以前からブログで、「お人好しは考えもの」と書いている。最近は「お人好しはダメ」と明言している。理由はいくつかあって、人に親切にすること自体は勿論いい事だが、それは自分の心と身体にゆとりのあるときで、忙しく動き回っている社長などは、かえって自分の首を絞めることがある。うちには何人もお人好しの社長が来ているが、「こんな時に人の世話を焼いて、自分の体調を悪くして会社に影響が出るのは考えものではないですか」と言いたくなってしまう。勿論相手のためと思ってやっていることなのだが、相手はそんなに感謝していなくて、場合によっては裏切られる。そうなると社長はイライラしてしまう。見返りを求めるわけではないが、やはり期待はしてしまう。そして、こういうことが続くと、うちに来て、「この間、○○さんに△△してあげたけど、こんな結果になった・・・」と言う話をする、というわけだ。そうなら多少人から親切な人ではないと思われてもいいから、自分の体調を守るべきだと思ってしまう。自分一人ならまだいいが、組織を抱えていると社長の体調が指揮・統率に大きく影響してしまう。以前、「身体のこりと社長の判断」でも書いたが、社長の仕事は持ち込まれた問題を腹にため込み、我慢して、必要な時に吐き出すわけである。しかし社長の体調が悪いと必ず、短絡的な答えしか出せない。「じゃ、いいよやって・・・」となってしまう。これでは組織が回らない。30代40代ならいいが、還暦近くになったら、お人好しは考えものである。人から嫌われる勇気も時には必要である。仕事柄、身体の本音から見た生き方というのはある。段々年を取っていくに従って必要な生き方だと思っている。
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