ではブログランキングの続きを書いてみたい。
30位 砂糖は麻薬
31位 季節の治療
32位 首の横が硬くなる理由
33位 病気ドミノ倒し
34位 足の爪治療
まず30位の「砂糖は麻薬」だが、麻薬という言い方をすると患者は、「そうですよね、甘い物はやめられないですものね・・・」と言う。こちらは本当に覚醒剤と同じで麻薬と言っているのだが、中々真意が伝わらない。甘い物の要求というのは何年やめていても、すぐに食べたくなるほど強烈である。煙草だと何年か吸わないでいるとそんなには欲しくなくなるが、砂糖は違う。時々芸能人が覚醒剤などで捕まるが、その犯人と同じぐらい中毒性が高いと言いたいのである。
31位の「季節の治療」は毎月来るほどではないが、年に1度の治療では足りない方に言っている。「春の治療、夏の治療、秋の治療、冬の治療」で年4回、3ヶ月毎である。「今回は春に来たからじゃ次は7月頃にでもお世話になるか。」と言った感じである。毎月必要な方には、「誕生日々 たんじようびび」と言っている。亡くなった方の月命日の生きている方番である。例えば4月8日生まれの方は毎月8日に来ることを意味する。自分の誕生日の日は忘れない。これが誕生日々(たんじようびび)である。
32位の「首の横が硬くなる理由」は首の横に胸鎖乳突筋(きょうさにゆうとつきん)という筋肉がある。この筋肉は脳神経の影響を受けるので、ストレスや不眠などの脳の興奮の状態をよく表す。あとは耳や喉などの調子が悪くなるとこの筋肉が硬くなる。胸鎖乳突筋が硬ければ、「ストレス」「不眠」「周辺の病気」をまず疑う。
33位の「病気ドミノ倒し」は何処か身体の1ヶ所が悪くなると、次から次へと症状がまるでドミノ倒しのように起こる事を言っている。例えば歯が悪いとよく噛めないので、胃を壊す。胃が壊れれば腸の動き駄目になり、便秘や下痢を起こす。そうなると腹筋が弱くなり、腰が痛くなり、足に血が行かなくなるので、足が冷える。だから「腰痛」や「足の冷え」は「歯を治す」のである。しかし腰痛の人に、「あなたの腰痛は歯が原因」と言って理解はして戴けない。ちゃんとどうドミノが倒れたかを説明しなければならない。
34位の「足の爪治療」は以前、脳梗塞を患った芸事の家元を治療していたときに、中々膝が治らず困っていたが、ある夏の日、その時はいつもみたいに足袋を履いていなかった。何気なく足の爪を見たら、足に何か落としたみたいで爪が半分死んでいて、その爪があるので新しい爪がはえて来れなかった。気になったので持っていた道具で古い爪を取ったら、次の瞬間、「あ、膝が痛くない」と言ったのでびっくりして、その後色々な方で実験したら、足の爪は膝痛と関係があることを掴んだ。何事も経験がものを言うが、ゴルフの方にこの話をして、爪を調整したら、「いつもより真っ直ぐ飛んだ」とか、「ボールが曲がらない」と言われた。特にお年寄りで自分で足の爪が切れない方は多い。連れ合いも目が悪いとか、娘には頼めないなどで、困っている方は多い。当院では数人か数ヶ月に1度爪だけ切りに来る人がいる。こんな所にも膝痛治療のコツがある。