坐骨神経痛重要

子供と競って食べて坐骨神経痛

常連さんが久しぶりに来て、「最近仕事を楽にしたので身体は絶好調なんだけど、右坐骨神経痛が出ちゃった。」と言う。身体を調べると、顔が少しふっくらして、胃酸過多のスタマックラインに反応が出ている。「最近ご飯が美味しいでしょう。」と言ったら、「そんなに変わったわけではないが、仕事を減らし夜の宴会がなくなったから子供と夕食を食べる機会が増えた。なんと競って食べてしまう。勢いに負けてしまう。」という。育ち盛…

結局は粘膜と噛み合わせの問題

常連さんが、「最近眼は腫れるし、痙攣するし、皮膚はかゆいし、噛み合わせも気になる。脚はムズムズ、喉の調子も悪い。胃もいまいちで膀胱も調子が悪い。色々ありすぎるので最近は医者から『心療内科で診てもらったら?』と言われている。眼医者、皮膚科、歯医者、耳鼻咽喉科、消化器に整形、泌尿器と心療内科、忙しくて困る。」と言う。しかし話をよく聞くと「粘膜とウィルス」と「噛み合わせ」の問題である。免疫が下がり粘膜の…

ネットワーク論その1

前回メルマガ配信で、「一つ病気をしたら他にも何かあると疑え」を書いた。 思いのほか反響があり、もう少し詳しく聞きたいと言う。 この話は身体の中のネットワーク論になってしまう。 いくつかはブログの中に書いてあるが少しまとめてみたい。 「坐骨神経痛と胆嚢炎」 ブログの中に「坐骨神経痛の治療の目安は8回」と書いてある。これを読んだ患者さんが、「私のは長患いですから多少の回数はともかく、是非よろしくお願い…

ようやく気がついた甘い物、辛いものの腰への影響

坐骨神経痛で長く通っている常連さんに以前から、「過食はダメ、甘い物は控えて、辛いものも控えて。」と言い続けてきた。中々守ってもらえなかったが、最近兎に角治したいということで、少し食生活を控え目にしていた。途端に、「甘い物と辛いものを控えると本当に腰が楽、実感した。」と今日言われた。こちらからすると、今更という感じはあるが、患者さんが実体験したことが一番有り難い。「甘い物の代わりに何を食べればいいの…

ほんの少しの甘い物、古傷、筋トレしすぎ

常連のご隠居さんがすこぶる健康的な生活をしている。3食を2食にし、夜は早く寝て、早朝から散歩にジム、水泳と余念がない。しかしどういうわけか右坐骨神経痛が治らないという。以前この方は甘い物取りすぎで腰痛を指摘していたので、甘い物(特に食後のデザート)に関しては大分セーブしている。身体を診ると、ほんの少しだけ甘い物を食べている。左腰を診ると古傷が反応していて、足まで硬い。太腿を診ると筋肉痛がある。「ジ…

難しい妊婦の腰痛

仕事柄、妊婦さんは多い。訴えの殆どは、「腰痛」か「足の浮腫」である。以前は臨月ギリギリまで治療をやっていたが、最近は予定日より2週間ぐらい早いのが当たり前になっているから、臨月に入ったら治療は断っている。腰痛もお腹が大きくなったことによる重心の変化や足への負担なら治療は楽であるが、時々難しい方が来る。特に尻もちをついて尾てい骨痛や仙腸関節の問題などは、注意してやらないと治療後痛みが酷くなってしまう…

中年女性のお腹の問題

60代70代の女性を診ていると、「お腹の問題が治まればこんなに色々と症状が出ることはないのに・・・。」と良く感じている。閉経後、甘い物の誘惑に負け、中年太りに悩まされ、スカートが入らなくなり、ゴムのスカートを買ったりする。何となく便秘もあり、坐骨神経痛もある。物忘れは段々深刻になり、旅行に行っても階段の多い神社などはお参りが出来なくなる。夜の宴会は元気だが、翌日の便秘には悩んでいる。下腹部を見ると…

腰から足に痛みが移れば改善

知り合いの先生がヘルニアで腰が悪く、最新の治療でアメリカで特許も取っているというDST法という治療を受けた。「術後はどうですか?」と聞いたら、「劇的に良くなった感じはないが、痛みは腰の真ん中からお尻と足に移った。しかし今度はそこが痛くて歩けない。 痛み止めも効かず 夜もうずいて寝られない。」という。一人では杖なしでは歩けず、助手に手伝ってもらって椅子に坐らなければならない。こういう場合、我々から見…

老いと寺子屋

最近仕事をしていてつくづく思うことは、「自分のやっていることは寺子屋だなぁ。」ということである。 何を教えているかと言えば、「老い」である。 長いこと仕事をしてきてわかったことは、「人の老いは皆同じパターン」ということである。 20歳までの成長期は殆ど病気もせず元気でいいが、33歳ぐらいから明確に身体は変化し始める。 まず問題なのが体重増加、酷い方だと20歳より15kg増える。 そうなると坐骨神経…

喘息と腰痛

今日来た方は喘息の後の腰痛だった。話を聞きながら、どうもおかしな事を言う。まず今まで腰が痛くなったことがない、お腹の調子と腰痛が連動している、喘息の治療の後から腰が痛くなった、便秘がある、何となく食後ムカムカする、坐っていると腰は痛いが歩くと何ともない。この問診をしただけで、喘息の時に抗生剤を咳を止めるために飲んで胃炎になり、その胃炎が続いているのでは?と当たりがついた。身体を診てまず大腿四頭筋が…

最近の患者さんの特徴

4-5年前なら治療院を探すのに「品川 鍼」と入れて検索していた方が多かったが最近は違う。 ブログを実に読み込んでこられる。 以前来た方は、「先生のブログに『坐骨神経痛は8回で治る』と書いてありました。よろしくお願いします。」と言う。 1回目治療してみると効果がわからないという。 少し治療法を変え2回目の後も効いた感じがしないという。 また治療法を変え3回目の後、変化がないという。 4回目におみえに…

手術後の痛み止めで左坐骨神経痛を発症

以前、「水虫とぎっくり腰」の話を書いた。水虫の飲み薬は長期服用しなければならず、それが原因で胃を壊す。そうすると腹筋が働かず、腰に負担がかかりぎっくり腰になるという話だ。これと似た話で、身体にメスが入るとその後、鎮痛剤を飲み過ぎると胃を壊す。胃粘膜保護剤でちゃんと治療すれば良いが、痛み止めだけ飲む方も多い。それが続くと腰に負担がかかり、太腿の裏(下っ腹の反応点)にも反応が出て、左坐骨神経痛を訴えて…

患者から出た「やって理解出来た」という言葉

ちょっと酷い坐骨神経痛の方が毎週通っている。今まで通っていたところで良くはなったが完治しないという。当院のブログを見て興味を持ったという。初診が5月でその時にもう胃腸の問題のことを指摘している。「胃腸を治さないと治らない坐骨神経痛」と毎回来る度に伝えている。仕事柄宴会が多い方で、週に最低2-3回は入るという。多いと4-5回でいつも胃腸障害を抱えている。今回は昨晩の食べ過ぎでお腹も痛くて触れないぐら…

神経ブロック3回で完治した坐骨神経痛

仕事柄、医者で診てもらって坐骨神経痛と言われ、薬を飲んだが効かず、ペインクリニックで注射を打ったがいまいちなので、鍼でもやるかと来る方は多い。ブログでも坐骨神経痛に関しては色々と書いているので見て来る方もいる。そんな中、ブログを読んできた方の治療がうまくいかず、目安は8回を目前に内臓の問題を疑い、「医者でお腹を検査したらまた来て下さい。」と言った方がいる。1年ぶりに来られて、こちらとしては内臓は大…

胃腸の話

最近気がついたら患者さんには胃腸の話ばかりしている。 「この脚の反応は胃酸過多だから食べ過ぎです。」 「2週間お酒をやめたからこんなに背中と坐骨神経痛が楽です。」 「この胃の硬さは食べ過ぎよりストレスです。」 「こんなに腸が動かなければ浣腸を試したらいかがですか?」 「胃薬を忘れなければ背中はもっと楽だったと思います。」 「生クリームを止めない限りこの膵臓の反応は消えません。」 「これだけ腹圧が高…

定年後の過食

先日、定年した男性が注意すべき事で定年後食欲が出るという話をした。これは今まで男性特有かと思っていたら女性にも同じようなことが起こっているようだ。女性も仕事から開放され時間が出来るとまず、朝起きてどんな美味しいものを食べるかを考える。仕事をしていたときはただ急いで食べる事しか考えなかった方が、○○もいいし、△△も悪くない、たまには□□も食べてみたいと頭の中が美味しい食べ物で一杯になる。食事の時間も…

正しい機械の使い方

仕事柄、坐骨神経痛の方は多いが自宅で出来る機械をよく紹介している。しかし話を聞くとどうも正しい使われ方をしていない。少し説明したい。 ■お尻は低周波がいい。しかし2点をパットで通電するとどちらかが強く、他方は弱く感じる。例えばお尻に「白」、太腿の裏に「赤」とかけた場合、お尻を強くしたいのに太腿ばかり感じることがある。電極を「白」「赤」変えてもお尻が感じないことがある。これは電極のプラスマイナスの問…

整形外科で静かな革命

トライアスロンをやっている常連さんが、医者に紹介されて整形の専門病院に行ったという。詳しく調べていただいて問題はなかったのだが、股関節のMRIを見ながら、「これは一般の医者に言っても知らない。普通ならCD-ROMを渡すのだが、見てもわからないから、紹介元の先生にはメールをしておく。そしてあなたの場合は上双子筋(じょうそうしきん)を刺激しなさい。」と言われたという。この常連さんは治療にかなりのお金を…

良かれと思ってやったストレッチで坐骨神経痛悪化

日舞をやっている方が膝痛で通っている。太腿をほぐしたり、鍼をやったり、キネシオを巻いたりで何とかしのいでいる。ストレッチに関してはスクワットを禁止し、四股を踏むよう指導したら、今日になって四股を踏んだ坐骨神経が痛いという。話を聞いたら、四股だけに飽き足らず、足を伸ばして股関節までストレッチしたという。やりながらに坐骨神経がよく伸びたので効くに違いないと確信したという。四股は指導したが、そんなにきつ…

マラソンと荏胡麻

マラソンレースに出た方が、途中から天候が悪化して体調を崩したという。話を聞いてみたら、まず膝の痛み、坐骨神経痛、腰痛、股関節痛、背中の痛み、頭痛、不整脈、喉の痛みと出ている症状が全てウィルスで説明できる。こういう場合は走りながら荏胡麻を飲むといい。本来ならEPA(fish oil)と言いたいのだが、実際使ってみるとEPAは胃に負担がかかったり、アレルギーの方がいたり、出血性素因があったりと万人向け…