アトピー性皮膚炎を歯医者で治す話
以前にニキビのひどい患者さんが遠方から来られた。話を聞いてみると地元の皮膚科を数件回ったが治らないという。皮膚科で治らないのだから他に原因があると考え、患部を診てみると顎の周辺の皮膚炎がひどい。もしかして歯の金属アレルギー?と思い、重金属排出作用のある中国パセリをオーリングテストで合わせると強い反応があった。これはまちがいないと思い、話を聞いてみると歯は子供の頃治療しただけでその後外国に留学してい…
以前にニキビのひどい患者さんが遠方から来られた。話を聞いてみると地元の皮膚科を数件回ったが治らないという。皮膚科で治らないのだから他に原因があると考え、患部を診てみると顎の周辺の皮膚炎がひどい。もしかして歯の金属アレルギー?と思い、重金属排出作用のある中国パセリをオーリングテストで合わせると強い反応があった。これはまちがいないと思い、話を聞いてみると歯は子供の頃治療しただけでその後外国に留学してい…
中高年の方がスポーツを始めると成果ばかり気にする傾向がある。ゴルフの玉が飛んだとか、マラソンでタイムが縮まったとか・・・。気持ちはわかるが治療家から見るとそこよりももっとみてもらいたい所がある。それは回復力である。ある程度の年齢になっても訓練をすればタイムは良くなるが、身体に負担をかけたものがどれだけの時間で、どの程度回復するかが一番大事である。有名な話に社長と部長と平社員がゴルフに行って、翌日平…
これだけ世界が狭くなると外国へ行って身体の心配をすることがある。インドに行って下痢をしたとか、フランスで頭が痛いとか不安の種は尽きない。最近、海外に住んでいる数人の方とskypeを使って話をした。昔だったら夢のようなテレビ電話である。音声だけでなく、動画があると病気の説明や症状など手に取るようにわかる。「何処が痛いのですが?ここですか?もっと下?あー、ここですか。わかりました。」音声だけでは理解出…
未曾有の震災で不安は増すばかり。もっと大きな地震が来るかもしれない、放射線は大丈夫かしら。電気・ガスや水道が止まるかもしれない・・・。不安の種は尽きません。震災以来皆さんの身体が変化しています。ではどんな変化をしているのでしょうか。 ★手足がこる これはストレスの反応です。身体はストレスを感じると自律神経の働きで心臓の血管を収縮させ、末端に十分血液を送らなくなります。肘下や膝下は特に反応が出やすく…
知り合いが入院すればお見舞いに行きたくなるのが人情だ。この仕事を長くやっていると時々、素晴らしい話を聞く。2つほど紹介したい。 初めにある方がお見舞いのために病院まで行ったが、患者には合わずに看護婦にお見舞いの品を届けてくれと頼んだという。この配慮には感動した。たとえ女性でなくても入院中は髪はぼさぼさだし、時には痛みをこらえて笑顔も作れない、風呂も毎日は入れないから出来れば人に会いたくないのが患者…
以前にご夫婦2人暮らしのご主人から、「家内の肝臓がんが悪くなったときにどうすればいいのかわからない。」という話が出た。もちろんご主人がそばにいればいいが、肝臓を悪くした場合は食道静脈瘤といって血を吐くことがある。大量に吐けば当然意識はもうろうとしてくるので、奥様が一人で病状を全て救急隊の方に説明できるとは限らない。そこで色々と調べてみたら、「救急医療情報キット」というものがあることがわかった。円筒…
この度の東北関東大震災で命を落とされた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方達にお見舞い申し上げます。 未曾有の震災に地震・津波・放射線と続き、収まる気配のない地震に精神的ダメージを受けておられる方も多いと思いますが、 現段階で集められた皆様に有益と思われる情報を提供いたします。 当院のFacebookに数多く載せていますのでご参照ください。 ■東洋鍼灸院Facebook ■内容紹介 1.…
体の中には病気の種が入っています。親子3代で何組かの方達の身体を診ていますが、まさにコピーでおじいちゃんのこの部分が孫のここに出ているとか、お母さんのこの体質が息子に出ているとかよくわかります。私自身、祖父が脳梗塞で父が糖尿病ですから、やがてはそうなる可能性が極めて高いわけです。40才の頃、父に何才で糖尿病になったかと聞いたら、「42才」と言っていましたので気をつけていましたが、どういうわけかその…
右膝を怪我した場合は右脚に体重がかけられませんから、左脚に負担がかかります。その状態が続くと支えている左脚が根を上げて腰に痛みを出します。ですから右膝痛で腰痛が出た場合は左脚の負担を取ってあげれば治ります。言われれば当たり前の話ですが、右膝痛の場合にどうしても右膝を治療して欲しいという要求が強く、右膝の治療は必要ないといっても少しでいいから治療してほしいと言われてしまいます。気持ちとしてはわかりま…
「体は借り物と思えばいい」この言葉は数日前にある先生から伺った言葉ですが、その先生も何処かの経営者から聞いて覚えていたそうです。聞いた瞬間、あっと思い、今まで患者様に色々とお話をさせて戴いてきた本質の1つがこれだと思いました。というのも考えてみれば、皆さんの体は母親からもらったものです。父親も多少関わっているかもしれませんが、十月十日、母親の子宮の中で受精卵1つから分裂して成長するわけです。でも母…
これは消化器の先生から聞いた話だが、肝臓の悪い方が2週間に1度血液検査に来るという。肝機能を測り、何の数度が上がったとか下がったとか自分で数字の管理をしているという。今週は山に登ったから肝機能が良かったとか、今週は飲み会が続いたのでダメだったとか、座禅を組んだから数字が下がったとか・・・。自分が自分の病気の医者になっているという。もちろんわからないことは医者に聞くとしても、血液検査も慣れてくればあ…
なかなか治らない肩こりの原因の一つにまぶたの筋肉の問題があります。腱膜性眼瞼下垂症と言って加齢や化粧、コンタクトや眼の擦りすぎなどで、まぶたの板とまぶたを挙げる筋肉をつないでいるすじが、瞼板からはずれてゆるんでしまうことによって起こります。結果、眼瞼下垂になります。これを補うために、眼瞼挙筋に付随しているミュラー筋という小さな筋肉を収縮させてまぶたを開けます。ミュラー筋は交感神経支配で緊張すると頭…
50才も超えてくると女性は閉経、男性はお腹が出てきたりして腰痛をよく起こす。医者に行ってレントゲンを撮ってもらうと、「骨が変形していています。これが痛みの原因ですね。」とよく言われる。患者も骨が曲がったり変形しているのでは、痛くても仕方ないと諦めてしまう。しかし長年の経験で骨の変形と痛みはあまり関係がないと思っている。病院に勤務していたときに多くの方のレントゲン写真を見たが変形の程度と痛みのレベル…
色々な方の体を診ていると「この方は体に止めさせられている。」と感じることがあります。スポーツ選手など体を診ると「この方はテレビでは必死にやっているように見えるが体にまだ余裕がある。」とか、逆に「この方の体はもう限界を超えていて、どうやってももう伸びるわけがない。」ということが体に書いてある。昔は何でも根性論で「無理をすれば何とかなる。」といった考え方もあったんでしょうが、私はそうは思いません。明ら…
よく「お客様第一主義-顧客満足主義」というがこれに関して恩師の先生からご指導を頂いた。「お客は満足はしない。欲しいのは安心だ。」これには驚いた。今までどうやって治療で患者様を満足させるかということしか考えてこなかったが、このご指導はまったく視点が違う。 例えば腰痛治療を「満足」でいくと「残り2割の痛みですがもっとやりましょう。完全に治るまで手を緩めません。徹底的にやりますよ。」となるが、「安心」で…
第1話-先生、お酒をやめました ある糖尿病の方の話。 「大分血糖値が高いからお酒はやめた方がいいですね。」 「先生少しぐらいはどうですか・・・」 「あまり薦められません。」 その後、数ヶ月して再検査すると 「あまり血糖値が下がっていないのでお酒は飲み続けているのではないですか?」 「いいえ、日本酒はきっぱりやめて一滴も飲んでいません。今はウィスキーにしています。」 第2話-白米は食べいてません 当…
当院のような鍼灸院で扱う腰痛には特徴があります。「ほおっておいて治るほど軽くはないし、病院でレントゲンを撮ってもらって異常はないと言われたけど治らない。薬が効かない。最近ひどくなってきた。鍼灸でも試してみるか。」ですから脊髄損傷のような難しい方は来ませんし、骨折も来ません(後遺症の方は来ますが)。そうなると坐骨神経痛が多くなります。それも数十年かけて徐々に悪くなった方や、最近冷えた方、交通事故の後…
40才ぐらいの男性には次の話をよくする。「男の38才説」といって、40才前に身体が少しおかしくなる。理由はこうだ。まず30代そこそこの時は10代・20代と何も変わっていないと感じている。確かにアフターファイブも元気だし、多少徹夜してもへこたれない。ゴルフだって絶好調、体のことを考えた事がない。しかし皆さんの体を診ているとそんなことをいっていられるのはおおよそ33才まで。そこから5年で一つの転機がく…
治療も長い人になると25年ほど診ている方が何人かいる。娘時代からお嫁にいき子供を産み、そして子育てと女性の生活の変化は激しい。娘時代に弱かった体が出産と共に強くなるケースはとても多く、冗談で虚弱体質の女性には「旦那はいなくてもいいから、子供だけ2人ぐらい産めばすごく強い体になる可能性が高い。」と言います。女性は合い言葉みたいに「痩せたい!!!」と言いますがこの言葉を聞く度毎にあることを思い出します…
以前から当院におこしの妊婦さんや新米ママには必ずする話がある。それは「子供が親を選ぶ」という話である。私からこの話を聞いた新米ママも多いと思う。20年以上前にこれは教えて頂いた話だが、当時は知識としては理解していだが、その後研究者のチェンバレン博士の資料を見たり、日本で胎内記憶の産婦人科の池川明先生をご紹介頂いたりで、段々興味が湧いてきた。殆どの方は親が子供を作ると考えているが実際は子供がこのパパ…