症例

アトピー性皮膚炎の治療

何十年もアトピー性皮膚炎を患っている方が来る。 完治しないには明確な理由があって、我々は西洋医学とは違うアプローチで何とかしようと考えている。 下記はその概略であるがここを外しては治らないのではないかと考えている。 1.身体の中の重金属(特に歯) 昔は歯科治療でアマルガムなどは平気で使っていた。 歯科は混合金属をよく使うが、その中に身体に合わないものがあると原因になる。 2.歯の詰め物の形(尖った…

脛が硬くなる4つの理由

少ししのぎやすくなると夏の定番の方が減る。 中には浮腫もないのに脛を触ると、痛がる方が結構いる。 今回は脛が硬くなる4つの理由を話したい。 1.歩きすぎ 脛の筋肉が足首の内側を通り、足底まで着いている。 長時間の歩行により、筋肉を酷使し硬くなる。 2.ストレス 仕事や人間関係でストレスを受けた場合、交感神経が心臓の血管を締める。 そして末端の血行が悪くなる。 具体的には肘下と膝下。 心臓にしてみれ…

人工甘味料について

最近はコンビニなどで商品の裏を見ると、アスパルテームとよく書いてあります。 これは人工甘味料なのですが、アメリカで本当に安全なのか、脳に対し悪影響があるのか論争になっています。 Bi-Digital O-Ring Testのセミナーでは以前からアスパルテームは脳、特に海馬(記憶する所)に対して悪影響があると教えて頂きました。 当院でBi-Digital O-Ring Testを使って調べても、脳の…

身体の壊れ方と健康維持

長年仕事をしていると人の身体の壊れ方が皆同じだと気がついた。 長い方では30年以上治療しているので、老化の様子が手に取るようにわかる。 40才で治療開始してもう70才を超えている方もいる。 以前、男の38才説でも書いたが身体は体重の増加と共に腹圧が上がり、腰に対して負担増となり坐骨神経痛が起こる。 お腹が出て、太腿が細くなり、体型的にぽっちゃりしてくる。 内臓も下垂気味になり、下腹ばかり目立つ。 …

フードチェック

アトピー性皮膚炎や虚弱体質の小鳥タイプ、アレルギーなどを持っている方にはフードチェックをしている。 Bi-Digital O-Ring Testを使うと簡単に調べられる。本人が自分の身体に合わないと自覚がある場合もあるが、意外な物が引っかかることがある。下記は今まで調べた方の特徴である。 牛乳が合わない マーガリンが合わない 人参やオリーブオイルは少量の方が身体にいい 生の玉葱が合わない 甘エビが…

夏の定番

夏の定番は「冷たい物取り過ぎ」「エアコン」「足の冷えと浮腫」「左腰痛・坐骨神経痛」「喉を痛める」である。 まず冷たい物をなるべく摂らないようにしても胃に負担がかかる。 胃がやられれば腸までおかしくなる。 エアコンもなくては過ごせない。 子供の頃は気温が30度を超えたというと驚いたが、今は35度を超えてもそんなに驚かない。 日本がすっかり、亜熱帯のような気候になってしまった。 冷たいものとエアコンで…

「貧乏・病気・争い」一番身体にきついのは?

長年人の身体を診ていると「貧乏・病気・争い」で一番辛いのは「争い」と感じてしまう。 貧乏はいつもお金がないから慣れてしまう。 病気は治療法がないとか、動かないとかこれもある程度慣れることがある。 痛みでも段々気にならなくなってしまう事はよくある。 しかし争いはダメだ。 どれだけ時間が経っても身体に反応が出る。 特に心臓のうしろ。 左の肩甲骨の下と背骨の間ぐらいの所が、何となく病んでくる。 酷いと左…

座り心地の悪い椅子がお薦め

この季節、夏の定番の症状の方が多い。 「冷たい物取り過ぎ」「エアコン」「足の冷えと浮腫」「左腰痛」「喉を痛める」 腰痛も酷くなるとぎっくり腰で来る。 ぎっくり腰は軽ければ足の治療で良くなる。 次はお腹を揉む。 次は患部を氷で冷やす。 次は鍼。 それでもダメなら骨盤ベルト。 最終的にはさらしで固定。 段々と治療のレベルが上がってくる。 特に中年男性のぎっくり腰の場合は、原因が皆同じである。 朝起きて…

三日食べなきゃ七割治る

これは船瀬俊介先生の著書のタイトルである。 http://funase.net/ 少し発言は過激であるが、反論できない内容が多い。 最近先生の著書の中で気になる内容があったので、読んでみた。 内容がまとめられていたので、掲載する。 ●風邪、下痢、過労、骨折は劇的に治る ●どんな炎症も断食で治る、水虫も完治 ●断食で歯槽膿漏の腫れなどは治る ●断食は便秘に効果がある ●痔の炎症にも断食はいい効果があ…

ヨーロッパでの国際学会

一昨年、スロベニアの元首相で、EU対ガン議員連盟代表のAlojz Peterle氏が日本バイ・ディジタルO-リングテスト医学会副会長の下津浦康裕先生を尋ねられた。 ヨーロッパでは3人に1人ががんにかかり、患者が増え続けてその医療費は莫大で、今までのやり方では経済的に持たないという。 何か別のやり方でがん治療が出来ないかということで、尋ねてこられた。 Bi-Digital O-Ring Testは本…

酷い腰痛で悩める喜び

以前にがんの患者さんから、「最近腰が痛くて嬉しい。」と聞いた。 聞き間違いかと思ったら、本当に嬉しいという。 がんを患うとどうしても生き死にの問題になる。 どれだけあと寿命があるのだろうか。 再発はするのだろうか。 残された家族はちゃんとやっていけるのだろうか。 寝ても覚めてもがんが頭から離れないという。 そんな時腰が痛くなると、腰痛では死なないと思ってしまうと言う。 ひどく痛みを感じるということ…

腹のくくり方と身体の関係

仕事柄芸能関係の方を治療することがある。 舞台やコンサートを見に行くと、私が治療した所ばかり気になり、内容などは殆ど覚えていない。 この間治療した膝は大丈夫だろうか? 坐骨神経痛は悪化していないだろうか? 胃炎は治まっているのだろうか? 楽器はちゃんと演奏できるのであろうか? そんな所ばかり見てしまうのは職業病であろう。 海外も含め、地方公演の後など、「今回の地方公演は大変でした。移動が大変でスケ…

ハーバード大学の図書館にある20個の落書

言わずと知れたハーバード大学の図書館に書かれているとされる20個の落書きが、4年前に世界中で話題になった。 2年前日本でも出回ったので知っている人も多いだろうが、感動するほどグッとくる言葉が並んでいる。 ちなみにこの件でハーバード大学に問合せが殺到し、ハーバード大学側は否定しているという。 今眠る者は夢を見る。今勉強する者は夢を叶える。 君が無駄にした今日は、多くの人が願っても叶わなかった明日であ…

気のゆるみと先を見据えての治療

この時期、気候が温暖になり何となく気が緩む。 風邪を引く人が多かったり、坐骨神経痛や冷え性で悩んだりは、病気に対して無防備になっている証拠である。 寒ければ寒いほど人は気を締めるので風邪を引かないものだ。 冬の間、お腹を暖める治療をしていた方も、もういいかなぁと止めてしまうと途端に胃腸障害が起こる。 そして風邪を引き、下痢をする。 同じパターンの人が日に数人来るから、またかと思ってしまう。 昔から…

便移植

腸に関しては乳酸菌を始め、食品チェック、排便、腹圧の話など色々としてきました。 「便移植」と聞くとちょっと気持ち悪いと感じるかもしれませんが、健康な人の腸内細菌を患者に移植し、腸内細菌の勢力を塗り替えてしまおうとする治療法があります。 抗生剤などの多用で耐性菌を持った腸や潰瘍性大腸炎など中々効果的な治療方がない患者さんに有効と分かりました。 治療に際しては必要な菌だけ選別するといいのでしょうが、実…

患者さんの訴えと病気の本質

病院勤務時代から、よく患者さんの訴えは聞いていた。 腰が痛いと言われれば腰を診て、膝が痛いと言われれば膝を診て・・・・。 しかし結論から言うとあまり治らない。 当時は理由が分からず困っていたが、段々経験を積むうちに理由が分かってきた。 それは辛い所と悪い所が別である。 そこに気がついた。 例えば腰痛、誰もが腰が悪いと思っている。 だから腰を揉んだり鍼をしてくれとなるのだが、これが間違っている。 腰…

顔面神経麻痺の治療

最近、顔面神経麻痺の患者さんが多い。 顔面神経麻痺には2種類あって一つはラムゼイハント症候群、これは3割ぐらいしか治らないと言われている。 もう一つはベル麻痺、これは7割の治癒する。 病院での治療は2週間のステロイドと抗生剤、酷ければ入院で点滴、あとはビタミンか血流改善剤での治療が定番である。 入院しても2週間で出されるから、患者さんは少し不安を抱えている。 軽い方ならステロイドの治療中に、眼や顔…

切れた方の身体

ある社長が役人との交渉で切れた。 酷いいじめを受けたという。 普段から温厚な方で、仕事柄感情を表に出せない立場でもあるので切れたというのは余程のことだと想像した。 治療を受けながら、「今日は今までで一番酷いと思う。」と言っているが、身体を調べたがこりがどこにもない。 逆に今までで一番いいぐらいである。 「そんなはずはない。」と本人は納得していないが、まったくと言っていいぐらいこりがない。 以前にも…

夢の描き方

40代以降でマラソンにはまる方は多い。 先日、マラソンの宗茂先生と話す機会があって、60代でもフルマラソンを2時間40分代という信じられないスピードで走る人がいるという。 そういう人達は昔陸上部だったとか、学生駅伝をやっていたとかという人ではなく、経験のない方達の中に伸びる人がいるという。 昔やっていた人達は伸びないそうである。 全く予想外のことだったので、「宗先生、そういうものですかぁ?」と言っ…

「ま、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」

この言葉は「課長島耕作」でおなじみの漫画家・弘兼憲史さんの言葉だということを患者さんから教えて頂きました。 弘兼さんは、人を動かすのに2通りの方法があると言います。 (1)あえて厳しく叱り反発させて「なにくそ!」と沸き上がってくる気持ちを利用して前進させる方法。 (2)8割ダメなところがあっても2割の良いところを褒め、やる気を引き出し、8割部分のボトムアップ。 現代では(2)の、褒めて伸ばす方が有…