2006年3月1日 第20回発表資料

村田「背部のコリを落とす為に」
花田「腰部のしつこい凝りをとりたい! つづき」
田中「ぎっくり腰の治療順序に関して」


 

 

背部のコリを落とす為に                 ムラタ

頸部、頸肩部、前頸部とコリを落とすのが難しい部位はたくさんあるが、

#1『肩甲間部からやや下あたりへと続く背部』

#2『さらに下方の胸腰移行部あたり』

はアプローチの方法さえも少なく、かといって直接のアプローチでは時間に見合った結果が得られないことが多いのではないだろうか。

数ヶ月前に、たまたま偶然に#1の部位がとてもよくほぐれた事があった。その後も試行錯誤をしたが結果がイマイチ安定していないのが現状。

方法:****************

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考察:結果がイマイチ安定していないのと、どんな場合に効果があって、どういう時は効かないのかはまだまだ研究中。

  • ① *******************************。
  • ② *******************。
  • ③ *************************。
  • ④ *********************。
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腰部のしつこい凝りをとりたい! つづき       はなだ

 

今回は足からのアプローチについての検証。

市販の金属粒(1mm,材質は鉄・クローム・炭素・その他となっている)で経穴を刺激し、

それによる腰部の志室穴の反応変化を調べた。

使用穴は両側の大敦(肝)・竅院(胆)・至陰(膀)

金属粒は金色と銀色の二種類(色による成分差の記載なし)、絆創膏により経穴に貼り付ける。

金粒 銀粒
大敦R L-1 R-1 L+8  R+4
竅院R L+4 R+4 L+10 R+6
至陰R L+2 R+4 L+4  R+3
大敦L L+7 R+4 L+4  R+3
竅院L L+6 R+3 L+6  R+4
至陰L L+7 R+4 L+7  R+3

※金属粒のない状態の志室は両側共に-2

あまり美しい数字の並び方とならなかったが、基本的にはプラスの効果といえよう。

現時点で志室の凝りに効く!とするのは尚早かもしれないが、劇的に数値が上がる場合も多いので治療には使えると思う。

金属粒については、色による治療効果の差も考慮したい。

金色と銀色によって違いがあるが、全体的には銀色の効果が優勢な印象。

 

他の経穴での結果との比較、貼る位置の誤差・時間など、まだ埋めるべき点は多い。

また同じ検証を今後繰り返し行う事によって、ある程度の平均値な目安は掴めてくると思う。

必ずしも金属粒である必要性は感じない。鍼や灸でも良いだろうし、揉んでも良いだろう。

ただ一般の方が行なうには金属粒が簡単確実で、お手軽。

 


 

 
ぎっくり腰の治療順序に関して   東洋鍼灸院 田中俊男

初めに:
先日またまた、小生もぎっくり腰を体験し、鍼を打ってもらうやら、脚の左右差をとるためにガンガン
治療してもらったり、いい体験をした。
腰痛の原因に関しては何度か取り上げているので、今回は「ぎっくり腰の治療の順番」に関して
考察してみたい。

治療法考察:
1.脚の左右差の治療(まずはここから)
中殿筋
大腿四頭筋
ハムストリング
前脛骨筋
ふくらはぎ

2.背中のこり(背中で鎮痛すれば軽い腰痛)
食生活から
肩甲骨の影響
側弯

3.肩甲骨のROMを上げる(意外性があるが広背筋は大事)
肩甲骨のリフトアップ
前胸筋・腕神経の治療

4.按腹(これで決めも事も多い)

食事をしている場合
生理中に関して
胃と腸の反応点
深部のコリに関して

5.鍼とパルス(多少の危険性あり)
患部だけの場合(刺入の深さ)
坐骨神経を狙う(中殿筋も含む)
殷門を狙う
ふくらはぎの外側を狙う
患部への灸(坐骨神経痛)

6.矯正(技術によっては著効)
横向きの場合
背中のみ

7.キネシオ(腹部やふくらはぎで著効
仙棘筋
ふくらはぎ
腹部-腹直筋・下腹部の持ち上げ

8.ベルト固定・さらし固定(最後はこれ)
仙腸関節固定
腹部全体の固定
巻き方のコツ

9.患部のマッサージ治療(悪化の可能性あり-見極め方)
患部の熱感

10.SLR(必ず診ておきたい)
何処を伸ばすか