坐骨神経痛最重要

腰椎椎間板ヘルニアについて

仕事柄、腰椎椎間板ヘルニアの方は多い。坐骨神経痛を起こし、脚まで症状が出る。痛みだけならいいが、シビレや麻痺となると場合によっては手術の対象になる。病院勤務時代によく先生が、「昔のヘルニアは50%位の手術の成功率だったが、最近は80%近くになってきたので成績が良い。」と言っていた。こちらはリハビリをしながら、良く患者さんから苦情をもらった。「外科の○○先生に手術をしてもらって確かに痛みなくなったの…

理屈通りにいかない腰痛

足首が硬くて腰に負担がかかり、ヘルニアと坐骨神経痛をおこしている方が通っている。一時期よりはいいが中々完治までいかない。色々な病院で、「腰のヘルニア、痛かったでしょう。神経ブロックでもしたら。」と勧められている。しかし本人は、「神経ブロックは打ったときだけしか効かないから治らない。」という感覚があり受けたがらない。我々からしてみると少し痛みを感じない間に身体は修復がかかるのでお薦めしたいのだが、本…

二十歳より10kgほど太った女性達へ

以前男の38才説は書いた。男性の場合、33才ぐらいから身体が変化するが、気持ちは学生時代のまま5年過ぎる。40才を前にして、「俺も人生半分か。」などと言い、今までは薬局にいっても滋養強壮剤など見向きもしなかったのが、少し気になる。我々のような鍼灸・マッサージも自分の腰が良くならず、行ってみようかなぁと気になり始める。それが男の38才説だが、女性の場合は明確に38才に反応しない。理由はいくつかあるが…

腰痛アラカルト

仕事柄、腰痛の方は毎日診ている。一概に腰と言っても場所によってなぜ痛くなったのかの原因が違う。ぎっくり腰は仙腸関節の反応だし、坐骨神経痛なら殆ど一側にしか出ない、腸の反応は特定の場所以外でないし、甘い物取りすぎは左の腰の上、刺激物の摂取は右の腰の上、図には書けなかったが、座り疲れは場所的には甘い物取りすぎは刺激物の摂取と同じ場所。明確に辛くなる場所が違う。だから身体を診て、「これはぎっくり腰ではな…

胃炎と坐骨神経痛

最近、ブログが人気である。一昔前に比べちゃんとブログの中身を読んでくる患者さんが明らかに増えてきた。膝に関してはどうも私の記述がよそと比べてかなり多いらしい。どうやって調べたのかは知らないが、坐骨神経痛に関しても多いらしい。今日来た方も筋肉の質は良く、腰椎椎間板ヘルニアと言われ、マッサージやオステオパシーでかなりよくはなったが、完全に治りきらないという。私のブログを見てきたという。調べてみると典型…

原因が全く違う坐骨神経痛

皆さんは腰や太腿が痛いと坐骨神経痛だと言う。 間違ってはいないのだが、我々から診ると全く原因が違っても、腰が痛ければ全て坐骨神経痛になってしまう事には多少の違和感がある。 坐骨神経痛と言っても部位毎に原因が違う。 まず正式な坐骨神経痛は坐骨神経の通り道が病む。 場所は太腿の中央でお尻に上がったところである。 ここを必ず坐骨神経が通るので押すと痛い。 次に胃腸がらみの場合は、その上で腰骨の下あたりに…

坐ってお灸をする話

鍼灸学生時代にお灸の実技で患者役をベッドに寝かせてやっていたら、先生から「そのツボは坐ってとりなさい。」と指導された。当時は寝ていても坐ってもツボは同じなのだから効果は変わらないと考えていたら、最近自分がお灸を受ける場面になってその明確な違いを感じた。患者が寝てツボを取ると極端にツボがずれる。それもビックリするぐらい。しかし先生の指導の通りにやると常に安定したところに治療ができる。その先生は当時お…

旅行とぎっくり腰

この時期、旅行疲れでぎっくり腰の方は多い。旅行の目的が美味しい物を沢山食べることだから腹筋力はなくなる。それに長時間の車や新幹線、飛行機で腰や足に負担がかかり、ぎっくり腰は仕方がない。ぎっくり腰になった方の体を診ると、お腹と脚の両方に負担をかけなければいいのにと思ってしまう。移動がきつければ少食にするとか、移動が楽で翌日の日程も楽なら食べ過ぎてもいいとか、どちらかがいい。美味しい物を食べるなと言っ…

お尻の部位別痛みの解説

この時期、坐骨神経痛の方は多い。ちょっと気温が上がり、エアコンを入れて腰が痛くなったり、冷たい物や暴飲暴食で胃腸を壊して腰に反応が出る。理由は様々だが、患者さんの話を聞いているとお尻が痛いのは全て同じと思っている。我々から見ると部位別で意味がある。まずは真横が痛い場合は、これは中殿筋と言って脚のアンバランスで反応するので、ここが痛ければ脚に左右差がある可能性が高い。次にそれより少し真ん中寄りの所は…

坐骨神経痛治療の決定打

この時期、坐骨神経痛の方はよく診ます。 最近数人かなりひどい方がきて、これこそ「坐骨神経痛治療の決定打」というものを掴みましたのでお伝えします。 昔、坐骨神経痛の勉強をしていたときに、おおよそ8回の治療で治まると書いてありました。 臨床でやってみると確かに正確な数字で、殆どの方が8回以内の治療で治まります。 しかし医者が手術を検討している腰椎椎間板ヘルニアのひどい方や、坐骨神経の炎症がひどい方など…

腰痛の真の原因

当院のような鍼灸院で扱う腰痛には特徴があります。「ほおっておいて治るほど軽くはないし、病院でレントゲンを撮ってもらって異常はないと言われたけど治らない。薬が効かない。最近ひどくなってきた。鍼灸でも試してみるか。」ですから脊髄損傷のような難しい方は来ませんし、骨折も来ません(後遺症の方は来ますが)。そうなると坐骨神経痛が多くなります。それも数十年かけて徐々に悪くなった方や、最近冷えた方、交通事故の後…

冷たいものの取りすぎで左坐骨神経痛

ようやく梅雨も明け、夏本番だが少しこの暑さにはまいってしまう。テレビでは記録更新と毎日やっているが、夜中の寝苦しさは半端ではない。エアコンをつけたり、窓を開けたり、扇風機をつけたり、熟睡など出来るものではない。必然的に冷たいものを悪いとわかっても取ってしまう。湯冷ましがいいといっても待っていられない。つい冷たいものを胃にゴクゴクと落とし込んでしまう。またこれが快感だからやめられない。しかし日々治療…

坐骨神経痛

目安は8回 カルテを調べると多くの方が8回以内で終わっている。治療経過の中で良くなったり、悪化したりがあるので、こ ちらとしては長い道のりに感じるが、統計を取るとほとんどの方が、その範囲内でおさまっているので驚いた。だから最近は坐骨神経痛の方には、8回の治療で ほぼおさまる旨を初めに伝えている。8回と言っても週に1度治療して2ヶ月かかる。8日間続けてやれば治るのかと聞かれるが、1回治療して体の反応…