常連さんが定期的な健康診断で医者から、「少し甲状腺が腫れている。」と言われたという。その後、超音波診断と血液で問題ないことがわかったが、たまたま相談した医者に違うことを言われたという。1人からは「こういう腫れは殆ど問題はない。一度調べて大丈夫ならそんなに調べなくても言い。」と言われ、他方からは「念のため、毎年チェックした方がいい。何か出てくるかもしれない。」と言われたという。我々から見るとそんなに違うことは言っていないのだが、患者にしてみると大分雰囲気が違うと感じたようだ。この違いはどこから来るかというと、その医者が今まで診てきた甲状腺機患者に問題がなければ、「問題はない。」と言ってしまうだろうし、大丈夫だと思っていた患者から甲状腺がんでも出れば、「念のため・・・。」となってしまう。結局過去に診た患者の延長線上で判断しているのである。我々もそうだが、捻挫や坐骨神経痛で以前から苦労しているから、「捻挫や坐骨神経痛は本当に治りにくいのがある。完治まで徹底した方がいい。」と言ってしまう。この違いで言葉が変わる。医者も人の子である。
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