がん重要

がんを取るかどうかという判断

知り合いの先生から、「甲状腺がんの方がどうしても手術をしたくないというので診て欲しい。」と言われて拝見した。 がんのサイズは15mm、20-30mm以上になれば摘出だろうが、なんとも微妙なサイズである。 専門病院の先生は、「ここ数年サイズが変わらず、周りが石灰化しているからこのまま様子見でもいいです。」と言っているという。 「他にもかかっているか?」と聞いたら、「時期をずらし○○大学病院でも診ても…

モンブラン比べ

常連さんを3日前に治療した時、下半身は何ともなかったのが、今日来たときは「スタマックライン-胃炎」「便秘」「下腹部の反応」「甘い物取りすぎ」と一気に身体が反応している。これはこの3日間で甘い物を食べ過ぎたとすぐにわかったので、「3日間、ずーっと甘い物を食べ続けたでしょう?」と聞いたら、「え、まぁ。」と歯切れが悪い。3日前にコンビニで買ったマーガリンたっぷりのお菓子をBi-Digital O-Rin…

食後のデザート

前立腺がんと糖尿病で通っている方がいる。 この方には10年ぐらい前から糖分の摂りすぎに関して話をしてたが、数年前に前立腺がん発症し最近ようやく糖尿病の治療にも目覚め、食生活の改善に取り組んでいる。 背中を診るといつも膵臓の反応が出ていて、こちらが注意するとほんの少々甘い物を減らすがなかなかまだ血液のデータは良い数字が出ない。 話を聞くとどうもこの方の数字が良くならないのは、食後のデザートの習慣であ…

ようやく気がついた甘い物、辛いものの腰への影響

坐骨神経痛で長く通っている常連さんに以前から、「過食はダメ、甘い物は控えて、辛いものも控えて。」と言い続けてきた。中々守ってもらえなかったが、最近兎に角治したいということで、少し食生活を控え目にしていた。途端に、「甘い物と辛いものを控えると本当に腰が楽、実感した。」と今日言われた。こちらからすると、今更という感じはあるが、患者さんが実体験したことが一番有り難い。「甘い物の代わりに何を食べればいいの…

乳がん術後に関して

Bi-Digital O-Ring Testを勉強しているので、乳がんの方は多い。術後によくこういう話をする。「乳がん手術後一番気になるのは再発です。乳がん自体の原因がまだわかっていないので、遺伝子から治療をするのはまだまだ先の話。後は食生活と電磁波。食生活は甘い物や刺激物を避け、牛乳は禁止。電磁波に関しては少し勉強しないとダメ。結局出来るのは食生活と電磁波対策。Bi-Digital O-Ring…

医学は科学、医療は物語

「医学は科学、医療は物語」この言葉はがんのセミナーで患者さんから教わった。 病気を研究するのが医学なので、がんなどはどうやって殺すか取るか、叩くかという話になる。 患者の死は医学においては敗北である。 だから新しい治療法が出るまで延命すれば、負けていないことになる。 よく聞く話で抗がん剤を使い続け、がんは大きくならなかったが、免疫不全の肺炎で亡くなれば負けたことにはならない。 そしてがんが大きくな…

がんの患者会に参加して

最近は毎月2-3回のペースでがんのセミナーに参加している。昨日はたまたまがん患者の体験談だった。数人話を聞きながらある患者の環境の変化という話にとても興味を持った。若くしてがんに罹患したのだが、がんとわかった途端生活が一変したという。少し列記してみたい。 1.まず仕事を休むので収入は減り、毎月抗がん剤代がかかる。がん保険だけで十分とは言えない。 2.会社に迷惑をかけ、今後どうなるかわからないので会…

乳がんについて

最近、乳がんが多い。 Bi-Digital O-Ring Testの師匠ががんばかり診ているので、おこぼれで患者さんが来る。 また他の先生からの紹介も多い。 そういう方達を診ていて感じるのは、「基本を押さえていない。」ということだ。 何の本で読んだかは知らないが、「乳がんが切ったらダメ。」「抗がん剤は最悪。」「がんは玄米菜食だけで大丈夫。」を信じて、「切らないで治る方法を探しているのです。」とか、…

人は意識で死ねる

以前、読んだ本の中に戦争時代の捕虜の話があった。 捕まった捕虜は目隠しをされて、腕に注射針を刺されこう言われる。 「今刺した注射針で少しずつあなたの血液を抜いていく。音が聞こえるだろう。やがてあなたは死を迎える。」 そして段々音が聞こえる。 「ポタン、ポタン、ポタン・・・・・。」 そうすると殆どの捕虜は恐怖のあまり死んでしまうと言う。 しかし実際は注射針は刺しただけで、一切出血させていないという。…

「がん」を「ぽん」に変えてみる

Bi-Digital O-Ring Testを勉強してからがんの患者さんを扱う事が多くなった。 昔はがんは100人に1人で、すこし時間が経って10人に1人になった。 今では10人に3.5人で、30万人が毎年がんで亡くなっている。 やがては10人に6.5人になるという。 3人に1人が3人に2人になる。 統計を見るとがんと言われた方の半分が亡くなっている。 テレビでも最近芸能人のがんが多いので、「乳が…

究極のがん治療は皆同じ

長年仕事をしていると、がんの勉強も必要になってくる。 西洋医学の手術、抗がん剤、放射線に対して疑問を持ち、代替補完医療を求める先生も多い。 どういうわけか最先端の勉強をしている先生程、限界を感じるのか代替医療を学んでいる。 そういう先生方とよく学会で顔なじみになるが、話を聞くと皆同じ事をやっている。 1.食事療法-マクロビ、ミネラル、サプリ、乳酸菌、断食など 2.波動-オーリングテストなど 3.マ…

一代で終わらないがん治療

Bi-Digital O-Ring Testを20年もやっていると鍼灸院なのに、がんの患者さんが来る。 発病前に見つけたり、手術後の症状を緩和したり、食事指導をしたり、末期の方だとお話を伺ったりと病院の治療が画一的でどうも不満を持っている方が多い。 長年やっていると何人も見送ることになるが、その後残された家族の方がよく通っている。 「肺がんだったお父さんもう七回忌?早いね。」 「子宮がんだったおば…

乳がん予防がすべて裏目

数年前に少し胸の異常を指摘してその後頑張って予防をしてきたが、うまくいっているか判定して欲しいという方が来た。この方は常連さんの奥さんでBi-Digital O-Ring Testを使ってほんの少しだけ左胸に異常を見つけた。数種類の健康食品を持参したが診ると、「○○はテレビで評判。」「○○は○○で金賞を取った。」「○○は更年期にいいと雑誌に書いてあった。」「○○は友達の間で流行っている。」というも…

身体のことを考える時期

色々な方を診ていると、一つの症状が出たときに身体の事を学んだ方がいいという方がいる。 例えば糖尿病と膝痛があり、当院に通っている場合、大抵膝が治ると来なくなる。 しかし膝痛の原因が過食による体重増加で膵臓に負担をかけている場合は、一時的に膝を治しても再発する。 我々から見ると膝痛と同時に、食生活や内臓への負担の事など色々と学ぶことがある。 そしてそれが身につくと自分の周囲の人(家族、友人、孫)にも…

勉強熱心で素直ながん患者

がんになると色々な方からアドバイスが来る。「○○のお茶がいい。」「○○サプリで治った方がいる。」素直な方だと、全て真に受けて、「○○さんの紹介だから間違いはない。」とサプリを10数種類飲んでいる方が結構いる。そして勉強熱心だと拍車がかかる。「○○セミナーで水素がいいと言っていた。」「遠赤外線はがんを小さくする。」「ブロッコリーががんを死滅させる。」1ヶ月に2-3回セミナーに出て勉強している。そうな…

乳がん誤診とその後

10数年前に乳がんと言われ手術をした方が、昨年胃がんの手術もした。本人はすっかりがん体質と思っているが、娘が乳腺炎になりがんと誤診される話を聞いてきて、自分も誤診だったかもしれないといいだした。がんは細胞の顔を見て問題のない「白」からがんの「黒」まで色々と段階がある。殆どが「灰色」であるために、医者が念のため取りましょうという。取ってみて問題はなかったとなれば患者は怒るだろうが、しかし「灰色」のま…

どういう治療を目指しているのですか?

最近は常連さんの質問が鋭い。 「先生は一体どういう治療を目指しているのですか?」 と聞かれた。 中々核をついた質問なので答えに困ったが、何となく頭に描いている話をした。 それは2つあって、 1.病院以外で1番いい治療 2.常連さんからがんを出さない 西洋医学の発達は目覚ましく、手術や検査などでは到底、東洋医学では太刀打ち出来ない。 では東洋医学は役に立たないのかというと決してそうではない。 病院に…

乳酸菌と甘酒

静岡から長年通っている健康オタクの方が最近は年金暮らしなので、今までみたいに少し良いものではなく、ずば抜けていい物だけ選んで欲しいという。いつもの通り数十種類食品から厳選したら、「乳酸菌」と「甘酒」だけだった。少しいいものなら数多くあるが、ずば抜けていい物と言われるとそんなに数は多くない。結局、腸を元気にするものだけのようだ。腸さえ元気にしておけば、多少の物を食べても問題はない。つくづく昔の日本食…

医者が飲まない薬

最近は書店に行っても過激なタイトルにしないと本が売れないからなのか、ドキッとするタイトルの本が多い。 「医者が飲まない薬、受けない手術」を思わず買ってしまった。 風邪はウィルスが原因なので抗生剤で効かない 抗生剤の服用で耐性菌を育てる 擦り傷に消毒は逆効果 効く胃薬は骨をもろくする コレステロールを下げる薬で筋力が低下 睡眠薬で認知症誘発 抗がん剤が効くというのは治ることではない 内容的には今まで…

ユベラとビタミンC

以前、がん治療の落とし穴で書いたが、Bi-Digital O-Ring Testを勉強してからユベラやビタミンCは薬効をキャンセルすることを教わった。今日来た方は今まで鬱病と不眠症で薬がよく効いていたが、ここ1年ぐらいなんか薬の効きが悪いという。そして胃腸も重く頭痛が頻発するという。何かやっていると思い、薬を調べたら肝斑というシミを治すために、ユベラとビタミンC(シナール)が両方出されて、もう1年…