後頭神経痛に関して
頭痛も種類があるが、後頭神経痛を訴えてくる方が時々いる。こめかみの頭痛なら薬で楽になることが多いが、後頭神経痛は難病化することがある。以前診ていた後頭神経痛の方は何をやっても治らず、日本中の病院で診てもらったが唯一良かったのが、頭の血管造影をしたときに嘘みたいに楽になったという。これば偶然だろうが、血管内に造影剤を入れてたまたま何かのスイッチが入って効いたのだろうが一般的ではない。検査してくれた病…
頭痛も種類があるが、後頭神経痛を訴えてくる方が時々いる。こめかみの頭痛なら薬で楽になることが多いが、後頭神経痛は難病化することがある。以前診ていた後頭神経痛の方は何をやっても治らず、日本中の病院で診てもらったが唯一良かったのが、頭の血管造影をしたときに嘘みたいに楽になったという。これば偶然だろうが、血管内に造影剤を入れてたまたま何かのスイッチが入って効いたのだろうが一般的ではない。検査してくれた病…
パソコン病に関しては何度も書いている。一昔前はデスクトップがあたりまえだったが、最近はノートパソコンからスマホに移り、腕の使い方も変化をしている。使うとわかるが、デスクトップとノートパソコンでは疲労が全く違う。身体を診ていると同じ時間でも、ノートパソコンの方が3倍ぐらい疲れるのではないかと思ってしまう。新幹線の中や飛行機など、ノートパソコンを拡げてタイプしようとしただけで肩をつぼめている。身体を診…
首の痛みやゆがみを訴えてくる方は多い。治療のコツは首なら骨格のゆがみを考えるといい。一番影響があるのは歯の噛み合わせである。目や鼻からの影響もあるが、噛み合わせから比べると少ないと言える。内臓の影響で首が悪くなるというのは考えにくい。肩こりや肋骨、肩甲骨の動き、腕の問題など殆ど骨格で問題解決ができる。それに比べ、腰痛は内臓から診るとうまくいく。ほとんどは胃腸である。たまに子宮・膀胱などもあるが、数…
今日は何十年ぶりに11月の初雪だそうで、かなり冷える。朝、治療院の暖房を全開にしてもなかなか暖まらない。患者さんが外から来るので皆、鼻水をすすり、「今日は冷える。」と連呼している。こういう時はふくらはぎの硬さが気になり、中にはスチーム足浴器を買っている方も多いので、「使ってる?」と聞くと、「しまったまま。」という方が結構いる。長年仕事をしていると、お薦め商品①②とグッズが増える。買う方は多いが、使…
これは師匠の診療の手伝いをしていたときに教えて戴いた。 「これはある和尚から聞いたんだけど、山寺の周りに狸が出る。本堂の近くに餌を置いても食べないので、寺の周りに置いたら少し食べた。そのあと少しずつ本堂の近くに餌を置いたら、段々食べてやがてはわしの手からも食べるようになった。」 この話をされながら、患者さんへの生活指導をするときも同じだという。 糖尿病やがんになっていきなり、○○はダメ、○○をしな…
一時期より、「乳酸菌は生きたまま腸に届かなければ意味がない。当社の乳酸菌は生きたまま届くのでよく効きます。」という宣伝は減ったが、まだ信じている方は多いのではないかと思う。何となく気持ちは分かるが、実際はカプセルなどで飲んでも胃酸でやられてしまい、生きたまま腸に届くことはない。ではどうするか。死菌でも大量投与によって効果をあげる事がわかっていて、それをBRM効果と言う。私も長い間、Bi-Digit…
EAT(Bスポット療法)は何回か書いている。今まで中々改善しなかった症状を治癒に導いてくる。鼻や噛み合わせ、腸の治療の重要性を益々感じるが、EAT(Bスポット療法)と鼻洗浄、マウスピースと口テープ(優肌絆)でワンセットだと思っている。目的は強制的に口呼吸から鼻呼吸への変換である。EAT(Bスポット療法)は通える方でも週に一度なので治療としては足らない。先生から塩化亜鉛をもらって自分で塗るように指導…
中高年の女性で眠れないという方は多い。Bi-Digital O-Ring Testを使って薬を合わせても、中々患者さんの思った結果が出ないことがあります。その一つの理由に昼間に薬を合わせるのと、実際に飲む夜に薬を調べるのでは違うと言うことです。昼は交感神経優位で血管を締める方向ですから、睡眠薬や安定剤などの血管を少し開こうとする薬は有効と判断されます。しかしそれを実際、夜の副交感神経優位で血管が開…
少し専門的な話をします。五十肩や肩の痛みの場合は肩関節の前面に痛みがよく出ます。我々から診ると筋肉が硬かったり、靱帯が伸びなかったりなので、問題のあるところに鍼を打ったりするのですが、神経ブロックの先生から診ると神経の通り道に打ちたいわけです。筋膜リリース(ファシアリリース)の先生からすると筋膜に問題のあるところに打ちたいわけです。各々専門的な立場から狙いたいところが微妙にずれます。以前、五十肩で…
以前、強い形質はバッテンで遺伝すると書いた。こういう仕事をしていると親子3代を診るのはざらで、場合によっては4代を診ている。このおじいちゃんの体質が孫に出ているなど、手に取るようにわかる。だから自分に似ている親のまたその親まで見ると自分が将来どういう運命をたどるかがわかる。今日来た娘さんはとても元気な方だが、やはり父親似で、その父親がおばあちゃんにそっくりだという。自分がおばあちゃんに似ているわけ…
今日来た方が料理中に手を切って慌てて血を止めたという。気持ちは分かるが、この出血に関して我々は少し違う感覚を持っている。19世紀には結核の治療で有効な手立てがなく瀉血をしていた。血中の鉄分を減らすと楽になる病気もあり、血を抜けば元気になると信じられていた時代があった。今では嘘みたいな話だが、当時はよく行われていた。しかしこの瀉血、劇的に効くこうがある。もう10年ぐらい前だが、私自身が飼っていたネコ…
以前から「鼻」「歯」「腸」に問題のある方は中々よくならないと書いた。この中でも先ずはじめに治療するのは腸である。本人も子供の頃から下痢体質と諦めている方でも乳酸菌の摂取やお酒の量や刺激物の摂取、脂肪分の制限などで下痢が改善することは多い。まず大人になると飲み会が頻繁になる方がいる。以前、ウィルス性の疾患で中々良くならなかった方がお酒の量を1/3にして、劇的に良くなった方がいた。本人もこんなにお酒を…
以前、身体の状態が良くなり新しい状態になることをステージアップとして書いた。このステージアップはそんなに頻繁に起こるわけではないが、アップ前と後では全くの別人のように身体が変わってしまう。今までなら何かをやってすぐに疲れていたのが、全く疲れない。過去が嘘のようである。こういう変化はどうしても小鳥タイプではなく、ライオンタイプに起こりやすい。このライオンタイプも自然にステージアップする方と何かにつま…
たまたま常連さんが新聞を読んでいたら、自分の鼻水の症状にピッタリの病名を見つけたという。何ですかと聞いたら、「後鼻漏-こうびろう」だと言う。後鼻漏とは鼻水が喉に落ちてしまうことを言います。鼻をかんでも中々スッキリしません。原因はアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などがありますが、当院ではEAT(Bスポット療法)を勧めています。注射で楽にする方法もあります。いつも何となく鼻がむずむずしているとは言っていまし…
皆さんは腰や太腿が痛いと坐骨神経痛だと言う。 間違ってはいないのだが、我々から診ると全く原因が違っても、腰が痛ければ全て坐骨神経痛になってしまう事には多少の違和感がある。 坐骨神経痛と言っても部位毎に原因が違う。 まず正式な坐骨神経痛は坐骨神経の通り道が病む。 場所は太腿の中央でお尻に上がったところである。 ここを必ず坐骨神経が通るので押すと痛い。 次に胃腸がらみの場合は、その上で腰骨の下あたりに…
スポーツをやっている方で関節を痛める方は多い。以前から酷い捻挫の方には苦労しているが、最近は足のクリニックなどで診て頂けるので大分助かっている。特に若い方達は気持ちと気合いでスポーツをやっていることが良くわかる。筋肉の状態を診ると、根性だけで体を壊している方が多い。限界を超えなければならない、とことんまでやる、挑戦し続けると気持ちは分かるが身体がついていかない。何処かを壊しても、治ったらまたいつも…
首を痛めて手の握力低下で通っている方がいる。初めは箸が持てなかったが、最近は何とか仕事がこなせるようになってきた。年末は忙しくなるみたいで、今まで週に一度通っていたのに少し空いてしまった。久しぶりに握力を測ると下がっている。ある程度予想はしていたが、数字で見せられるとやはり落ち込む。話をしながら少し気になることを言った。少し眩暈(めまい)やふらつきがあるという。内科で薬をもらって何とかなっているが…
今何人かの方達に食事指導をしている。がんやウィルス感染症、鬱病にアトピー性皮膚炎など病気は様々だが、しゃべる内容は殆ど同じである。前立腺がんをやった方が美食で以前書いた「なんちやってマクロビ」を少し実践しているという。昼は玄米、夜は白米と言っていたので、それは逆にした方がいいと指導した。昼の時間は交感神経優位で食事が身につきにくい。だから三時のおやつという。夜の時間は副交感神経優位で身につきやすい…
以前から神経痛の痛みは一筋縄ではいかないことはわかっていた。昨日の晩、病んでも今朝楽になったり、さっきまでうずいていたのが今は楽と中々捕らえどころがない。痛みの変化は図のようにジグザグと変化をして、平均を取ると楽になるのだが、その差が激しい。若い頃よく、患者さんに「今はどうなんですか?」「昨晩は痛かったけど、今は痛くない。」「では今は大丈夫ですね。」「まあ、今は・・・。」私自身、坐骨神経痛をやった…
学校関係や子供を持つ親の悩みはつきない。子供を真っ直ぐ育てようとして、親が子供の前で色々と演じることも時にはあろうかと思う。場合によっては素の自分ではなく、演じた自分に疲れてしまう親もいる。気持ちがわからないでもないが、そういう親の部分も子供はわかっている。以前、子供が親を選ぶ話で書いたが、子供が親の喜ばせようとして子供は生まれてくるのである。親を嫌いな子供はいない。そして子供にとって親は最高のお…