このブログではあまり喘息に関して一般的なことや専門的なことは書かず、意外と知られていない「喘息と全身の関係」という視点で過去のブログから少しまとめてみたいと思います。
- 「不眠症」「寝違い」「喉の痛み(喘息)」の反応点は同じ場所-これは喘息患者は首と肩の間によく反応(筋肉が硬くなる)が出るのですが、この場所は不眠や寝違いでも硬くなる場所です。ですから喘息を長引かしてしまうと、不眠や寝違いを誘発してしまいます。喘息なら呼吸器、不眠なら神経内科、寝違いなら整形外科にかかるでしょうが、この3つはお互いに影響を及ぼしています。ですから喘息が良くなり、首のこりが減れば不眠や寝違いも楽になるのです。やはり身体は縦割りだけで診るとわからないことが多くなってしまいます。
- 足のシビレを喘息治療で治す話-これは喘息などで粘膜の状態が良くないと、ヘルペスなどのウィルスが暴れ、足のシビレが治りにくいという話です。
- 突然起こった喘息発作-これはアスピリン喘息は有名ですが、最近では「着色料」「防腐剤」「香料」の中にも喘息を誘発するものがあるのでインスタント食品やコンビニ食は注意が必要です。
- 喘息と腰痛-これは咳を止めるために気管支拡張剤や抗生剤を多用したことにより胃炎を起こし、腹筋力が低下したために腰痛が起こった話です。胃を壊すと腰痛に直結しますから注意が必要です。今までで1番ひどい例は、水虫の飲み薬を3ヶ月飲み続けすっかり胃を壊し、それが原因で腰が治らなかった方がいましたが、これは水虫や喘息の薬に限ったことではなく投薬全般に言えることです。患者さんによっては薬をやめられない方は多いので、胃腸に対してはいつも気にかけていないと簡単に腰痛が起こることを知って頂きたいです。
- 咳をしているときは腕を使うな-これは理由が2つあって、「咳のツボが腕にある」ことと、「腕の反応点が喘息の反応点に悪影響を及ぼす」という事です。腕は自覚が出ないので、パソコンなどでマウスのクリックを頻繁にすると悪化します。その結果首や肩こり、頭痛が簡単に起こります。首肩がおかしくなれば喘息は簡単に悪化します。中々腕と咳の関係は指摘されませんが、とても密接です。我々は時々腕の治療だけで咳が鎮まる事を経験しています。
- 胸骨のゆがみ(咳について)-胸骨とは胸の前面にある骨のことです。咳をするとその胸骨の脇が痛くなります。逆を返すと胸骨を治療すると咳は軽くなります。われわれはよく皮内鍼を貼って咳を鎮めます。
- 2年間止まらない咳-これは少し専門的に話ですが、これだけ長い間咳が止まらないと普通の治療では改善しません。そんな時のヒントは、「ニーム茶」か「マイコプラズマ・ファーメンタンス」です。リンクが貼ってありますので、ご覧下さい。
- 五十肩と咳-これは五十肩で肩の筋肉の炎症が喘息の反応点にまで影響を与えるという事です。ですから五十肩も喘息も同時に治療しないと咳は良くなりません。
- 胸がザワザワする話-この胸がざわざわするということは「胸骨のゆがみ」や「ヤダモン君-心臓の反応」があるということで、喘息の反応点も悪影響を受けるという話です。
- 関節痛が楽になるお庭(木材とペンキ選び)-これは以前、喘息の子を持つ親が、「私はBi-Digital O-Ring Testの話を聞いて、家を新築するのに、この子の身体にいい木材を選んで頂きたいと思い来ました」と言われ、檜を選んだことがありました。同じように関節痛や喘息にいい庭というのはあると思います。例えば木の種類や色の組み合わせ、波動や光の通り道、オゾンのことまで計算すれば、「庭を見ているだけで咳が楽になる」というのは作れると思います。
- 乾布摩擦とスクワラン-子供の頃は学校で乾布摩擦をやったいた記憶がありますが、今では一部の幼稚園しかその光景を見ません。東洋医学では「肺と皮膚」の関係は昔から言われていて、「肺を強くするために皮膚に刺激を与える」事が当たり前になっています。そこが分かると風邪を引かない身体を作るためにどうして乾布摩擦をするのかが分かると思います。