2006年6月1日 第22回発表資料

村田「頸を押す方向」
花田「不定愁訴としての腓腹反応から思うこと」
田中「難治性耳鳴りの頭皮治療の可能性」

 


 

難治性耳鳴りの頭皮治療の可能性        東洋鍼灸院 田中俊男

主訴:
8年前より金属音の高音耳鳴りが始まり、プラセンタ治療、十字式、漢方薬、トルマリン
マイナスイオン治療、気功、TRT治療、炭酸ガスを使った治療、鼓膜内ステロイド治療等を
試したが効果がなく、BDORTで調べたところ、口腔内と頭皮に反応があり、
その治療経過を報告する。

<TRT治療とは・・・>
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http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/saisin/sa531401.htmより引用

治療経過: 先ず、BDORTで耳の反応を見ると、herpesや重金属、トロンボキサンB2の反応があり、
難治性を予感させた。
特にその中でも気になったので、左耳から口腔内にかけてのherpes infectionで本人に聞いたら、
「実は珍しい両側のヘルペス感染で結膜炎と間違えられ、危うく失明するところだった。」
との話しが出て、herpesの治療が大事と説明したが、耳から口腔内に伸びているので、
歯科の先生に診察と治療をお願いした。
歯科の先生からの報告書でも、herpes infectionで、特に右の下8番が悪くそれを治療したら他の、
重金属、トロンボキサンB2も改善したので、このままでいいという。
その後、当院で治療は先ず頭皮に眼をやり、反応点を捜すと「百会」近くに浮腫があり、
また頭皮全体に硬さがあったので、先ず第一段階としてそこの集中治療をした。
今まで何年も変化しなかった耳鳴りが、歯科の治療と頭皮の治療で、大分本人も自覚できる
変化となってきた。
インターネットで調べると耳鳴りの薬として、「耳鳴丸」というのがあり、
本人の希望で試すことにした。

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治療法考察: 1.翳風の鍼
2.頭皮の鍼
3.首のゆがみの治療
4.肩甲骨のlift upの治療
5.顎関節の治療
6.仙腸関節の治療
7.手の臓器代表領域の治療
8.DHEAを使っての治療
9.刺絡
10.冷え症の治療

現段階では上記の10種類の治療を試す予定であるが、実際臨床でどれが効果を上げるのか、
誰もわからない。