赤ちゃん5kg症候群
出産直後は赤ちゃんがかわいくて何時間でも抱いていられるでしょうが、2~3ヶ月もすると赤ちゃんは5kgになります。 (赤ちゃんは日に30g~50g増えます。)母親はその重みに耐えかね、腕や肩の痛みを訴えてきます。辛さを訴え始めるのが、殆どのお母さんで同じ時期なので赤ちゃんの体重を聞いたらおおよそ5kgでした。お米5kgだって持ったままではつらいのに、よく抱き続けられると思います。しかし5kgが限界の…
出産直後は赤ちゃんがかわいくて何時間でも抱いていられるでしょうが、2~3ヶ月もすると赤ちゃんは5kgになります。 (赤ちゃんは日に30g~50g増えます。)母親はその重みに耐えかね、腕や肩の痛みを訴えてきます。辛さを訴え始めるのが、殆どのお母さんで同じ時期なので赤ちゃんの体重を聞いたらおおよそ5kgでした。お米5kgだって持ったままではつらいのに、よく抱き続けられると思います。しかし5kgが限界の…
眩暈(めまい)を訴えてくる方は多い。良性発作性頭位めまい症という病名があって、耳の中の石が三半規管に入り込み、めまいを起こす。発作時間は短いまだが坐っていた立つときとか、頭の位置によって石が動き、眩暈が起こる。朝、目が醒めたときに少し右を向いたり、左を向いたりすると楽になる。医者に行くとメリスロンなどの薬が出る。売薬ではトラベルミンが効く。専門の先生が耳石を安定した場所に移動させるための体操、運動…
仕事柄、「足がつって困る。」という話はよく聞く。車の運転やプールで泳いでいるときはとても危険なので、悩みも真剣である。原因は血行不良や筋肉が硬くなってしまうと起こる。医者に行くとカルニチンを補う薬を出されたりする。漢方では我々は68番と言っているが、芍薬甘草湯が有名である。辛くなってから飲んでも効く。外出時などは持参するといい。この足がつるというのは少しやっかいなことがある。我々が脛などを治療して…
最近は常連さんの質問が鋭い。 「先生は一体どういう治療を目指しているのですか?」 と聞かれた。 中々核をついた質問なので答えに困ったが、何となく頭に描いている話をした。 それは2つあって、 1.病院以外で1番いい治療 2.常連さんからがんを出さない 西洋医学の発達は目覚ましく、手術や検査などでは到底、東洋医学では太刀打ち出来ない。 では東洋医学は役に立たないのかというと決してそうではない。 病院に…
山登りをする方が膝の治療で通っている。途中まで良い経過だったが、ここ数週間痛くてしょうがないという。話を聞くと腸の調子が悪い。便秘と下痢を繰り返すという。腸の調子が悪いと中々膝は治らない。数年前にも同じようなことがあり、専門の先生の治療を受けてすっかり治ったのにまた悪くなったという。腸の問題は「食べ物」「メンタル」「運動」で大体解ける。まず食べ物を聞いたら、ある時からパン食からご飯にしたら便秘にな…
首がなかなか治らない方が通院している。全身を拝見して仕事がシステムエンジニアなので、パソコン病の腕の治療で治まると思ったら、殆ど首は変わらないという。本人が、「何となく喉が辛いときに鼻が詰まり、そんな時は首もダメだ。」と言う。調べたら、顎下腺炎である。これは耳鼻科に行ってEAT(Bスポット療法)を受けなさいと指導をした。ついでに顎関節も気になったので調べたらこれも危ない。歯医者も同時に紹介した。も…
前回、筋トレをしても治らない膝の話を書いた。今日また同じようなケースで、膝の後ろが痛いから筋トレを頑張りたいというおばあちゃんが来た。我々から診ると膝の後ろは坐骨神経で膝の筋肉の支配は大腿神経。似てるが神経の系統が違う。膝の後ろは腰から治せば良いので、坐骨神経痛の治療をする。膝自体を治すのに太腿が弱ければ鍛えるので筋トレは合っている。しかし膝の後ろを治すのに筋トレは間違っている。ややこしい話だが、…
2-3ヶ月前に腕を捻り、二の腕の後ろが痛いという方が来た。調べると橈骨神経痛である。すこし時間が経っているので、肩まで痛くて整形に行ったら、五十肩と言われたという。我々から診ると、単に橈骨神経痛の痛みが肩まで影響しただけだと思うのだが、リハがいやで来たという。調べてみると握力は右も左も20kg。ひどい方だと7kgでお茶碗を落とすが、まだこの方は筋力を維持している。橈骨神経をやってしまうと下垂手とい…
ご紹介で膝が治らないという方が来ている。話を聞くとジムなどに行って膝が辛いというと必ず、「では太腿を鍛えましょう。」と言われるという。しかし通って真面目にやればやるだけ、膝が痛くなって終いには通わなくなってしまったという。そして治療院にもいくつか行ったが効果がないので、紹介されてきたという。太腿を診るとガチガチで何とも10年近く頑張ってきた歴史を感じる。以前、治療家とトレーナーの違いで書いたが、マ…
保育士の方が膝痛で通っている。小さな子供相手で、正座をしたり、膝で動いたりと中々痛みが取れない。熱を持っていたり腫れがあるのでこちらも連続で冷やすように指導したり、タルクを使ったりと色々やったが効果はいまいちである。サポータをしていても痛いというので、膝当ての話をした。私自身、日曜大工が趣味だが外でコンクリートに膝を当てるのが辛くて、ホームセンターで膝当てを買った。使ったら、膝が何ともない。こんな…
鬱病の治療後、回復期に仕事に復帰するときは注意が必要である。私自身、これは何度か失敗をしている。鬱病の治療をしながら体調が回復してくると、「もう仕事に復帰しても大丈夫じゃない?」と言いたくなってしまう。しかし鬱病患者にしてみると、心の中で色々なものと闘っていて当然仕事の復帰も考えてはいるが、自分に納得いかなかったり、踏み出せなかったり、勇気がなかったり、色々な感情の中で揺れ動いている。そんな時、「…
最近、男性で背が高く、胃腸虚弱の方の治療が続いている。胃腸が弱いので太れない。背が高いのでどうしても血行不良を起こしやすい。こういう方が安静を保つと途端に腰が痛いという。エアコンの効いた部屋で1時間じっとしていたら大変だ。定年後だと自宅でゆっくりしているほど腰が悪化する。本人は何もしていないと言うが、我々から見るとちょこちょこ動き続けなければ健康を維持出来ない。会社でも独楽鼠のように動いているとき…
常連さんの息子が骨接ぎの免許を取り、勤めだしたという。身体に少し興味が出てきて、私の身体を揉んでくれるという。この間は腰の痛い人を少し治療したら、楽になったと言われて喜んでいるという。何ともいい話したが、私から見るビギナーズラックの後が問題だという話をした。 「私は鍼の免許を取ったのだが初めは何でも治る。自分は天才ではないかと思ってしまう。これはおそらく治療家は皆感じていると思う。そしてある期間が…
以前ご近所のおばあちゃんが膝痛でよく通っていた。治療が終わったあと必ず、「全然膝が良くならない・・・・・。」といつも言う。こちらはもう来ないのかなぁと思っていると、会計の時に、「来週、空いてる?」と聞く。毎回こんな感じなのでこちらも慣れてしまった。ある時帰りがけに杖を忘れて帰ったので、そんなに問題はないのではないかと思ってしまった。かと思うとダラダラ通う患者がいる。毎回どうですかと聞くと、「変化し…
「頭痛」「肩こり」「眩暈(めまい)」「首のこり」が辛いのでなんとかして欲しいという方が来た。全部に効くように治療して欲しいという。しかし我々から見ると頭痛などは結果論で、○○が悪いので頭痛が起こっていると考えている。ただ頭が痛くて鍼を打てば楽にはなるだろうが、また戻る。患者さんの中では症状は下の図のように並列である。しかし我々はその下の図のように階層で考えている。眩暈(めまい)をよくすれば首と肩が…
こういう仕事をしていると時々、「先生の健康法は何ですか?何を飲んでいるのですか?」と聞かれる。 私は朝から晩まで具合の悪い人しか診ていない。 「絶好調です。」という人は一人もいない。 ではどういう風に具合が悪い人かというと、 1.ゴルフやテニス、マラソンなどで関節を痛めている方 2.過食が止まらない方 3.自分の器を越え、ストレスたっぷりで体調を壊している方 4.鼻炎や痔をほったらかしで免疫が上が…
常連さんが痔の手術をした。術後痛いらしくて何とも辛いという。坐薬はもらっているのだが、いまいち効かない。ないよりは良いが、完全に楽になるわけではないと言う。こんな時に勧めているのが、日に3回の入浴である。会社に行って仕事をする方達には難しいだろうが、それでも朝と晩に入るだけでも違う。次に出張など止めた方がいい。坐るときは円座を使っているだろうが、2時間以上は坐れない。外食で刺激物もダメである。特に…
常連さんが久しぶりに田舎に帰ったら、お母さんの背中が曲がり6cmも脊がちぢんでいたという。何とかしようと背中を伸ばしたら痛がったので止めてしまったという。我々から見ると背中が曲がったり変形は必要悪である。曲がらないにこしたことはないが、生活の中で必要に応じて身体が調整して曲がるので、生理的なものである。昔田舎では腰を直角に曲げてお辞儀をしながら歩いていたおばあさんがよくいたが最近は見ない。農作業が…
友達に頭痛持ちがいるので診て欲しいという。「先生の所では頭や色々な所に鍼を刺すのですか?」と聞かれたので、ポイントは3つという話をした。 鼻炎を確認してEAT(Bスポット療法)を受けてもらう 顎関節をマウスピースで調整する 腕や脛をほぐし、首のゆがみを調整する こう答えたら、「鍼は使わないのですか?」という。もちろん使う場面はあるが、頭痛だからといって必ず使うわけではない。頭痛は結果で何か悪い原因…
保育士の方が膝痛で通っている。年少さんの場合は抱っこしたり色々と面倒をみるので、自分の膝痛は二の次だという。気持ちは分かるが、身体の何処かに痛みをがあり、負担をかけると極端に治癒率が下がる。子供対手だからとっさに手を出したり、走り寄ったり大変だろうが、仕事だから仕方がないでは膝は治らない。ではどうするか。サポーターを着ければいいのである。普段の生活で膝痛を感じないサポーターを探す。いくつか買って実…