キーワード アトピー性皮膚炎

やがては認知症予備軍?

長年仕事をしているせいか、患者さんの症状がこじれて一筋縄ではいかない方が多い。 喉に鼻炎、歯周病や心臓の動悸、胃腸は悪いし、婦人科もいまいち、アトピー性皮膚炎はあるし、坐骨神経痛は慢性、脚は冷えるし膝まで痛い。集中力の低下と物忘れ、不眠が続くと頭痛が出るし最近は鬱病ではないかと思っている。 これが一人の方の症状である。 一体何処から手をつけていいのか悩む。 大抵こう言う方は、「粘膜症状」が治療の鍵…

大腸内視鏡で絶好腸

始めて大腸内視鏡を受けた方がその後腸の調子が良いという。どうしてこうなるのですかと聞くので、「理由は2つ3つあります。まず医者が内視鏡を入れながら少し曲がったりねじれたところは治してくれる先生がいます。次に検査の前に下剤をかけますが、腸が空っぽになるわけです。今まで少し便があったのが空っぽ、そして今までいた腸内細菌もスッキリそしてリセット。殆どの方は腸の空っぽを体験したことはありません。昔腸を洗う…

治りにくい手足の皮膚炎の患者を診て感じること

Bi-Digital O-Ring Testをやっているとアトピー性皮膚炎や難治性の皮膚炎の方は多い。 特に「掌蹠膿疱症 しょうせきのうほうしょう」と言って、手足にだけ出る皮膚炎は難しい。 「鼻」「歯」「腸」と原因を疑い、以前は歯の詰め物、特に異種金属を疑っていたが実際やってみると、思ったほど治らないことが分かってきた。 この皮膚炎はかなりの部分が慢性咽頭炎に起因していて、EAT(Bスポット療法)…

母親の精神状態と赤ちゃんの下痢

初めての子育てで不安を抱えない新米ママはいない。色々な話を聞く中で少し疑問に感じることがある。「出産後、栄養もちゃんと取っていて母乳に全く問題はないが、赤ちゃんが時々下痢をする。何が栄養的に足らないのかわからない。」これは我々から見ると、母親がちゃんと栄養さえ取っていればいつもいい母乳が出ると思っているからである。戦後、食糧不足で栄養状態が悪かったときでも、母乳で必ず下痢をするわけではなかった。こ…

Bi-Digital O-Ring Testを使って木材選び

大分前だが地方から喘息の子供を連れてきた親が、家を建てたいので木材を選んで欲しいという。話を聞くと息子が長い間喘息持ちで、新しい家を建てるのにどんな木材を使ったら良いか不安だという。Bi-Digital O-Ring Testなら選べると聞いて木材を数種類持ってきた。まずは杉、これはこの喘息の子供の喉にあまり良くなかった。次に数種類を調べたが、あまり杉と変わらない。最後に調べたのがとても良かったの…

Bi-Digital O-Ring Testでいい物を全て摂取していいとは限らない

がんやアトピー性皮膚炎、鬱病の方は人からいいと言われるとどうしても何か試したくなる。Bi-Digital O-Ring Testで良いか悪いかを判断して個別にいい物をすべて合わせてもいいとは限らない。よく師匠が、「美味しい紅茶を飲もうとして、レモンを1滴入れて丁度良い香りと味になるのに、そこにミルクやジャムなどいいからと言って入れても美味しくはならないのと同じように、治療もシンプルであまり加えすぎ…

藍について

Bi-Digital O-Ring Testではよく藍が出てくる。 藍は藍染めの藍で、昔から、「藍染め職人は風邪を引かない。」とか、「冷え性や肌荒れに効く。」と言われてきた。 また衣類の保管にも防虫効果の高さは知れ渡っていた。 高価な着物は藍の風呂敷に包んでいたという。 元々抗菌効果が高く呼吸器や肌荒れにいいが染料として多く使われている。 薬用としてフグ毒などの解毒や解熱剤としても使われた歴史があ…

癲癇(てんかん)の治療に関して

Bi-Digital O-Ring Testをやっていると時々、癲癇(てんかん)の子供を診る。ある程度下記のような特徴があるので少しまとめてみたい。 頭に重金属の沈着が見られる-アルミ鍋やアルミ缶ジュース、歯の詰め物-治療には中国パセリ 活性酸素のレベルが高い-8-OH-dG-治療にはスプリングティー 腸管免疫が弱い-頭のアセチルコリン・セロトニン・ドーパミンの低下-治療には乳酸菌 頭部にウィルス…

鬱病が断食で治らない理由

長年治療をしているとどうしても難しい方が増えるので、自然と断食の勉強もするようになる。本を読めば読むほど断食が万能という感じになるが、しかし患者を送っても中々結果が出ないことがある。初めのうちは断食の日数が足らないとか、何回かやるうちに効果か出ると思っていたが、EAT(Bスポット療法)やマウスピースに患者を送っているうちに、治癒率が違うのと鼻と噛み合わせだけで良くなる患者がいることがわかり、断食よ…

下痢対策の話

以前から「鼻」「歯」「腸」に問題のある方は中々よくならないと書いた。この中でも先ずはじめに治療するのは腸である。本人も子供の頃から下痢体質と諦めている方でも乳酸菌の摂取やお酒の量や刺激物の摂取、脂肪分の制限などで下痢が改善することは多い。まず大人になると飲み会が頻繁になる方がいる。以前、ウィルス性の疾患で中々良くならなかった方がお酒の量を1/3にして、劇的に良くなった方がいた。本人もこんなにお酒を…

美味しい物をお腹一杯食べなければならないという罠

今何人かの方達に食事指導をしている。がんやウィルス感染症、鬱病にアトピー性皮膚炎など病気は様々だが、しゃべる内容は殆ど同じである。前立腺がんをやった方が美食で以前書いた「なんちやってマクロビ」を少し実践しているという。昼は玄米、夜は白米と言っていたので、それは逆にした方がいいと指導した。昼の時間は交感神経優位で食事が身につきにくい。だから三時のおやつという。夜の時間は副交感神経優位で身につきやすい…

準備で勝つ話

ある方が夏休みをたっぷり取って、久しぶりに仕事を再開したら腰が痛くなったという。身体を診ると腰に炎症が起こっている。腰がビックリしたわけである。本人はたっぷり休息を取ったから、これで年末までたっぷり働けると思っていたが、実際は逆であった。こういう方を診るたびに、「準備で勝つ」という言葉が浮かぶ。ゴルフでいつも同じ所に腰痛が出る場合、痛くなる前から湿布を貼っておけば楽に過ごせる。宴会の季節になるとテ…

馬油に関して

以前から少し顔の赤みがあり、アトピー性皮膚炎の方が久しぶりに来て顔が白くスッキリしていた。何をやったのか聞いたら、「横浜に馬油専門店があって、最近毎日使っている。」という。 横濱馬油商店 http://yokohama-bayu.com/ 以前から馬油には興味があり、ある年配の方など、腹痛から関節炎、頭痛まで治るという。何処で買ったのか聞いたら、「お祭りの出店でおじさんが時々売っている。いつ買える…

カンジダ菌について

慢性アトピー性皮膚炎や長引く咳の場合はカンジダ菌(カビ)を疑います。抗生剤の飲み過ぎなどで常在菌まで殺してしまうと、本来身体にあっても何も悪いことをしないカビが暴れ出します。女性の膣炎や気管支炎など慢性化することが多く、真菌剤で良くなればいいですが、改善しない場合は乳酸菌を使うなど免疫を上げる治療が大事です。以前、アトピー性皮膚炎の方がピロリ菌を除菌した後でカンジダ菌が発生してしまい、口の中から皮…

告知について

常連さんとある方は足の内転筋(内股の筋肉)がなくなり、膝痛がひどいという話をしていたら、「その方は大変ね。」と言う。「あなたも内転筋は弱いから、あまり他人事ではないですよ。」と言ったら、ビックリしていた。「何で教えてくれないの?」「今は膝に痛みを感じないからいいでしょうが、少し危なくなったら言おうと思っていました。」「え、そんな状況なの?」「そうですよ。」「・・・・・。」我々は数多くの方を触ってい…

減量のコツ

減量に取り組んでいる方は多い。腰痛や膝痛、がんの術後の免疫治療やアトピー性皮膚炎、喘息と減量により改善する症状は多い。色々な方を診ていると減量にはどうもコツがある。いくつか披露したい。 1.まず、月に2kg以上は落とさないこと。これは体重が100kgの方も70kg方も同じである。初めは頑張り月に4kgぐらい落とす方がいるが、大体リバウンドする。逆に落としすぎると食べて欲しいと指導する。 2.食べ物…

子供の将来

仕事柄時々子供を治療する。 ほとんどはアトピー性皮膚炎か喘息である。 昔はおねしょがいたが最近は見ない。 この時期、小学生でも塾の特訓などで肩の痛みを訴えてくる子がいる。 親も子供に肩が痛いと言われればなすすべがない。 そういう子供の身体を診ると確かに腕がはって、立派な肩こりである。 かかっている間に寝てしまう子もいる。 頑張っているんだなぁと応援したくなる。 しかしただ肩を揉めばいいという話では…

フードチェック

アトピー性皮膚炎や虚弱体質の小鳥タイプ、アレルギーなどを持っている方にはフードチェックをしている。 Bi-Digital O-Ring Testを使うと簡単に調べられる。本人が自分の身体に合わないと自覚がある場合もあるが、意外な物が引っかかることがある。下記は今まで調べた方の特徴である。 牛乳が合わない マーガリンが合わない 人参やオリーブオイルは少量の方が身体にいい 生の玉葱が合わない 甘エビが…

患者さんの訴えと病気の本質

病院勤務時代から、よく患者さんの訴えは聞いていた。 腰が痛いと言われれば腰を診て、膝が痛いと言われれば膝を診て・・・・。 しかし結論から言うとあまり治らない。 当時は理由が分からず困っていたが、段々経験を積むうちに理由が分かってきた。 それは辛い所と悪い所が別である。 そこに気がついた。 例えば腰痛、誰もが腰が悪いと思っている。 だから腰を揉んだり鍼をしてくれとなるのだが、これが間違っている。 腰…