韓国料理と膝痛
常連さんのご主人が数ヶ月前に膝痛を訴えてきた。膝は以前から熱があると治らないと言っているが、典型的にそのパターンで数回の治療で改善した。「後は季節の治療で3ヶ月ぐらいしたら来て下さい。」と伝え、昨日診たら、まだ膝に熱がある。「膝に負担をかけましたか?」と聞いたら、「全くかけていない。」と言う。これはおかしいので、少し話を聞いたら、「すこし最近下痢気味です。出血したのて調べたら痔でした。念のため大腸…
常連さんのご主人が数ヶ月前に膝痛を訴えてきた。膝は以前から熱があると治らないと言っているが、典型的にそのパターンで数回の治療で改善した。「後は季節の治療で3ヶ月ぐらいしたら来て下さい。」と伝え、昨日診たら、まだ膝に熱がある。「膝に負担をかけましたか?」と聞いたら、「全くかけていない。」と言う。これはおかしいので、少し話を聞いたら、「すこし最近下痢気味です。出血したのて調べたら痔でした。念のため大腸…
常連さんが最近少し仕事がきつく全身にこりがあったが、今日は全くない。「今日は筋肉の状態が実に良い。まるで仕事をしていない時みたい。」と言ったら、「少し加減している。そうですか。筋肉は硬くないですか。では頭に鍼を打ってください。」と言ったので少し驚いてしまった。この頭の鍼だが打つと、「オキシトシン」が出る事はわかっている。オキシトシンは「愛情ホルモン」と言われ、人や動物に対しての愛情が高まり、親密な…
常連さんが風呂に入ると足がじりじりすると言う。温度を聞いたら、39-41℃程度でそんな問題はなさそうである。以前から、「風呂で下半身浴で発汗」の話は書いているので実行していた。左右差はあるか?風呂から出た後までじりじりは続くかなど色々と質問したが、全く問題はない。ではこういう場合はどう考えたらいいのだろうか。それは風呂に入ったぐらいでじりじりしない方が快適に暮らせるが、余程血管に問題(足の血管が詰…
腰痛で通っている女性の常連さんが、職場のエアコンがきつく、治療してもすぐ腰がつらくなると言う。勿論、カーディガンやレッグウォーマーなど当然やっているが、足らないという。こうなると何か保温だけではなく、加熱も考えないといけない。机の下にバケツにお湯を入れておくわけにもいかず、温度管理はビル全体でしているので、室温をあげてほしいと言っても通らない。以前ある会社で窓際の一番暑い所に暑がりの部長がいて、エ…
先日、私が脊柱管狭窄症を患い、足のシビレがあることは書いた。 お陰様で色々な治療を実験的に受けてほぼ80%は治った。 しかし右足のシビレが今一つ楽にならない。 この程度治ればもういいやという気持ちと、完治まで何とかしたいという気持ちが心の中で闘っている。 そんな時に自分で悪い側の股関節を動かしていたら、何となく違和感を感じる。 「もしかしたら、股関節と脊柱管狭窄症は密接だから、ここから何か突破口が…
以前師匠から、「親の思った通りに子供は育たない。子供の思った通りの親になればいい。」と教わった。この教えは我々の仕事にも当てはまる。腰痛の患者が中々良くならない場合、患者は内心「ちょっとよそでも診てもらうか。」となる。そんな時、担当の先生から、「そんなの何処で診てもらっても同じ。行くだけ無駄。」と言われれば患者はしょげて黙ってしまう。しかし先生から、「それは良いことですね。ぜひ、その先生がなんて言…
肘痛で通っている常連さんが、うちで良くならず色々と医者を紹介したが、中々完治までいっていない。今通っている病院でも新しい治療法を検討中だが、高額なこともあり少し躊躇している。本人は、「治れば安いものだけど、治らないとなると他のことにお金を使いたくて・・・」と言う。話を聞いたら、新たに勉強したいことがあってそちらにお金を使うか悩んでいるという。「それはまず自分がワクワクする方にお金を使った方がいいで…
アキレス腱を切った常連さんが、さして走っていないのに、内果(内くるぶし)の痛みが取れないという。調べてみると、ふくらはぎが硬い。こういう硬さはすぐには取れないので、自宅で出来るレッグリフレを勧めた。さぞかしこれでくるぶしの痛みは減ったと思ったが、今日来て全然よくなっていないと言う。こうなると下半身、全て調べないと原因はわからない。まず大腿四頭筋(ふともも)、さして階段を駆け上がったり、自転車を必死…
股関節を手術した人が、友だちに寿司をご馳走になったら、翌朝とても腸の調子が良かったという。どんな寿司なのか聞いたら、本来の江戸前で、ネタを発酵・熟成して出すらしい。江戸時代は冷蔵庫などないから、寿司には優れた抗菌の知恵がある。「酢飯」「わさび」「ガリ」「お茶」「漬け」は全て抗菌である。特にネタを発酵させて日持ちさせる技術があるそうだが、肉でも最近は「熟成肉」と言って、高級素材として有名である。熟成…
以前少し高級なワインが安く買えたので、「弟みたいな友人」「勉強仲間」「恩師」にそれぞれ送ったら、反応が全く違った。「弟みたいな友人」は「有り難う」で終わり、「勉強仲間」は「これ、高いんじゃない。今度何か良いとこがあったら飲もう。それまで取っておく。ありがとう。 」「恩師」は「このワインはフランスの○○でまた飲むには若い。10年寝かせてから飲むととても美味しい。それまで取っておく。10年後の楽しみが…
仕事が極端に忙しくなると時々熱を出す方がいる。本人は、「こんな時、熱を出している場合ではない。」と思っているだろうが、我々から診ると、「発熱して本当に良かった」と言いたくなってしまう。まず発熱は感染などで身体に侵入した細菌やウィルスなど(両方とも熱に弱い)をやっつけるために身体が自ら熱を作り出す。熱を出せるという事は体力がある証拠で悪い事ではない。最近は何でもすぐに解熱剤の話になってしまうが、余程…
膝痛の常連さんが、「通ってもすぐまた痛くなる」とぼやく。気持ちは分かるが、しかしよく考えると膝痛で良かったと思ってしまう。例えば「食べられないのと膝痛はどちらがいいですか?」と聞かれれば、殆どの方は「膝痛」と言うだろう。「お通じがないのと膝痛は?」と聞けば、やはり「膝痛」と言うだろう。「頭痛と膝痛は?」と聞けばおそらく、「膝痛」であろう。確かに膝は痛いかもしれないが、胃腸がちゃんと動き、ご飯も美味…
これは私の話だが、ここ1ヶ月ぐらい右足の調子が悪い。太腿や脛がシビれたり痛くなったり・・・。「あ、俺も歳でヘルニアか脊柱管狭窄症か。」と思いながら、仕事のスケジュールを見たら、1週間何処も空いていなくて医者に行けない。無理矢理に予定をずらして、医者にようやく行けたのが10日後。このシビレでは手術もありうると思い、手術になっても大丈夫な病院を選んだ。診察の後、レントゲンで「腰椎すべり症と脊柱管狭窄症…
常連さんの身体がいつもと違う。何があったのか聞いたら、「いや、特別に何ということはなく・・・」と言う。全身細かく調べるといつもは反応のない太腿や背中が硬い。これは頻繁に立ったり座ったりを意味する。「引越しをやった人みたいなこりですが・・・」と言うと、「少し子供部屋の改装を・・・」と言う。「じゃ、座ったまま作業したり、ダンボールを持ったりしたのですね・・・」「え、まぁ」「それで脚や背中がこんなこりに…
以前常連さんが身体を酷使してあっちもこっちも痛くなり、ロキソニンを処方して戴いたら殆ど痛みが消えてしまった。これに味をしめて日に何度もロキソニンを飲むようになったと言う。ある日、台所でキャベツを切っていたら、何故か赤くなり、包丁で指を切ってしまったのに殆ど痛みを感じなかった。これに怖くなって少し薬を控えたという。右股関節痛で通っている方も、毎日ロキソニンを飲むという。本来は股関節のためだけなのだが…
以前、糖尿病患者で、「野菜は食べれば食べるだけ、糖尿病が良くなる」と言っていた人がいたが、これは間違いである。何故かそういう方は甘い野菜ばかり食べる。キャベツ、ホウレンソウの根っこ、ネギの白いところ・・・。これには当然糖分がある。「キャベツは胃薬(キャベジン)にもなっているぐらいだから食べるほどいい。」と理屈を言う患者もいる。セロリ、パセリ、水菜なら糖分はないが、野菜なら大丈夫ということはない。こ…
常連さんがジョギングで腕を振っていたら肩こりが酷くなったという。この方は細身の女性で、我々から診たら数kgもある腕を例え30-40分間でもジョギング中に振ったら、肩甲骨が筋肉痛を起こすだろうと思ってしまう。腕を振っても肩がおかしくならないにはならないなりの理由がある。肩甲骨周辺の筋肉がしっかりしているとか、筋肉の回復が早いとか。ちなみにこの方のご主人はボディビルをやっていたのではないかと思うぐらい…
常連の社長がゴルフや過食で背中を痛めている。 過食をすると膵臓の反応が左の背中に出るので我々はすぐにわかる。 「甘い物を取りすぎています。ご飯?お酒?」 「ちょっと会食が多くて少しだけお酒も増えた。気持ちお腹のベルトがきつい。」 「体重は?」 「そんなに変わっていないが、少しだけ増えているかもしれない・・・」 こんな会話をしている。 しかしこの社長、困った事に、「背中の痛みさえ取れればゴルフが出来…
常連さんが時々眩暈(めまい)を訴えていたが、数週間前から酷いという。早速耳鼻科で診て頂いたが、思ったほど改善したいので、何か策はないかということで来られた。そこで指導したのが下記の内容である。尚病名は良性発作性頭位眩暈症である。 良性発作性頭位眩暈症は耳石を動かす体操があるので、ちゃんと毎回実行すること 眩暈に関しては我々はウィルスの関与と考えているので、荏胡麻を取ること マウスピースを作ると顎関…
腰痛の常連さんに、「貴方の腰は前弯が強く、骨盤が傾いている。こういう方は立ったり座ったりを嫌がる。仕事でしなければならないのはわかるから、今のうちに腰と股関節のレントゲンを撮っておきなさい。3年5年10年後に今と比べて何処がどれだけ悪くなったかがわかれば、医者は簡単に治療できるから。」と伝えたら、「今そんなにひどくなくても行くのですか?」と聞くので、「酷くなってからだと何処がどれだけ悪いのかが判定…