以前から歯科治療の重要性は書いている。
中々改善しない首や肩の症状、頭痛に鼻に耳の症状もマウスピースを使って、噛み合わせで良くなることは多い。
最近は鬱病の方はまず、歯科を受診して戴く。
当院に来られて話を聞いて全身状態を診て、まず歯医者である。
これには理由があり、以前首の悪い方の治療を丁寧にしていたときに、たまたま通っていた歯医者で噛み合わせをいじられた途端、今までの首の治療が全て駄目になってしまい、歯の影響力の強さをいやと言うほど味わった。
それ以来、まず歯医者である。
統計を取ったら、鬱病の方は3割ぐらい当院で治療しなくても歯医者だけで良くなっている。
それぐらい頭の血流に対して歯の影響力は大きい。
最近ひどい方が何人かいた。
1人は長年の歯の食いしばりで骨隆起と言って、上あごが変形してしまっている。
これは手術の対象である。
次に歯にクラック(ヒビ)が入る。
これは歯ぎしりや食いしばりで歯が割れてしまうという。
全ての歯にクラックが入っている方もいるというから恐ろしい話である。
歯に問題のある方達の首や肩こり、腰痛治療は一筋縄ではいかない。
経験を積む毎に歯の大切さを感じている。