キーワード 自律神経

患者の欲しい説明

長年この仕事をしているとどうしても、説明を簡単に済ませてしまうところがある。今日、腕を使いすぎた方が、「肩首まで痛みが拡がり、医者に行ったら血圧まで高い。首の前の所を押すと肩甲骨まで響く。」と言う。我々からしてみると腕の使いすぎは腕自体に症状は出ないが、簡単に肩や首の痛みを起こす。痛みの状態が続けば自律神経は興奮して血圧を上げる。首の前の所というのは「腕神経」と言って腕に抜ける神経の通り道である。…

子宮筋腫を治したら頻尿と便秘が治った話

子宮筋腫を手術した方が、なぜか頻尿と便秘が楽になったという。我々からしてみると解剖的に当然のことなのだが、患者さんにしてみると不思議にうつるらしい。図は身体を正面から垂直に切って、横から見たところである。左が前で右がお尻である。女性の場合、子宮の前に膀胱、後ろに直腸があるのがわかると思う。子宮が筋腫で大きくなれば、前の膀胱を押すので頻尿になる。後ろを押せば直腸が拡がらなくなるので、便秘になる。言わ…

腹筋の筋トレと炭酸水

常連さんが腹筋の筋トレをした後でゲップが続くのでどうしたら良いかと言う。これだけの話だと何が原因だかわからない。自律神経が絡むのか、腹圧なのか、胃が動くのか、ある程度の想像は出来るが原因の確定が出来ない。しかし対策はある。この患者さんには炭酸水を飲みなさいと指導した。理由は簡単で、炭酸水には胃をよくする作用がある。日本のある場所で湧き水の中に炭酸が入っている地域の胃病の発症率は低いという。食べ過ぎ…

受け身の治療の現界

以前、高身長と血流で書いたが背の高い男性で頭が回らないという方は多い。乳酸菌にEAT(Bスポット療法)、マウスピースや按腹、温熱など色々とやるのだが、初めのうちは効果を上げても段々効かなくなることを経験する。そういう方にBi-Digital O-Ring Testを使って心臓を調べるとわずかだが血行不良が反応する。こういう場合は発汗を指導するのだが、お風呂だけでは足りないケースが多い。自ら運動をし…

経理の先生がこの時期に絶好調の理由

3月は経理の先生は大忙しである。我々も何となく慌ただしい。本来であれば一番身体がきついこの時期に常連の経理の先生が絶好調だった。理由を聞いたら、「今後少し仕事を減らすことを決めたからよ。」と言っていた。しかし身体を診たら、極端に甘い物の摂取が減って胃の後ろに反応がない。そのことを伝えると、「そう言えば、甘い物を減らしてか何となく調子が良いと思っていた。関係あるかしら?」という。全身診ると殆ど身体に…

副交感神経優位の時に仕事をしない

若い頃は勉強する時間がなく、よく夕食後に時間を取っていた。 しかし段々自律神経の事を学び、折角ご飯を食べて副交感神経優位の時に、緊張すると弊害が大きいことを学び、仕事を止めてみたらすこぶる調子が良い。 自律神経は呼吸や体温など生命活動に必要な調整をしているが、自分でコントロール出来ない。 体温を上げようと思っても上がらないし、心臓を遅くしようとしても出来ない。 身体がかってに調整しているわけである…

身体はスイッチ論

首を痛めての握力が極端に下がってしまった方の治療をしている。仕事柄手を使う方なので、毎回腕や肩が硬い。自宅で何か出来ないかとハンディマッサージャーを買ってもらった。今回腕を診たら3割ほどほぐれている。ハンディマッサージャーが効いた様である。注意事項として私の体験からも。「やり過ぎは逆効果になる。」という話をしたら、「やはりそうですか。」と驚いていた。こういう機械は全て実験をしているが、私自身腕を極…

睡眠薬と頭痛

中高年の女性で眠れないという方は多い。Bi-Digital O-Ring Testを使って薬を合わせても、中々患者さんの思った結果が出ないことがある。その一つの理由に昼間に薬を合わせるのと、実際に飲む夜に薬を調べるのでは違うと言うことです。昼は交感神経優位で血管を締める方向ですから、睡眠薬や安定剤などの血管を少し開こうとする薬は有効と判断されます。しかしそれを実際、夜の副交感神経優位で血管が開いて…

握力とふらつき

首を痛めて手の握力低下で通っている方がいる。初めは箸が持てなかったが、最近は何とか仕事がこなせるようになってきた。年末は忙しくなるみたいで、今まで週に一度通っていたのに少し空いてしまった。久しぶりに握力を測ると下がっている。ある程度予想はしていたが、数字で見せられるとやはり落ち込む。話をしながら少し気になることを言った。少し眩暈(めまい)やふらつきがあるという。内科で薬をもらって何とかなっているが…

腹圧対策

細身の女性で腹圧が下がらない方がいる。病院で超音波診断やその他検査をしても何も引っかからないという。お腹を触ると確かに張っている。便の量も少ないという。こういう場合、まずは便通を整えるためにアローゼン(下剤)を使う。次に腸にガスが発生しているので、ガスコンなどのガス抜き剤、次に乳酸菌の種類を変えるか、増やすか、後チェックしなければならないのは甲状腺である。時々甲状腺の異常で便秘が出る。ここまでやっ…

人の身体は癖のもの

足の熱感が取れないという方が通っている。色々と手を尽くすのだが、いい結果が中々出ない。こんな時は単純に冷やすと良い。足の熱感から逆算して湿布程度では無理なので、バケツに氷を入れて冷やす。納得するまでバケツに足を入れたり出したりする。患者さんから、「そんなので治療になるの?」と聞かれたが、これが立派な治療なのである。但し、バケツに入れている時間も日を追う毎に短くなればの話である。初めは5分間入れてい…

圧迫骨折後の足の熱感

背中の圧迫骨折をした方が、足の熱感が取れないという。足の冷えに対して治療法は色々あるが、熱感に関しては治療法は少ない。話を聞くうちに自律神経失調症の可能性が出てきたので、それを調整する薬を飲んだらどうかという話をした。この方は薬剤師なので話が早い。それでだめなら足の浮腫対策で利尿剤、スプリングティーに五苓散、ラシックス(利尿剤)と段々レベルを上げていく。それでだめなら、腹圧を調整する。お腹を触った…

末梢神経障害に関して

神経には脳・脊髄の中枢神経と末梢神経があります。末梢神経は体性神経と自律神経系に別かれ、体性神経はさらに運動神経と感覚神経に別れます。自律神経は交感神経と副交感神経がありお互い拮抗的に作用しています。この末梢神経に何らかの異常が起こった状態を末梢神経障害といいます。首や腰を痛めたり、神経の走行途中での圧迫など、原因は様々ですが元来神経は圧迫に弱く、持続圧迫で神経は機能しなくなってしまいます。神経が…

腰椎圧迫骨折と胃炎

腰椎圧迫骨折後、胃炎が治らないという方が来た。以前から「リハビリ難民」に関しては書いているが、数週間の入院後、レントゲンで問題がなければ例え圧迫骨折でも病院から出されてしまう。我々から診るとそこからリハをして、機能回復させる必要があると思っているが、病院の都合もあり中々そうはいかない。そんな状態が長く続けば痛めた腰をかばおうと背中が硬くなり、その影響で胃の機能低下が起こる。そんな状態でいくら胃薬を…

ごちゃ混ぜと1つのルール

不眠症や過食症、鬱病など最近多いが、「鼻」「歯」「腸」の治療の重要性は以前から書いている。特にマウスピースは外せない。自律神経をコントロールするのに顎関節は大事なところで、そこが不具合では治らない。しかし装着するとかえって症状が酷くなる方がいる。日中はともかく夜間はマウスピースを装着して戴くよう歯医者で指導されるのだが、夜間の装着を嫌がると結局何もしないのと同じになってしまう。これは困るので、患者…

「鼻・歯・腸」で難病治療

仕事柄中々症状の改善しない方達を抱えている。 そういう方達の共通の特徴はないか調べてみると「鼻・歯・腸」が悪い。 以前は鼻に関しては耳鼻科で問題がないか調べて戴いた程度だったが、EAT(Bスポット療法)のことを勉強してからは鼻洗浄と口テープによ鼻呼吸まで指導している。 とにかく鼻が治らないとその影響力は大きく、頭の治療など殆どうまくいかない。 次に歯であるが、これは口内炎にしても歯周病にしても歯医…

筋力低下と乳酸菌

脳梗塞の後遺症や頚肩腕症候群、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などで手足の筋力低下やシビレを訴えてくる方は多い。我々は「指端の灸・四端の灸 したんのきゅう」と言って手足の末端にお灸を据えることがある。軽い方はこれで回復してくるが、中々回復しない方も多い。考え方は指の先端に火傷を起こし事件ですよと身体に知らせるわけである。身体は火傷を治そうと血液をそこの集め、血行不良や感覚麻痺が良くなる。しかし血液…

頭痛について

以前でしたら頭痛は緊張型頭痛が多く肩こりと連動していましたから、肩の治療で殆どが良くなっていました。 しかし最近は頭痛の原因は「セロトニン説」が有力になり、血管拡張型頭痛で数十年悩んでいる方も多く来ます。 いわゆる偏頭痛で赤ワインやチョコレート、グルタミン酸などに反応する方も多く、我々が肩の治療だけでは改善しません。 私の師匠はこの頭痛を混合感染として治療していますが、効果を上げています。 我々が…

左の背中と感情

東洋医学では内蔵体壁反射と言って、内蔵の異変が体表に出るという考え方があります。 たとえば胃が悪い場合にお腹や背中の胃に関係するツボに反応が出るわけです。 我々はそのツボを刺激して、内蔵を治そうとしているわけです。 直接内蔵に鍼を打っているわけではありませんので、この反射が頼りで体表から内臓の治療が出来るのです。 時々仕事がきつくて、左の背中に反応が出る方がいますが、これは心臓の反応です。 正確に…

副交感神経が人生の質を決める

ある方から本を薦められた。25万部売れているという。 健康に関する本では大ヒットである。 聞くと良くテレビに出ている先生だという。 「なぜ、「これ」は健康にいいのか?」 小林弘幸順天堂大学医学部教授 サンマーク出版 読み終わって非常に私自身が共感する部分が多かったので、目次の一部を紹介したい。 女性が男性より長生きするのはなぜだろう。 副交感神経の働きを高めることが「最高の健康法」 ジョギングより…