キーワード パソコン病

パソコン病のとなりは鬱病

以前からパソコン病については何度も書いている。原因は腕のこりで腕は自覚が出ないから、首や肩がおかしくなる。そうなれば当然、頭の血行不良が起こる。パソコンのやり過ぎでストレスがかかり胃がやられ、腸までおかしくなる。頭の神経伝達物質は腸で作るから、益々頭が働かなくなる。これが続けば簡単に鬱病になれる。だから我々は腕のこりを診ると、「この方、鬱病大丈夫かなぁ。」と思ってしまう。患者はただ首が痛いとしか言…

パソコン病の思い出話

これは大分前の話だが、インターネットが発達し始めた頃、常連の外人さんが首が痛いと言って来た。話を聞くと、あまりの首の痛さに救急車で運ばれ調べたが、何も検査では引っかからず、痛み止めも全く効果がなかったという。そのあとうちに来られ首の治療をしたが、「no change 変化なし・痛みは変わらない」と言っていた。仕方がないので、「では次回いつもより多めに時間を取って下さい。全身診ますから」と言って帰し…

パソコン病治療のコツ

パソコン病の話は以前から書いている。いわゆる人差し指のクリック病であるが、治療となると中々手強い方がいる。単純に腕を揉んで良くなればいいが、殆どの方は簡単には腕がほぐれない。屈筋や神経の走行、伸筋腱の付着や反対側の治療とあの手この手を使わないといい結果が出ない。そんな時辛いのが指の痛みだけであれば、整形外科でステロイドの注射を勧めている。即効性があり、うまくいけば1回の治療で痛みが治まってしまう。…

パソコン病

パソコン病の特徴は「腕のこり」です。例えば右マウスでしたら、クリックの多用によって起こる「右人差し指病-クリック病」です。怖いことにこの「腕のこり」は自分では気がつきません。自覚症状が出ないのです。「腕のこり」がひどくなり、「肩こり」と「首のゆがみ」となって初めて首肩に症状を感じます。そこまでいくと治療を受けようという気持ちになります。ひどい方になると「首のゆがみ」のせいで、頭の血行不良から「鬱病…

パソコン病

原因は腕のこり 首のつらさの原因はほとんどが腕のこりです。腕はストレスか使い過ぎ以外にこりません。最悪なのは仕事でのストレス、長時間のパソコン作業、いつも重い鞄 を持つ・・などが重なる事です。腕は酷くなっても自覚が出ない場合が多いのです。腕の辛さを訴えてくる方は殆どいません。腕のこりが肩甲骨の動きを悪く し、首のこりの原因になるのです。いくら首が辛いといっても、首だけを揉んでも治りません。首や肩の…

1年後に同じ症状で来た人

1年前に下記の症状を持った方が来た。少し列挙してみる。 腕のこりが酷く原因はパソコン病(自覚が出ないところ)とストレス 鞭打ちの後遺症の反応があり首がおかしいと予想できる 胸骨のゆがみがあり、首肩の痛みが長引いていることが予想される 喘息の反応点がある ヤダモン君の反応がある(仕事をしたくない) 首のゆがみがありマウスピースは必要 甘い物取りすぎで左の背中が硬い-「砂糖は麻薬」と指導 眩暈があるの…

左首が痛いと言われて

常連さんが左首の痛みが数ヶ月取れないと言う。こんな時は何を考えたらいいのだろうか?少し列挙してみたい。 筋肉や骨、靱帯の異常-レントゲンを撮り、何も出なければMRI 神経症状は血液などの一般検査では出ないので、専門に神経を調べる 甲状腺の異常-採血と超音波診断 喉の痛みが原因-喉の内視鏡 噛み合わせ異常-歯医者でマウスピース 左の首(鎖骨周辺)は全身からリンパが集まるところ-リンパが腫れる原因を調…

首の横が硬くなる理由

首の横の筋肉を胸鎖乳突筋と言います。この筋肉が硬くなる理由は下記の3つです。 不眠 ストレス(脳神経の中の一つ副神経が入り込んでいるため) 周辺の環境(耳が悪く、喉が痛い、姿勢など) 「不眠」も「ストレス」もどちらも脳の関係です。脳神経は殆ど頭や顔を支配しているのですが、一部首や肩などにも神経の枝を伸ばしています。「不眠」も「ストレス」などで脳神経が興奮すると、支配下の筋肉が硬くなります。これは臨…

一番辛いところを最後に治療する理由

肩や腰の痛みで来る方は多いが、私自身、「一番辛いところは最後に治療する」ようにしている。 理由は肩なら肩の痛みの出た原因と経過を重要視しているからである。 例えば左肩や首の辛さを訴えた場合、まず反対の右腕から治療する。 右腕はパソコン病で一番やられるところで、別名、「クリック病」と言われている。 クリックのしすぎで右腕が疲れるが、腕は自覚症状を出さないので、右肩・首の痛みという症状を出す。 基本は…

腕をちゃんと揉める先生

常連さんが、「何となく腕がだるくやる気が出ない。腕を揉めばいいことは分かっているが自分で出来る方法はないか?近所に行ったが中々いい先生と出会えない。」と言う。さすが常連、何が原因で何をすればいいかが分かっている。まず自分で腕を揉む方法だが殆どない。以前ハンディマッサージャーを紹介したことはあるが、それぐらいしか思いつかない。いい先生は普通、10人に1人である。しかし腕の治療となると、何故腕を揉むの…

久しぶりに診た手強い患者

常連さんの紹介で、左肩と肩甲骨が辛いという方が来た。こういう場合は経験上、「右腕のパソコン病」「首のゆがみ-噛み合わせ」「喘息」と大抵、パターンが決まっている。一つずつ診ていったら、「右腕のパソコン病」はあるものの、そんなに左肩に影響を与えていない。「首のゆがみ-噛み合わせ」はあるものの、思ったほどひどくない。「喘息」の反応点があったので、「喘息あるでしょう?」と聞いたら、「全くない。」という。こ…

年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【まとめ】

【30代】体のこと別に気にしていない まず30代の方の特徴は10代・20代と何も体が変わっていないと感じていることです。確かにアフターファイブも元気だし、多少徹夜してもへこたれません。ゴルフだって絶好調、体のことを考える事はありません。しかし皆さんの体を診るとそんなことをいっていられるのは33才まで、そこから5年で一つの転機が来ます。私は「男の38才説」と言っているのですが、仕組みは次の通りです。…

小鳥タイプ詳細

小鳥タイプとは人の身体の筋肉の質を何パターンかに分類した時の1つの呼び名です。 大きく分けますと「小鳥タイプ」「ライオンタイプ」「宇宙人タイプ」「ターミネータータイプ」とおおよそ分類できます。 小鳥タイプは細身の女性に多く、いつも腰が痛いと言い、頭痛、生理痛、膝痛、坐骨神経痛や冷え性に悩まされ、体力が続かずすぐ根を上げてしまいます。それでも頑張ると信じられないような症状が出てきて、身体にやめさせら…

年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【30代】

【30代】体のこと別に気にしていない まず30代の方の特徴は10代・20代と何も体が変わっていないと感じていることです。確かにアフターファイブも元気だし、多少徹夜してもへこたれません。ゴルフだって絶好調、体のことを考える事はありません。しかし皆さんの体を診るとそんなことをいっていられるのは33才まで、そこから5年で一つの転機が来ます。私は「男の38才説」と言っているのですが、仕組みは次の通りです。…

パソコンのやり過ぎで左肋骨の際の痛み

常連さんが珍しく左の悸肋部(肋骨の際)が痛んだという。本人は膵臓と思って慌てて温灸をしてという。我々から診るとその場所の痛みは①肋間神経痛②左結腸曲での通過障害(大腸が下に行くために曲がるところ)③脾臓の痛みぐらいしかない。便秘なら結腸曲だが、この方は便秘はないのでおそらく違う、脾臓はちょっと考えにくい、結局肋間神経痛ではなかろうかと思う。なぜかというと前回の治療の時にパソコンをやり過ぎて右腕に負…

ネットワーク論その3

前回のメルマガ配信の続きでネットワーク論その3を書いてみたい。 「パソコン病と眩暈(めまい)」 パソコン病の最大の問題は腕のこりである。クリック病というかマウス病というか人差し指の使いすぎである。 これが慢性化すると肩こりと首のこりが起こる。 それでも負担をかけ続けると首のこりから首のゆがみに悪化してしまう。 首がゆがめば頭に行く血流が悪くなり、耳への血行も影響して眩暈を起こす。 こうなると眩暈を…

一つ病気をしたら他にも何かあると疑え

これは経験的に言えることだが、例えば乳がんの手術をしたとする。 そうすると必ず他にも何か異常がある。 例えば子宮や卵巣など婦人科の問題、鼻炎、喉、食生活、生き方・・・。 当院では検査で引っかかったり、手術をした後は必ず他もちゃんと調べるように指導をしている。 がんにしても食生活や過度のストレス、過酷な生き方なとがかかわっていれば、どこか一ヶ所の問題だけでは済まない。 たまたま手術で取ったところは一…

普段治療しないところが大事

患者さんの中にはかかりプロというか、治療に慣れている方は多い。 我々の業界に数千万円のお金を落としている方もいる。 私が生まれる前からかかっている方もいる。 治療技術は解剖を学び 自分なりに考えて作ったが、どうも数ヶ所普段あまり一般の先生が治療しないところがある。 1.太腿の前面-ここは自覚症状が出ない。この筋肉が硬くなると膝痛を訴えてくる。また胃腸障害でも出やすい。腰痛や坐骨神経痛の時は見落とし…

ウルトラスーパードツボの男の38才

紹介でここ3-4年、肩が痛いという40才ぐらいの男の人が来た。仕事を聞いたら一日中パソコンをやっている。腕を診たら典型的なパソコン病である。こういう場合は腕を治さないとパソコン病は治らない。しかし腕の反応は出ない。腕が辛いと言って来る方はいない。それがすべて肩の痛みや首のゆがみに悪影響を与えてしまう。この方は困ったことに不眠症とパニック症候群もある。パソコンのやり過ぎで首のゆがみ(頭への血行不良)…

首のゆがみの顎下腺炎

首がなかなか治らない方が通院している。全身を拝見して仕事がシステムエンジニアなので、パソコン病の腕の治療で治まると思ったら、殆ど首は変わらないという。本人が、「何となく喉が辛いときに鼻が詰まり、そんな時は首もダメだ。」と言う。調べたら、顎下腺炎である。これは耳鼻科に行ってEAT(Bスポット療法)を受けなさいと指導をした。ついでに顎関節も気になったので調べたらこれも危ない。歯医者も同時に紹介した。も…