講演会と高血圧

これは以前、免疫で有名な安保徹教授から教えて戴いた話したが、「私などはしゃべる機会が多いが、どうも坐ってしゃべると話に迫力が出ない。立ってしゃべると気迫というか迫力が出る。その時の血圧がどれくらいか測ってみたら、最高血圧が180mmHgだった。やはり交感神経興奮というか、アドレナリンというか、このくらいの血圧がないと生徒に伝わらない。」
以前、テレビで歌舞伎役者の血圧の話を聞いたことがあった。有名な演目の1番いい場面では血圧も脈も200ぐらいになるという。これでは歌舞伎役者は短命である。過酷な舞台をこなし、身体に大きな負担が来ている。
医者でも弁護士でも教授でも起業家でも、色々な場面でしゃべることはよくあると思う。そういう学会やセミナー、講演会の時に高血圧は身体が交感神経優位にしてくれているのである。しかし講演会などが終わり、日々の生活の時の高血圧は病気である。あまり交感神経優位を続けると身体がボロボロになるのでお薦めはしないが、常にリラックスの副交感神経優位でもアレルギーが起こってしまう。ゴムもそうだが伸ばしたり縮めたり適度が1番長持ちする。

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