頭痛最重要

高校生の頭痛

常連さんの高校の娘さんが頭痛が治らないという。話を聞くと部活が大変で、あまりに治らないので鎮痛剤だけ増え、CTも撮ったが、らちがあかないという。こういう場合、どう考えるかを列記したい。 古傷の可能性 噛み合わせや口の中の問題 鼻炎 過緊張 腸の問題 生理と連動 筋、骨格の問題 まず「古傷」だが、本人も気がついていないときに親が子供を落としたとか、転んだとか、何か外傷性の場合がある。「噛み合わせや口…

頭痛はどうやって治すのですか?

友達に頭痛持ちがいるので診て欲しいという。「先生の所では頭や色々な所に鍼を刺すのですか?」と聞かれたので、ポイントは3つという話をした。 鼻炎を確認してEAT(Bスポット療法)を受けてもらう 顎関節をマウスピースで調整する 腕や脛をほぐし、首のゆがみを調整する こう答えたら、「鍼は使わないのですか?」という。もちろん使う場面はあるが、頭痛だからといって必ず使うわけではない。頭痛は結果で何か悪い原因…

後頭神経痛に関して

頭痛も種類があるが、後頭神経痛を訴えてくる方が時々いる。こめかみの頭痛なら薬で楽になることが多いが、後頭神経痛は難病化することがある。以前診ていた後頭神経痛の方は何をやっても治らず、日本中の病院で診てもらったが唯一良かったのが、頭の血管造影をしたときに嘘みたいに楽になったという。これば偶然だろうが、血管内に造影剤を入れてたまたま何かのスイッチが入って効いたのだろうが一般的ではない。検査してくれた病…

マウスピースについて

以前から歯科治療の重要性は書いている。 中々改善しない首や肩の症状、頭痛に鼻に耳の症状もマウスピースを使って、噛み合わせで良くなることは多い。 最近は鬱病の方はまず、歯科を受診して戴く。 当院に来られて話を聞いて全身状態を診て、まず歯医者である。 これには理由があり、以前首の悪い方の治療を丁寧にしていたときに、たまたま通っていた歯医者で噛み合わせをいじられた途端、今までの首の治療が全て駄目になって…

治療はただ治せばいいというものではない

きつい仕事をこなした後、頭痛で来た方がいた。 普通、頭痛というとこめかみか首の後ろが多いが、その方はおでこが痛いという。 場所から言うと少し嫌なところである。 真っ赤な顔をしていたので、「血圧は?」と聞いたら高いという。 「脳の病気をした先祖は?」と聞いたら、殆どが脳卒中で倒れて短命だという。 そして最近、眼圧も高いし太ってきたという。 我々から見ると早くポックリ逝きたいといっているようなものであ…

頭痛について

以前でしたら頭痛は緊張型頭痛が多く肩こりと連動していましたから、肩の治療で殆どが良くなっていました。 しかし最近は頭痛の原因は「セロトニン説」が有力になり、血管拡張型頭痛で数十年悩んでいる方も多く来ます。 いわゆる偏頭痛で赤ワインやチョコレート、グルタミン酸などに反応する方も多く、我々が肩の治療だけでは改善しません。 私の師匠はこの頭痛を混合感染として治療していますが、効果を上げています。 我々が…

まぶたと肩こり

なかなか治らない肩こりの原因の一つにまぶたの筋肉の問題があります。腱膜性眼瞼下垂症と言って加齢や化粧、コンタクトや眼の擦りすぎなどで、まぶたの板とまぶたを挙げる筋肉をつないでいるすじが、瞼板からはずれてゆるんでしまうことによって起こります。結果、眼瞼下垂になります。これを補うために、眼瞼挙筋に付随しているミュラー筋という小さな筋肉を収縮させてまぶたを開けます。ミュラー筋は交感神経支配で緊張すると頭…

頭痛

頭痛の原因 まずは眼・歯・鼻の病気との関係。痛みの出ている場所に近いことが原因だが影響力は大きい。次に骨格のゆがみ、首でも肩でも、腰や胸骨(胸の前面の骨)のゆがみまで影響する。次はホルモン異常。これは女性の場合、子宮卵巣関係を疑う。次は自律神経失調症。これは交感神経優位など偏りが影響している場合が多い。次に腹圧。胃腸の機能障害や腹圧の上昇による心臓圧迫などで起こる。次にこれがやっかい。感染症。血管…