こんな症状に注意

仕事柄、患者さんの訴える症状には細心の注意を払っている。下記のように症状は一般的に十分知れ渡っているとは言いにくい。少し披露したい。

  • 眩暈が20分以上続く-脳の血管が詰まったり流れが悪くなったりする脳梗塞の可能性があり、血行不良により平衡感覚の消失
  • 片方のまぶたが下がる-脳出血などでまぶたを動かす神経が機能しない
  • 匂いを感じない-脳梗塞や認知症、頚椎損傷などで嗅覚に関わる神経が影響を受ける
  • 口の端の荒れる-胃炎などでの機能低下で反応が口角に出る
  • 緑色の痰が出る-肺の感染を疑う。痰の色により原因が分かれる
  • 左肩が急に痛む-心臓疾患を疑う。必ず左に出るとは限らない。時に左顎の痛みを訴えることがある
  • 油ものを食べると右わき腹が痛む-胆のうの反応。脂っこいものや刺激物の摂取で胆汁が出る。胆石があると痛む
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