キーワード 刺激物の摂取

背中を診れば食生活が分かる(甘い物取りすぎで左腰痛、刺激物の摂取で右腰痛)

私はよく初診の方に、背中を診て「甘い物の食べ過ぎ」と指摘します。言われた方はびっくりしますが、背中にはどんな食生活をしてきたかがよく書かれています。勿論文字で書かれているわけではありません。背中のここが硬くなるのは膵臓の反応だから、きっと糖分を取りすぎているに違いないと判断するわけです。よく治療を受けられる方ですと、どんなお酒をどれくらいの量飲んだかまでわかります。私は魔法使いではありませんが、治…

背中の痛み総まとめ

背中の痛みはどう考えたらいいのでしようか。少しまとめて見ました。  骨に問題(外傷や年齢的な背骨の変形)があればレントゲンで圧迫骨折や変形などはすぐにわかります。 骨以外の問題となると、靱帯、筋肉・血管・神経を疑うが、靱帯や筋肉・神経となるとMRI、超音波診断などが必要になり、血管の問題となると造影剤を入れなければなりません。 姿勢からくるものであれば、前後左右、骨盤の前後屈を診れば、正しい形に指…

ブログランキング1位~4位

いよいよ最後です。この話をどれだけ多くの方にしたかわかりません。 1位 腕のこりに関して 2位 下腹部の反応点「ハムストリング」 3位 背中を診れば食生活が分かる(甘い物取りすぎで左腰痛、刺激物の摂取で右腰痛) 4位 脛が硬くなる4つの理由 まず1位の「腕のこりに関して」ですが、やはりこの話かと思いました。身体には2ヶ所、自覚症状が出ないところがあります。「腕」と「太腿」です。何故出ないのかは仮説…

こんな症状に注意

仕事柄、患者さんの訴える症状には細心の注意を払っている。下記のように症状は一般的に十分知れ渡っているとは言いにくい。少し披露したい。 眩暈が20分以上続く-脳の血管が詰まったり流れが悪くなったりする脳梗塞の可能性があり、血行不良により平衡感覚の消失 片方のまぶたが下がる-脳出血などでまぶたを動かす神経が機能しない 匂いを感じない-脳梗塞や認知症、頚椎損傷などで嗅覚に関わる神経が影響を受ける 口の端…

ご褒美にビーフジャーキー

これは大分前の話だが、常連さんが全然甘い物をやめられないと言う。以前から「砂糖は麻薬」と言っているが、酷い人になると仕事のご褒美で日に2個ショートケーキを食べるという。これはやり過ぎである。当然、痩せなくて困っている。何か良い変わりはないかと探した。カロリーが少なくて、持ち運び便利で高級感があって腐らない、食べて満足感があるもの、「あ、ビーフジャーキーなら」と思って、多くの患者に伝えた。しかし極め…

体験したから分かったこと

今年の正月はぎっくり腰の実験をして失敗して、動けないことから始まった。 今までも何度が実験をして、考え方が変わってしまったのでその話をしたい。 1.ぎっくり腰-以前は、「ぎっくり腰は腰の炎症だから冷やして風呂はダメ。」と言っていたが、風呂で温めて楽になったという声が増えてきたので、自分が腰を痛めたときに実験してみた。入ってみてビックリ、痛みが半分以下になっていた。その体験以来、ホームページのぎっく…

捻挫と胃炎

今日来た方は右足首の捻挫が長引いているという。身体を診たら、右の太腿は(大腿四頭筋)数ヶ月の硬さで、これでは腰までおかしくなってしまうと言ったら、「ここのところ腰の調子が悪い。」という。捻挫でさぞかし反対の脚は頑張ったのだろうと思って左脚を診たら、典型的なスタマックライン。胃炎である。話を聞いたら、胃も気になっていたという。背中を診たら、胆嚢の反応が強い。これは刺激物の摂取(油か辛いもの)であり、…

何故いつも右側から治療するのですか?

今日来た方が、「何故いつも右側から治療するのですか?私の辛いのは首なのにどうして何時も右腕から診るのですか?」と聞いてきた。これは中々良い質問である。これには理由が2つあって、一つ目は首の痛みの原因が首になく、周りの環境に左右されるから腕を診ているのである。腕が硬くなるのは「ストレス」か「使い過ぎ」なので、片腕だけなら使い過ぎだし、両腕のこりならストレスとわかる。腕の硬さを診るだけである程度首の状…

お通じがあれば腸は大丈夫か?

ライオンタイプの常連さんが珍しく腰が辛いという。試しにハーフマラソンで身体を動かしたが、良くならないという。下半身を診ると骨格、筋肉には何の問題もない。背中を診たら、「甘い物取りすぎ」「刺激物の摂取」「座り疲れ」と書いてあった。今、どんな生活をしているのか聞いたら、「頼まれた仕事で会議ばかり、移動は車、会食も多い。」と言う。これでは身体は持たない。こういう場合は内蔵の機能低下なので、「お腹の調子は…

年2回のぎっくり腰と辛いもの

今日紹介できた方は24才で年に2度ほど、ぎっくり腰をするという。MRIでヘルニアを指摘されたので、仕方がない部分はあるが、身体を診たら「胃炎の歴史が8年」と書いてある。胃酸過多もあり、骨格からパパコピーがわかった。「あなたはパパコピーでしょう。お父さんは太っている?」と聞いたら、「80kg」と言う。このままではお父さんと同じ運命になることは間違いない。そして背中を診たら、「甘い物取りすぎ」と「刺激…

局所環境論

肩でも腰でも何処が痛くなるかで明確に原因が違う。 腕の使いすぎで肩甲骨の内側、心臓の反応で左の肩甲骨の下、喘息は首の後ろ、寝違いは喘息と同じ場所だが範囲が広い。 腰も甘い物取りすぎで左の腰の上、刺激物の摂取で右の腰の上、ぎっくり腰は腰の下で真ん中、坐骨神経痛はどちらか一側、腸は腰骨の上で左側。 一般的に肩首腰痛と言っても、身体はその原因の違いを明確に表している。 それを正確に読み解くのが仕事だが、…

腰痛アラカルト

仕事柄、腰痛の方は毎日診ている。一概に腰と言っても場所によってなぜ痛くなったのかの原因が違う。ぎっくり腰は仙腸関節の反応だし、坐骨神経痛なら殆ど一側にしか出ない、腸の反応は特定の場所以外でないし、甘い物取りすぎは左の腰の上、刺激物の摂取は右の腰の上、図には書けなかったが、座り疲れは場所的には甘い物取りすぎは刺激物の摂取と同じ場所。明確に辛くなる場所が違う。だから身体を診て、「これはぎっくり腰ではな…

手強い生クリームの話

今日来た方は脚の反応点を診ただけで胃腸障害ということがわかり、硬さから判断して15年ものと説明した。話を聞いたら19才から激辛ラーメンにはまり、食べ続けているという。さぞかし右の背中(胆嚢の反応点)が硬いだろうと思って診たら何ともない。以前背中を診れば食生活がわかるで書いたが、甘い物取りすぎは膵臓の反応で左の背中、刺激物の摂取は胆嚢の反応で右の背中に反応が出る。しかし反応が出ていたのは左で甘い物取…

中性脂肪を下げるために

常連さんが血液を調べてもらったら中性脂肪が高いといわれ動揺している。数値を聞いたら350mg/dlだという。正常値が150mg/dlだから高いと言えば高いが、我々からするとほんの少しの過食程度の話である。私自信、酷いときに中性脂肪が600mg/dlまで上がりさすがに夜食とお酒を控えた。肝臓のエコーも見せられて、「こんなに脂肪がたまっている。」と医者に言われたという。まず中性脂肪というが高くなる原因…

ライオンタイプを治療しながら小言が出る

ライオンタイプで見るからに社長という方が来ている。この方の身体を診る度に、私は小言を言っている。「今までは身体に自信があるから多少辛い症状が出ても無視してきただろうが、50才を超えるとそうはいかない。20才の頃と比べて体重は15kg増え、今までなら簡単に治っていた首や腰の痛みも自然に回復しない。背中を診ると外食ばかりで、甘い物取りすぎと刺激物の摂取は聞かなくてもわかる。腕や足を診ればストレスはたっ…

下痢対策の話

以前から「鼻」「歯」「腸」に問題のある方は中々よくならないと書いた。この中でも先ずはじめに治療するのは腸である。本人も子供の頃から下痢体質と諦めている方でも乳酸菌の摂取やお酒の量や刺激物の摂取、脂肪分の制限などで下痢が改善することは多い。まず大人になると飲み会が頻繁になる方がいる。以前、ウィルス性の疾患で中々良くならなかった方がお酒の量を1/3にして、劇的に良くなった方がいた。本人もこんなにお酒を…

寝たきりと食生活

風邪で寝込むことはよくある。寝過ぎて腰が痛い経験をされた方も多いと思う。こんな時は注意が必要だ。寝過ぎて腰に痛みの出るところと、食生活で刺激物の摂取、甘い物取りすぎは同じ場所に出る。風邪で寝ているときは栄養を取らなくてはならないと甘い物や、食欲が出ないから刺激物を摂取していると、腰痛が悪化する。水分は必要だが、具合の悪いときは胃腸を休め、ゆっくり寝ている方が良い。栄養のことなど考えなくてもたっぷり…

治療の的確性

以前にある先生から「治療とは相手の心の力を引き出すこと。」という貴い言葉を頂いた。当時は若くて意味もわからず、「ではどうすればいいのですか?」と伺ったら、「的確性、それ以外に無い。」とご指導を頂いた。 最近、この言葉が胸に刺さる。 最近治療した方でもこれだけ的確性に欠けている。 1.膝痛で患部に注射をしていた-太腿の治療で改善 2.指のケガが原因の背中の痛みを暖めていた-炎症なので冷やす 3.捻挫…

花粉症

花粉症について2つ3つ皆様にアドバイスをしたい。先ず花粉をブロックする方法だが、鼻にゴマ油を塗るとブロックできると教えて下さった方がいて、色々な方で実験したがいい成績だった。先日花粉症の論文を見ていたら、ワセリンを使うといいと書いたあったが、原理は同じである。次に足に花粉症の時に効くツボがある。「太衝-たいしょう」である。足の第1・2趾の骨のつなぎ目である。鼻の症状があるときにここを押すと楽になる…